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2010年3月10日(水)

今井さん、原さん、沼倉さんが『THE IDOLM@STER STATION!!!』1st CDを語る!!

文:電撃オンライン

■『SHADOWLESS』について

『THE IDOLM@STER STATION!!! FIRST TRAVEL』

今井 私は『アイドルマスターレイディオ』で自分名義の曲を出した時、「自分はこういう歌が歌いたい」としっかり言うことが多かったんです。でも今回、1人ずつソロの曲をやるにあたって、私が決めるのではなく「植村さんにおまかせしたいです」と言ってしまったんですよ……。これまでは私が歌いたい、みんなに聴いてほしいという気持ちで曲を選んできたのですが、『FIRST TRAVEL』という名前にもあるように、今回は私の中でも第1歩という意味合いがとても強かったので、そう言いました。今考えると無理難題だと思うんですが、植村さんに「私に一番合う曲をください」って言っちゃったんです。今思えばヒドイですよね、私!(一同笑)

 先入観を排除して、自分も、植村さんも、聴いてくださる方も「私にぴったりだ」と思えるような歌がいい、曲が決まるまでは口を出したくないですとお話しました。そして今回、谷山浩子さんに作詞作曲をしていただけることになりました。谷山さんの曲は、(CD『MASTER ARTIST 05』の中で)如月千早としては『まっくら森の歌』をカバーしたことはあって、この時も寝耳に水で5メートルぐらい後ろに飛び退いて驚いたほど、この曲が好きなんです。そんな谷山さんに書き下ろしていただいて……最初に聴いた時は震えが止まりませんでした。うれしさ半分、怖さ半分で。

 デモも、谷山さんが弾き語りしてくださったものをいただいたんですけど、これ本当に皆さんにお聴かせしたいくらい。泣けましたもん! すぐに(谷山さんに曲を依頼した)植村さんにメールを送って「すきーー!」って。告白か! みたいな(笑)。できあがった曲は、優しさの中に怖さが秘められていて、谷山さんワールド全開です。

 私はこれで「やっと親孝行できたな」と思ったんです。母と一緒に『みんなのうた』で見た『まっくら森の歌』にすごく衝撃を受けて、当時ビデオデッキがなかったので歌詞を書き取って覚えた思い出があったんですね。その谷山さんが作った曲ということで、できあがってすぐに両親にも聴いてもらったところ、すぐに母から連絡が来ました。感動で、母も電話口でずっと泣いていたんです。「こんなに幸せなことがあっていのかしら」と母が言っていて、子育てしてきた思い出とかが浮かんでうれしい、と母が言ってくれたのを聞いて、私も親孝行できたのかなと思いました。

 この親孝行は、やはり私1人でできたことではなくて、『アイドルマスター』に出会えて、ラジオをやらせていただいて、谷山さんに曲を頼んだ植村さんがいて、それを聴いてくださる皆さんがいるからできたんだなって。いつも感謝は感じてはいるんですけど、その何百倍も何千倍もみんなに感謝しなきゃいけないと思いました。そのくらい、個人的には好きな1曲です……長くなっちゃいました、すみません(笑)。

■『はっぴぃ☆ほりっく』について

『THE IDOLM@STER STATION!!! FIRST TRAVEL』

 この曲では、他の曲とちょっと違った苦労があったんです。……ものすごくキーが高かったんですよ! 収録の時、題名はハッピーなのに、すごく苦しそうって言われて(笑)。結局はキーを下げていただきました。

今井 (収録が)トップバッターでよかったよね!

 本当ですよ! そういう自由が利いたので。キーを1つ下げてもまだちょっと苦しかったんですけど(笑)、でもハッピーな雰囲気では歌いきることができました。この曲には合間に掛け声が入っているんですが、そこも難しくて……。やはりキャラクターっぽくしてしまうクセがあるのか、ちょっと何かを言うと「あれ、普段ってそんなに元気だっけ?」って言われちゃいまして。「1、2、3」の掛け声では「いーち、にー、さーん」みたいな(ゆったりした)ものになっています。

今井 あれはびっくりした。聴いたら気が抜けたもんね!?(笑) フニャフニャやん、って。

沼倉 そうそう!

