【剣闘士育成日記】第2回 PSP『剣闘士』のオリジナル剣闘士、順調育成中！

文：電撃オンライン

■『電撃ゲームス』的オリジナル剣闘士育成日記　その2

【いきなり露出度全開で猛アピール！】

　さて、前回のオリジナル剣闘士作成に引き続き、馬車馬のごとく働かされるために初日から闘技場に連れて行かれる、オレこと電撃ゲームスライター、ゴローの剣闘士。今回の育成コンセプトでもある拳で戦う“格闘スタイル”を貫くべく、まずは闘技場にある武具屋をのぞいてみることに。品揃えにある格闘用の武器の中では、どうやらセスタスがもっとも安い。が、考えてみたらそもそもオレは無一文。雇い主のマゲリウスもお金を貸してくれそうにないので、仕方なく最初から所持しているなかで必要のない剣と盾を売却……って、買取価格安っ!!　原価の4分の1って、どんだけボッタクってんだよもー。しかも、買い取ったモノをすぐに原価で売るとは……必死だなこの武具屋。仕方なくあらかた持ち物を売りさばいたものの、案の定セスタスを買うことができず、やむなくこの日に開催されている第1闘技のチームバトルに“フンドシ＋兜”」という変質者っぽい姿で参加。オレと組むことになる相棒よ、悪く思うなよ……。

▲コイツが凶悪なボッタクリ犯。お金が足りないのに買おうとしたらこの言いグサ。		▲ババーン！　兜一丁で堂々の登場。この時点で十分なパフォーマンスだろ！

　そして迎えた最初の闘技。皆が武器を持っているなか、オレだけが素手。少し場違いな感じもしたが、そんなことよりもチームバトルが3対2という不公平さに驚いた。もちろん、オレたちが少数派。抗議する間もなく無情にも闘いのゴングが鳴るが、開始後に2人の敵がパートナー、残る1人がオレと、いい感じにバラける。そっちはまかせたぞ相棒！　しばらく闘っていると、相棒の方にいっていたはずの敵2人がオレの方へと向かってくる。気になって視点を変えてみたら、ボロ雑巾にされた相棒の姿が目に映る。チッ、使えねーヤロウだ！　3対1と形勢はさらに悪化したが、そんな逆境で勝利すれば、一躍有名になって、賞金もガンガン稼げてって、アッー!!　3人に袋叩きにされ、早くも夢破れる。兜をはがされて赤子同然となったオレに、武器を持った大人が集団暴行とは……。剣闘の世界の恐ろしさを痛感したぜ。

▲はがされた兜を敵に奪われる始末。中に画びょうでも仕込んでおけばよかった。

■顔面狙いを駆使してリベンジ達成

　初戦でいきなり敗北したが、リトライでもう1度チャレンジ。負けた理由は、オレが1人を倒すのに時間が掛かりすぎたことと、相棒が頼りなさすぎたことだと思う。ちなみに、難易度が普通の場合は、リトライは1日3回まで許され、4回負けるとゲームオーバー。1日に3回負けたら、その日はさっさと訓練所に退散したほうが無難ってワケ。で、2戦目は、1人の敵に集中して上段攻撃でひたすら顔面パンチ。武具に当たらなければ本体に直接ダメージを与えられるから、兜を装備してないヤツには効果的だ。さらに、同じ部位を集中的に攻撃すると、その部位の損傷がどんどん大きくなってダメージが増加する。この戦法で壁ぎわに追い詰めて1人を瞬殺し、最終的には、2対1でこちらが優勢になって堂々の勝利！　連続ヒットが多かったせいか、観客からは“キレのある技”と評価される。うむ、苦しゅうない。この観客の評価による報酬システムは実はかなり重要で、今回のように短い間隔で攻撃を当て続ける連続ヒットだとか、攻撃の命中率だとか、とにかくいろんなことが影響する。高い評価が得られれば、賞金、AP、戦利品が増えていいことづくめ。観客が喜ぶような勝ち方を常に心がけていきたい。ちなみに史実上の剣闘では、敗者を生かすも殺すも観客次第で、敗者でも勇敢に立ち向かった者は生かされ、見込みがないような者はその場で抹殺だったらしい。むぅ、なんとも恐ろしい時代だ。

▲亀●興毅ばりのノーモーション左ストレートの連打で敵の兜をはがすことにも成功。		▲回避が全然できていないとの評価もあるが、回避する気なんてさらさらないわ！

　そんなうんちくはさておき、闘技に勝利すれば、敵が装備していた武器と盾の他、はがしたり、奪い取ったりした武具は問答無用でテイクアウトできる。今回は戦利品を2つまで選択できたので、1つめは今装備しているものより性能のいい兜、2つめは使えそうなモノが特になかったので、高く売れるものをチョイス。これを売り払えば、今日の報酬と合わせて目標の武器であるセスタスが2つ買え……いや、よく考えてみたら無理だ。マゲリウス（雇い主）のヤロウに100万の借金があったんだった。借金を全額返済するまでは、1日の給料は約8割カット。常人なら発狂するレベルだ。

　といった感じで、拳で語る俺様の剣闘士日記、他の2人と比べると育成が難しくて進み具合が遅くて申し訳ない！　次回は一気に育てていくので、そちらもお見逃しなく！

▲「今日の返済」という文字を見るだけで、なんだかせつない気持ちになります。

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▼『剣闘士 グラディエータービギンズ』

■メーカー：アクワイア

■対応機種：PSP

■ジャンル：ACT

■発売日：2010年1月14日

■価格：5,040円（税込）

　

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