2010年2月20日(土)
今井さん 最初に歌ったのはどの歌でした?
戸松さん 『GO MY WAY!!』ですね。
花澤さん 仁後さん(仁後真耶子さん・高槻やよい役)の『GO MY WAY!!』を最初に聴いちゃったので……。
一同 あー……。
花澤さん 「こうやって歌わなければいけないんだろうな」と思って練習して、歌ってみたら「これ絵理じゃないな」って(笑)。
三瓶さん 私はこれまでキャラクターソングを歌わせていただいたことが少なかったので、「10曲歌う」と聞いた時に一気にハードルが上がった気分でした。終わった後は、リレーを終えた時のような……。「ゴールしたよ、私!」みたいな。
今井さん わかるわかる!
三瓶さん あと『Dazzling World』では、ゲームを進めた方はわかると思うんですけど、男の子版と女の子版で2パターン収録しているんですね。これ実は、2パターン録る予定じゃなかったんです。
ブンケイP ディレクターの梶岡が、涼ちゃんの女の子バージョンを聞いて「やっぱり男の子バージョンも聞いてみたいよね」って(笑)。
梶岡D 試しに男の子バージョンだとどうなるかなと思ったら、これがすごくよかったんですよ。
今井さん 私も大好き。しびれちゃいますよね~。すごくカッコいい! って思いますもん。
梶岡D それを入れるために、開発にも「このコマンド入れて」とか話をしました。“その瞬間のワガママ”でした。
今井さん 『ALIVE』はどうでした? 大変でしたか?
戸松さん 大変でした。愛ちゃんでどうやって『ALIVE』を歌えばいいんだろうって。しかも仮歌を歌った方が、超ウマかったんですよ! おかげで探り探りでした。あまり大人すぎても、子どもすぎても愛ちゃんじゃなくなりますから。この歌には「母を超えたい」という部分もありますから、他の歌と同じではいけないだろうという意識があったので、“愛ちゃんとしての思いの込め方”を探るのが大変でした。でも『ALIVE』も大変でしたが、次に大変だったのが『プリコグ』なんですよ。
今井さん そうなの? 楽しそうに歌っているように感じたけど。
戸松さん 「トゥルタラ」の部分でツボに入っちゃいまして……(笑)。1回笑っちゃうともうダメで。
梶岡D 思い出しました。確か17~18テイクくらい録った。
一同 えー!
戸松さん 何回やっても、どこかのターンの「トゥルタラ」ですごくおかしくなっちゃって。大変でした。
今井さん 本家「トゥルタラ」はどうだったの?
花澤さん 本家「トゥルタラ」は……、最初、3曲を「これ新曲です」と渡された時、「トゥルタラ」が自分の歌だったらいいなと思っていたんですよ。私は、ああいう系統の曲が大好きで、普段も聴いているんです。そう思っていたら、本当に絵理の歌で! これは運命だったのかなぁって(笑)。
今井さん じゃあ「トゥルタラ」以外だったら、どの曲がいい?
三瓶さん また「トゥルタラ」(笑)。
梶岡D (しびれを切らして)プ・リ・コ・グ!(笑)
花澤さん 『プリコグ』以外ですと、『キラメキラリ』が好きですね。テンションが上がるじゃないですか!
今井さん なるほど。でも、テンションが上がるように歌ってたっけ?
花澤さん ……あんまり。絵理から外れないようにはしていましたけど、(収録と関係ないところで)歌う時は「キラメキラリィ!!!!」って(笑)。「ギターソロ、カモン!」が楽しくてしょうがない。
今井さん そういう“練習モード”みたいなのも録っておいてほしかったよね!
花澤さん 私は(『クロスワード』の)「Amour?(アムール)」です。私、今までアムールという単語が入っているの、アムール川とかでしか見たことがないんで「コレ、いい!」って。楽しんで歌いました。
今井さん あれ、ヘッドホンで聴いている人の大半がヤラレたと思うんだよね。ぶきゅうーって。いろんなものが出てくる感じ。
花澤さん ちょっ、ぶきゅうーって!(笑)
今井さん 聴いていると「私って汚くなっちゃったな」って。心が洗われるんだよね。それをいうなら『はなまる』もそうだ。
戸松さん あれ、めっちゃめちゃ楽しいですよ!! 歌う時、行進して歌ってましたもん!
今井さん マイクから外れるやん!(笑) あの曲は愛ちゃんにも、とまっちゃんにも似合っているよね。
戸松さん ありがとうございます、やったー! 太陽をクレヨンで描いているような、そんなイメージですよね。想像しながら歌っていました。
今井さん 絶対ミキサーさんが「声大きいな……」と思ってたはず(笑)。
戸松さん テストの時「大丈夫ですよ、そんな本領発揮しなくても」と言われたんですけど、私の中では全然序の口だったりして。「もっと上がるんで大丈夫です!」って(笑)。
今井さん さすが! さて『珊瑚礁』。
三瓶さん 『珊瑚礁』。曲名を聞いた時に、愛ちゃんのお母さん世代の曲というか、往年のアイドル曲というか、そういうのをイメージしていたので、曲を聴いた時に「コレか!」と。そのギャップにやられました。歌詞も、『Dazzling World』は女の子らしいのに対して、『珊瑚礁』は男の子の“女の子を引っぱってみたりするあこがれ”が入っていますよね。違う涼ちゃんの表情が見えて、楽しく歌えました。
今井さん あれ、絶対水着でPV撮っているよね。浜辺で。もう、そんなことになったらどうしよう!(客席から苦笑) あ、でもディレクターからNGが出ちゃうかな。
ブンケイP そこは涼ちゃん、うまくやりますよ。彼はプロですから!(笑)
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