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2009年12月17日(木)

【剣闘士育成日記】最終回 PSP『剣闘士』のオリジナル剣闘士、強さを極める!

文:電撃オンライン

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■『電撃ゲームス』的オリジナル剣闘士育成日記 その3

【豪腕剣闘士育成の道、開眼!】

 オッス! オラ、五郎(惜しい)。いきなりの初戦敗北から、なんとか勝利した長い初日の闘いを終えて帰宅──。その後、色々ありまして~。今現在は、中級にランクアップ! 途中の話が飛びすきだと思われる人もいるだろうが……だって超・順調だったんだもん!

 っていうか格闘スタイル、マジやべえです。超つええ。今オレが愛用しているスキルは“ナックルスマッシュ”と“エルボーアロー”。このスキル、どっちもリーチが長くてスタミナ消費が少ないがイイ! これと技の出の早い通常技を組み合わせれば、リーチも関係なしの怒涛の連続攻撃が可能なわけですよ。もはや死角なし? 苦戦することもなくトントン拍子で勝ち続ける剣闘士・五郎たんが「敗北を知りたい」とクールに猛ってるぜ。剣闘士らんくが中級に上がってからも、さしたる強敵も見当たらず……。

 ああ。わかったぞ。育成の真理が。今「育成とは、なんぞや?」と聞かれたら、おそらく百万ドルの笑顔で「リアルラックです」と答えるだろう。というのも、戦利品のなかには、STR+3とかEND+5とかが付いた、いわゆる“加護つきの武具”があり、まれにその数値がすごく高いモノがあるわけで。それをどれだけ入手できるのかが、結構重要だったりする。装備するだけで数値分がステータスにプラスされて強くなるし、そんなのを全パーツ揃えたらかなりヤバいのではないかと。まあ、運が重要とはいえ、相手の武具をはがしたり、いいファイトをして高い評価を得たりしなければ、戦利品がたくさん手に入らないわけで、ちゃんとした努力ももちろん必要だけどな。ちなみに、武具に付与された数値は、武器屋でうまく精錬していくと上げられるけど、なんかそのたびに10000以上とか莫大な金額を要求される。ひもじい奴隷生活を送るオレに、そんな金などない! だから敵から奪い取るっていう寸法さ。

『剣闘士 グラディエータービギンズ』 『剣闘士 グラディエータービギンズ』
▲見よ! このすばらしい兜を。こんな感じの武具を全パーツ分集めて、国家軍事力に勝る戦士を作る予定だ。▲通り名で“愚鈍な”なんてものも入手。観客に「いいぞー愚鈍!」とか言われるのはさすがにテンション下がる。

■暗黒のドラ●もんと、運命の出会い

 あいかわらず力任せの強引な格闘スタイルで、剣闘士・五郎は常勝街道まっしぐら。ここらへんで何か刺激(ネタ)が欲しいと思い、手当たり次第に闘技に参加してみることに。そんなある日の闘技、目の前の対戦相手をふと注目してみると、何やら球体を両手にはめた滑稽な剣闘士が1人紛れている。その姿はまるで暗黒面に落ちたドラえ●んのよう。ヤバイ、アレ超ホシイ……。この時、第1印象だけで五郎の最終武器が決定! ってことで、他の相手には目もくれず、何かにとり憑かれたように真っ先にそいつをフルボッコ。大●のぶ代氏の悲鳴が聞こえてくるようだ(※五郎君は昭和生まれなため、水●わさび氏ではない)。

『剣闘士 グラディエータービギンズ』
▲ファイナルウェポン、その名も“無骨な鉄球”。一気にスーパーヘビー級になり、さらにウエイトオーバーのオマケつき。

 武器と盾は無理にはがさなくても、闘技に勝利するだけで獲得できるから、この時ばかりは評価も気にせずに相手の腕をぶん殴りまくり。こうして、強引に鉄球ゲッツ!! 早速装備してみたのだが、余裕の重量オーバーでした。それがどうした、僕ド●えもんです。まあ見た目からして予想の範疇だが、そんなことは気にしない。正直、大満足。そのまま意気揚々と次の闘技に参加して、試し殴りを実行。う~ん、勝つには勝ったが、まるで某少林寺拳法映画みたいな微妙な動き。しかも、重量オーバーだから動きが鈍すぎてお話にならない。ひとまず、まともに戦えるようになるまでSTRを上げまくるしかないな~、コレは。