 他の掛け声も自分で考えたものがあって、普段の自分といえば関西弁かな、と思いまして関西弁の掛け声も考えました。いろんな苦労はありましたが、できあがったものを聴いたらカワイイ仕上がりになっていてよかったです。

今井 自分はキーの高い部類に入る人間だと思っているのですが、最初にいただいたのは私でもキツくて「こ、これは! 戦いが始まる!」と(笑)。収録現場に行って「ちょっといろいろあって、キー下げた」と言われて「ありがとうございます!」と思ったくらいです。掛け声では、私は“うまいことハマる”のが好きなんですよね。フレーズが私らしいというよりは、先に収録した2人への掛け合いでうまく物語になったらいいな、と。2人がやったのを先に聴いて、「こうしたら、これに対して答えたように聞こえるかな」というのを考えながら録るのはメチャメチャ楽しかったです。最後のフレーズは本当に私の趣味がちょっと出ちゃったので……そこはつっこまずに聞き流してほしいなと思います!(笑)

沼倉 なんでしたっけ。

今井 ちょっと『ジョ●ョ』的な何か(一同笑)。直前のトラック7で、そんな話をしていた名残がちょっと出たかな、と。

沼倉 原さんの次は私が録ったんですけど、原さんの声を聴きながら歌うというのは新鮮でした。本当に3人で作っているという感じがして。原さんの「3、2、1」がフニャフニャなので「この後、私、どうやって歌うのー!」って(笑)。掛け声では”合いの手”といいますか、前の人が歌っているところに掛けているような言葉を考えたりだとか、自分らしい言葉やしゃべりとは何なのかをすごく考えました。実は、事前に言ってくださればいいのに、収録の時に初めて掛け声のことを言われたんですよ。歌詞も、仮歌さんが歌っているもので決まっていて、てっきりそのまま歌うのだと思ったら「宿題です、沼倉さんの担当の掛け声を考えてください」って言われて「これから歌うのにー! 歌いながら考えるの!?」って(笑)。

今井 ときどき発動しますよね、植村さんのむちゃぶり(笑)。

沼倉 そう。収録の時に植村さんはいなかったけど、私が困っているのを楽しんでいるんだ! と思いながら。

植村 その結果がアレなわけですね。

沼倉 あんな感じでした。結構いっぱいいっぱいでしたけど(笑)。3人でラジオをやっていたり、普段しゃべっていたりしている時の楽しさが表現できたかなと思います。楽しい曲になってよかったです。

植村 実はこれまで『アイドルマスター』の曲では、パートしか使わないものも、それぞれ全員が全部録りしていました。今回は試しで、自分が歌うところだけ録音しているんですよ。

『THE IDOLM@STER STATION!!! FIRST TRAVEL』

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(C)窪岡俊之 (C)NBGI

■収録トラック
 01.!!!We’re going!!!
 02.『DEAD or ALIVE』歌:今井麻美、原由実、沼倉愛美
 03.!!!MANAMI’S TRAVEL!!!
 04.『AVALON』歌:沼倉愛美
 05.!!!YUMI’S TRAVEL!!!
 06.『One Step』歌:原由実
 07.!!!ASAMI’S TRAVEL!!!
 08.『SHADOWLESS』歌:今井麻美
 09.!!!We’re home!!!
 10.『はっぴぃ☆ほりっく』歌:今井麻美、原由実、沼倉愛美
 11.!!!Souvenir!!!
 ※対談やメイキング映像などを約60分収録した特典DVDが付属

データ

▼『THE IDOLM@STER STATION!!! FIRST TRAVEL』
■発売元:コロムビアミュージックエンタテインメント
■品番:COZX-427~8
■発売日:2010年3月24日
■価格:2,800円(税込)
 
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