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2009年12月3日(木)

【剣闘士育成日記】第1回 PSP用ACT『剣闘士』でオリジナル剣闘士を育てます!

文:電撃オンライン

■『電撃プレイステーション』的オリジナル剣闘士育成日記 その1

【目指すは小悪党 小物臭漂うジャミバ様登場!】

 ウィス、『電撃プレイステーション』の『剣闘士』担当ライター、アツゴロウです。さて本作は、ある者は自由を、ある者は名誉を求めて命がけの戦いに挑む剣闘士の世界を描く本格ACT。勝利すれば望みのものが得られるものの、敗北すれば死ぬこともありうるという、弱肉強食の戦いが日々繰り広げられるワケです。そんな世界を生き抜くためにはどうすればいいのか? と考えたとき、ふと自分の頭に浮かんだセリフ……それは

「勝てばいい、それがすべてだ!」

 という某世紀末バイオレンスコミックの名悪役のものでした。これは一見、小悪党の言い訳にしか聞こえませんが、じつは『剣闘士』の世界の真理を突いたセリフでもあります。そう、勝たなければ何も得られないのですよ、戦うことだけを求められる剣闘士という存在は! というわけで(?)、自分が育成するのは、勝つためには手段を選ばない剣闘士。相手の武器をネチッこく攻撃して落とさせたり、逃げという名の戦略的撤退を繰り返したりして、とにかく勝利のみを目指します。こんなプレイではコロッセウムの観客からブーイングが巻き起こりそうですが、それを平然と受け止めてこそ真のヒール(悪役)。逆に「オレの名を言ってみろぉ!」と観客を挑発し返すような“悪の華”が最終目標です!

■悪の天才剣闘士、ここに誕生!?

 育成のコンセプトは決まったので、まずはキャラメイクに突入します。でも、せっかくの●ャギ様リスペクトキャラだから、顔や髪型も似せたい! と思ってたら、なかなかピッタリな顔や髪型がなくて困りました。まあ原作では顔がつぶれていたし、さすがに似たパターンはないよなあ……。ということで、外見は某コミックで同じく小悪党として有名なア●バに似せてみました。これが意外にしっくりくる。名前も2人にちなんで“ジャミバ”。いや、ここは“ジャミバ様”と呼びます。「オレは天才だ~!」とか言いそうだし(笑)。

『剣闘士 グラディエータービギンズ』 『剣闘士 グラディエータービギンズ』
▲目の周りのクマと長髪がア●バっぽい。服装を“下級剣闘士の服 B”の白地にしてみたら、ホントに銀の聖者の偽物っぽくなりました。いかにも卑怯&小物臭くてイイ感じ!

 キャラメイク終了後は、訓練士とのチュートリアルなどをサクッとプレイしたあと、武器のスタイルをどうするか考えることに。スタイルには大きく分けて片手剣・大盾・二刀・格闘の4種類がありますが、剣と盾はオーソドックスかつ王道なので除外。むしろ邪道を目指したい。格闘についても、正々堂々とした感じが卑怯さと対極なのでスルー。ってことで、残った二刀を選ぶことにしました。強力な技などが繰り出せるアビリティについては、二刀は一撃の威力よりも手数で勝負する印象があるので、攻撃力に関係するSTR(筋力)は極力上げず、スキルを連発できるようになるEND(持久力)を中心にアップ。手薄な防御を補うため、体力に関係するVIT(生命力)もそこそこ育てることに。

 戦法としては、チマチマ攻撃して敵にダメージを与え、攻撃されたら逃げるというヒット&アウェイが理想ですね。試しに訓練士相手に練習してみたけど、仕上がりは上々。これはもしや、最初からジャミバ様大活躍の予感!?

■ジャミバの求める剣闘術はまだ遠い……

 ……とか思ってたけど、闘技祭に出てみたらぜんぜんそんなことはなかったぜ! ……いや、マジでスミマセン、剣闘ナメてました。二刀は攻撃スピードが速く有利に攻撃できるけど、盾がないぶん相手に攻められると正直ツラいです。「敵の攻撃が来たら逃げる」という戦法も、その際は敵に後ろを見せることになり、防御は不能。攻撃範囲の広い技を使われたら全然よけられませんでした。こいつはしっかり練習しないといけないなあ……。

『剣闘士 グラディエータービギンズ』 『剣闘士 グラディエータービギンズ』
▲後ろからザックリ斬られるジャミバ様の図。逃げるにしてもタイミングを見極めないとエラいことになります。特に槍などの長物を持つ敵は要注意なので、ちゃんと防御したほうが安全かと。

 というわけでしばらく練習を重ねたワケですが、慣れてくると敵の攻撃のタイミングも徐々に分かってきて、こちらの攻撃や逃げも結構成功するように。ド汚ない(ホメ言葉)背中からの攻撃もうまく当てられるようになりました。あと、敵が右手に武器を持っていることが多かったので、左手に威力の高い武器を装備して攻撃したところ、相手の武器がおもしろいように落ちる。おかげで受けるダメージもだいぶ減りました。こういった試行錯誤でうまく戦えるようになるのは、やっぱりACTの醍醐味ですね。

 そんなこんなで勝率の上がったジャミバ様は、なんと下級から中級剣闘士へとランクアップ。ですが、この先に新たなカベが立ちはだかり……、といったところで今回の育成日記は終了です。次回は「完成! ジャミバ流剣闘術!!」をお贈りします(このネタ、わかります?)。

『剣闘士 グラディエータービギンズ』 『剣闘士 グラディエータービギンズ』
▲卑怯の限りを尽くして中級剣闘士に成り上がったジャミバ様。彼の次回の活躍にご期待ください! ……打ち切りエンドじゃないですよ? ちゃんと次回に続きます、一応。

→『電撃ゲームス』は、拳で語る漢(おとこ)剣闘士!(3ページ目へ)

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データ

▼『剣闘士 グラディエータービギンズ』
■メーカー:アクワイア
■対応機種:PSP
■ジャンル:ACT
■発売日:2010年1月14日
■価格:5,040円(税込)
 
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