『剣闘士 グラディエータービギンズ』
▲こんなんでひっぱたかれたら、どいつもこいつもイチコロだぜ! しかし、鈍重すぎて、ぼ~く~ド~ラ~え~も~●~な感じ。

■格闘スタイル業界ナンバーワン

 さて、最初は24位だった剣闘士ランクも、有名剣闘士を倒していったら、うちの五郎もいつのまにか上位ランカーの仲間入りに。しかも、上位の有名剣闘士を倒すと、そいつが使っている闘技スタイルの通常攻撃をパッシブスキルとして習得できる。要するに、技をパクるってワケだ。んで、じゃあ格闘スタイルの上位ランカーはというと……いました。その名もスパルトイ先生。先生は歴戦の猛者で、激闘を繰り返すうちに、なんと鼻が削れてなくなってしまったのだそうだ。生まれつき鼻がない某クリリンとかとはワケが違う、まさに戦いの中で生きるナイスガイなのだ。当面の目標は“打倒スパルトイ先生”に決め、デュエル(有名剣闘士との1対1)しまくる。

 さまざまな強敵を退け、ようやく先生と闘えるところまで上りつめたが、このあたりのランクになるとさすがにゴリ押し戦法なんてものは通用くなってきた。当然、スパルトイ先生は、さらに強いわけで。実際に戦ってみても、スキルの連打による怒涛のラッシュと、オレの操作を後ろから見られていると疑いたくなるほど正確なパリィ……コイツはつええ! 先生の肉弾を全身に受けながら、格闘スタイルの恐ろしさこれでもかと叩き込まれる。……順調に10連敗したところで休憩。ふぅ。

『剣闘士 グラディエータービギンズ』
▲コイツがスパルトイ先生。兜を取ると、妙にしゃくれてるところがチャームポイント。しかし、その強さは半端じゃないレベルだ。勝てるのか?

 よし、体験版のシタチチ女(正確にはチタシチーナ)を相手に身につけた防御テクを思い出そう。それは、ドッジで構えて通常技がきたら2発目の連携をパリィで弾いて攻撃するという、もはやCPU戦の基本ともいえる戦法。これがやはり、スパルトイ先生にも通じた。先生の格闘スタイルは、一般の格闘スタイルとは通常攻撃のモーションが違うため動きが読みにくかったものの、なんとか先の戦法で辛勝!!

 スパルトイ先生の技をマスターした俺は、気づけば格闘スタイル業界ナンバー1に!! もうコレはオレの技。オレの方がランキングが上なんで、いただいた技はあの五郎が使っていた技ってことで、後世に語り継がれていくことでしょう。ヒャッハー! まあ諦めたまえスパルトイ君。

『剣闘士 グラディエータービギンズ』
▲スパルトイのパッシブスキルで、通常攻撃の動作がこれまでとはまったくの別物に。ため攻撃が、頭への攻撃をスカしそうでいい感じに。

 といったところで、五郎の20時間育成日記はこれにて終了。正直、今回の格闘スタイルは盾を装備できなかったので防御面に不安があったものの、そこはウデ次第でカバーできる!! むしろ、攻撃力は相当なので、ゴリゴリ相手を倒したい方は、ぜひ格闘スタイルに挑戦してみてくれ。ってことで、『電撃プレイステーション』&『電撃オンライン』のオリジナル剣闘士との最終決戦、楽しみにしてるぜぃ!!

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データ

▼『剣闘士 グラディエータービギンズ』
■メーカー:アクワイア
■対応機種:PSP
■ジャンル:ACT
■発売日:2010年1月14日
■価格:5,040円(税込)
 
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