2009年12月23日(水)
――今日体験会を終えての感想を聞かせてください。
田中さん:皆さん、けっこう『ヴァルキュルア』をやってくださった方が多いようでして、割とすんなりと入ってくださっていました。初めてという方もいらしたのですが、少しスタッフが遊び方を教えたら、その後すーっとプレイしていけたので、うまく遊んでくれてよかったなと思います。
本山さん:あと“アバンの部屋”(※1)も丹念に見ていただいて、いろいろなキャラクターの情報なども1つ1つ見ていただいているな、とうれしく思いました。
――今作の見どころについても教えてください。
田中さん:ストーリー面は、かなりパワーアップしています。今回、クラスメートが30人いるんですけれど、それぞれの「なぜ学校に入ってきたのか」、「なぜ戦っているのか」というドラマが全員にあります。そのあたりを今回しっかり用意しているので、そういうところは見てほしいです。
本山さん:あとはシステム面で言うと、BLiTZ(※2)がそのまま遊べるのは当然として、今回から入ったエリア移動のシステムがあって、敵もけっこう自軍のエリア(拠点)を取りに来る思考になっています。各エリアに戦力をどう配置して、どこから攻めていくのか、どう守るのか、という駆け引きが重要になってきているので、骨太なゲーム性が追究できているのではないかと思います。
▲メインの3人にG組のクラスメート20人が加わった集合写真。30人ということは、まだキャラクターがいるようだ。 |
――確かに敵は積極的に拠点を攻めてきましたね。敵の思考は前回からもかなり変わっているのですか?
田中さん:前作もですが、各兵科に特徴があるじゃないですか。そこを今回、AIでも重視しました。突撃兵であれば突っ込んできますし、支援兵であれば突っ込まずに回復、狙撃兵であれば動かずに撃つと。兵種も増えたので、それぞれのパターンにあわせた思考を付けました。あとエリア移動のシステムでは、拠点を守るということが非常に重要なんですね。なので、無人の拠点があったら取りに行く、というのはしっかりやっています。本当に油断すると僕らでもやられてしまう(笑)。
本山さん:偵察兵なんかが来て、パッと取られちゃうこともありますね。
▲自軍の初期配置も、複数のエリアから選べることが多いようだ。“地下道からの奇襲”というミッションなのに、地上に戦力を集中することもできた。 |
――田中さんからクラスメートが多いというお話が出ましたが、2人のお気に入りのキャラクターは誰ですか?
▲仲間たちの写真。一番左の女の子がルネだ。体験会でのわずかなプレイでも、クラスメートたちのエピソードはたくさん見ることができた。 |
田中さん:ルネという対戦車兵の女の子です。すごい健気な子で、非常にかわいい女の子が友だちで、その子と比べられてブスだのなんだの言われるんですけれど、それにめげずに頑張っているという女の子です。かわいい女の子も好きなんですけれど、そういう普通の女の子も好きです。必ず先発メンバーに入れています。
本山さん:僕は、同じ対戦車兵なんですがコリーンという女の子が好きです。最初は可憐なんですけれど、実は奥手で恋愛下手なところがありまして、その辺が「うう、かわいいなあ」みたいな感じになっています。他のキャラクターも1人1人いいところがありますので、皆さん気に入ってくれるキャラクターがいると思います。
田中さん:コリーンは、アタック下手というポテンシャルを持っているんですよ。それが攻撃しようとする時に発動すると、攻撃できない。普段も男性にアタックできないので、戦いでも内面でもアタックが下手だみたいな。
本山さん:今日の体験会の中でも、戦車の後ろに回り込んで「ラジエータを撃つぞ!」という時に発動して、へこんでいる姿も見かけました。(※3)
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――キャラクターのエピソードが充実しているとのことですが、前作で2周目でないと見られないイベントがあったように、今作でも2周目でないと見られないイベントはあるのでしょうか?
田中さん:今回もあるんですよ。2周目というか、1周終わった後は、ずっとクリア後の世界を遊べるみたいな感じなんです。クリア後でないと出てこないキャラクター、あと2周目でないと出てこないエピソードもありますね。「1周目でああいうこと言ってた意味って何だったんだろう?」というのが、2周目になるとわかってくるというのが、けっこうたくさんありますよ。クリア後の世界で、いろいろなエピソードを見ていただければと思います。
――前作は発売後にダウンロードコンテンツが配信されていましたが、今作にもダウンロードコンテンツはありますか?
本山さん:ミッション、キャラクター、戦車のステッカーを用意しています。ダウンロードの形で配信するのはミッションのみとなりますが、例えば、キャラクターやステッカーも今後募集したいので、配信していけたらいいなと思います。
――ファンの方と12月26日の体験会に来る方へメッセージをお願いします。
田中さん:12月26日の秋葉原の体験会では、通信プレイをぜひ遊んでもらおうと思っています。ユーザーの皆さんに通信プレイを遊んでいただくのは初めてなので、どんなプレイになるのかドキドキしています。でも通信プレイは、我々がやっていると非常に楽しいので、それを今度の秋葉原の体験会でぜひ味わっていただければと思います。もちろん1人用の台も用意していますので、お時間を空けていただければと思います。
(C)SEGA
■『戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校』店頭体験会 概要
【開催日】2009年12月26日11:00~17:00
【開催場所】東京・ソフマップ秋葉原本店 7Fゲーム売り場