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2010年1月13日(水)

3シナリオを体験できる『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』プレイレポ

文:kbj

 カプコンから1月14日に発売されるWii用ソフト『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』。電撃オンラインのスタッフ・kbjが本作を遊んでみたので、プレイレポートをお届けする。

 どうも、電撃オンラインの『バイオハザード』バカ・kbjです。本作はWii『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』の続編。『バイオハザード2』や『バイオハザード コード:ベロニカ』のシナリオに加えて、『バイオハザード4』に登場したレオンとクラウザーが一緒に活動していたころを描いた新シナリオを体験できるということで、発売を楽しみにしていました。そんなkbjに、カプコンさんからソフト体験会のお誘いが! もし自分がゾンビだったら腐乱した手足がもぎ取れるんじゃないかってくらい全力疾走して、カプコン東京支社さんに向かいました。

 最初に体験したのは、新シナリオの“Operation Javier(オペレーション・ハヴィエ)”。ある村にたどりついたレオンとクラウザーの任務を体験できます。まず思ったのは、操作性の向上。前作『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』は、ヌンチャクを使うことで武器の交換、ナイフアクションやリロードを行えました。これが『バイオハザード』らしさを生み出していましたが、その反面「ガンシューティングに集中できない!」というジレンマもあり。本作では、Wiiリモコンのみですべての操作を行えます。2人で協力して遊ぶ際もWiiリモコンが2つあればいいので、気軽に楽しめますね。

『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』 『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』 『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』
『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』 『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』 『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』
新シナリオの“Operation Javier”は、『バイオハザード4』以前のレオンとクラウザーの活動を描いたオリジナルのエピソードです。自分もその1人ですが、オリジナルのシナリオに期待しているファンも多いのでは?
『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』 『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』 『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』
ガンSTGなので、強制スクロール。オブジェクトを撃つことで、アイテムやアーカイブを入手できることも。

 また本作では、Wiiリモコンの十字ボタンに武器を振り当てられ、自分の好きなタイミングで武器の変更ができます。これは『バイオハザード5』でも見られたシステムですね。強力な敵が出て際に使う武器や、まとめてザコ敵を攻撃したい時に使う武器などを、自分好みで割り振りが可能。ガンSTGだと、1度入手した武器は使いきるまで変更できないというケースがありますが、本作に関してはその場に応じた武器選択ができます。これはとってもナイスだと思いました。

『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』 『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』
前作でもあったアクションコマンドは本作でも健在。確実に入力して、ダメージを食らわないようにしましょう。
『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』 『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』
気軽に『バイオハザード』シリーズの歴史を体験できる本作。しかし、発売を楽しみにしている人の中には、ガンSTGが苦手という人いるのでは? そんな人のために、EASYモードではオートロック機能がついています。Aボタンを押しながら敵に標準をあわせると自動でロックしてくれるので、思う存分に撃ちまくろう!
『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』 『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』
リロードは、リモコンを素早く振るか、残弾がゼロの時にBボタンを押すことで行います。移動中でもリロードや武器の変更は可能なので、敵がいない時に入力しましょう。しかし油断していると、突然現れることも……!?
『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』 『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』
『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』 『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』
ヘッドショットを連続で決めるとコンボボーナスが発生。ガンSTGとしてもさらに楽しめるようになっています。ハイスコアを狙うプレイヤーには、必須の要素となるかもしれません。

 続いて、『バイオハザード2』のレオンとクレアを描いた“Memory of a Lost City(滅びし街の記憶)”をプレイ。シナリオは多少アレンジされていて、序盤から2人での探索となっている分、互いのパートナー感を強く感じられます。また、シェイクカメラという演出が目を引きます。1人称視点の状態の移動時にカメラを揺らすことで、自らの視点でプレイしているような感覚に。こう聞くと「見難いのでは?」とか「酔いそう」と心配する人もいるかもしれませんが、そんなことはありませんでした。むしろ、臨場感が増し、迫力満点の演出が展開します。

『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』 『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』
『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』 『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』
ラクーンシティにある警察に就任することになったレオンと、兄に会いに街にきたクレア。2人は市民が生きる屍と化し、地獄へと変貌した街から脱出を試みる“Memory of a Lost City”。この後のシリーズでも登場するエイダも、ここで初登場しています。
『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』 『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』
Wiiリモコンを振るアクションも。ゾンビにつかまれてしまった場合はリモコンを素早く振れば、距離を取れます。

 最後に体験したのが“Game of Oblivion(忘却のゲーム)”。シリーズでも人気の高い『バイオハザード コード:ベロニカ』を追体験できるステージです。このステージでは、オリジナル版では描写しきれなかったという訓練所が登場。パートナーであるスティーブ同様にプレイヤーが苛立ちそうな、刑務所の所長であるアルフレッドのセリフは必見……必聴! ここでは、これまで以上にスピードと正確さが求められました。冷静になって対処したいと考えていたが、イライラがコントローラに伝わったのか、ミスを連発。クレアにも何度もたしなめられてしまうほどでした。

『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』 『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』
本作オリジナル要素である訓練所。アルフレッドのセリフが響き渡るだけでなく、彼の狂気を感じられるようなイラストも多く見られます。

 さまざまな武器が用意されている本作ですが、ゲーム内で獲得したゴールドを使うことでカスタマイズすることが可能。威力、連射速度、装填速度、ストップパワーの5項目があり、パワーアップさせることができます。これと、前述したEASYモードを併用すれば、STGが苦手という人でも本作の魅力を満喫できると思います。一方で、アーカイブアイテムやオンラインランキングなど、シリーズファンやガンSTGとしても長く遊べる作りの本作。『バイオハザード』シリーズのファンだけでなく、ガンSTG好き、さらに『バイオハザード』シリーズに興味を持っている人も、楽しめるかと思います(『アンブレラ・クロニクルズ』を遊びたくなったkbj)。

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データ

▼『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』
■メーカー:カプコン
■対応機種:Wii
■ジャンル:STG
■発売日:2010年1月14日
■価格:通常版 7,340円(税込)/コレクターズ・パッケージ 8,390円(税込)
 
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