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2010年3月31日(水)

今すぐできる!? 『マジック・ザ・ギャザリング』のカンタンな遊び方を紹介!

文:電撃オンライン

 トレーディングカードゲームというと、あらかじめ自分のデッキを用意しておいて遊ぶものと思われがちですが、『マジック:ザ・ギャザリング(以下、MTG)』にはデッキがなくてもできる遊び方がたくさんあります。今回は『MTG』の『コンパクトブースターパック』を使った遊び方“パックドラフト”と、ベテラン向けの遊び方“キューブドラフト”をご紹介します。

 今回使用するのは、12月から全国で発売されている『コンパクトブースターパック』です。まず、このブースターパックを1人3つ用意します。遊ぶ人数は3人から4人が適当でしょう。もちろん2人でもできないことはありません。そして、それぞれのパックのカードが混ざらないように、3つのパックを開封します。パックには5枚のカードに加えて基本土地カード1枚と、トークンカードか豆知識カードが1枚封入されていますが、これは脇にどけておきましょう。

 そして、開けた3つのパックの中から一番強いと思われる1つを選び、残る2つを左隣に渡します(※これをピックと言います)。そして、右隣から回ってきた2つのパックから再び1つをピックし、残りをまた左隣に回し、自分に回ってきた最後の1つを取り、これでパックのピックは終了です。

 ちなみに『MTG』では、15枚入りの『ブースターパック』を開け、そこから順番にカードを取っていく“ブースタードラフト”という遊び方があります。通常のブースタードラフトは、パックではなくカード単位でピックしていくものなのですが、『コンパクトブースターパック』を使った遊び方としてはあまり向かないかと思い、この遊び方を提案することにしました。通常のブースタードラフトについては、プレインズウォーカー養成講座などでアユミちゃんがしっかりと説明してくれるでしょうから、その機会をお待ちください。

『マジック・ザ・ギャザリング』
▲今回の主役は『コンパクトブースターパック』。用意するのはコレと基本土地カードのみです。基本土地カードは、カードショップなどに行けば入手することができます。
『マジック・ザ・ギャザリング』 『マジック・ザ・ギャザリング』
▲パックを取る際には、できるだけ“戦力となるクリーチャーの多いパック”を選ぶといいでしょう。▲自分の取るパックが決まったら、残りの2パックを左のプレイヤーに渡し、同時に右のプレイヤーから2パックを受け取ります。この手順を2回、繰り返します。

 さて、ピックを終えたところで手元には15枚のカードがあるはずです。ここに15枚の基本土地カードを好きな割合で加えて30枚のデッキを作れば完成です。デッキができたらいざ対戦。『ゼンディカー』や『ワールドウェイク』には基本でない土地がたくさんあり、デッキ内の土地が多くなりすぎることもあるので“基本土地カードは3マナか4マナを支払って捨てることで、カードを1枚引ける”というルールを付け足して遊ぶといいかもしれません。

『マジック・ザ・ギャザリング』
▲今回できたデッキがこちら。多くのクリーチャーに加えて、相手のクリーチャーを除去できるカードもあり、かなり強いデッキになりました。
『マジック・ザ・ギャザリング』 『マジック・ザ・ギャザリング』
▲他の遊び方だとあまり使われないカードが活躍できるのも、この遊び方のいいところ。《永久凍土の罠》で相手のクリーチャーを無力化!▲たくさん同盟者を集め、ライブラリーを狙う戦略を取ったプレイヤーも。《ハリマーの採掘者》と《兵員への参加》でアッと言う間にライブラリーが削れていきます。かなり強力!

 今回は4人で遊んでみましたが、総当たり戦をやってもかかる時間は準備も含めて1時間程度でした。通常のブースタードラフトですと、どんなに短くても2~3時間くらいはかかりますので、パックドラフトが手軽な遊び方だということがわかってもらえるかと思います。

 また、コンパクトブースターは、カードショップだけでなく、家電量販店や一部のコンビニなどでも買えるので、この点でも手軽と言えるでしょう(※もちろん基本土地カードはあらかじめ用意しておく必要はありますが……)。1パックあたりの値段も手ごろで、1人頭600円程度で遊べるのも嬉しいポイントですね。『ゼンディカー』や『ワールドウェイク』ですと、4人で1回遊ぶごとにイラストが大きく描かれた基本土地カード12枚が手に入ります。これも地味にグッドなところ。

 というわけで、『コンパクトブースターパック』を使った遊び方を紹介しましたが、いかがだったでしょうか? この遊び方を続けていれば、やがて手元にカードが集まるので、それを使って自分のデッキを作ることもできるでしょう。『MTG』の雰囲気を簡単に味わえるこの遊び、ぜひお試しくださいね。

 →次ページではちょっぴりベテラン向けな遊び方を紹介(2ページ目)

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[Text by ねこひげ合同会社/ゆば]

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