2010年4月5日(月)
ジュリ、ガイル、ヴァイパーがトークに乱入!? 『ストIV』全国大会ステージレポ
カプコンが4月4日に東京のベルサール秋葉原で開催した“Xbox 360 × CAPCOM Presents 闘志追撃 拳をかけろ! 『ストリートファイターIV』全国大会”。その中で行われた、ステージイベント・スペシャルセッションについてレポートする。
『ストリートファイターIV』全国大会は、アーケード版『ストリートファイターIV(以下、ストIV)』で3人1チームによる勝ち抜き戦を行い、日本一を決定する大会。会場では、当日参加枠選抜大会、全国大会に加えて、スペシャルセッションと題したステージイベントも開催された。また、アーケード版『スーパーストリートファイターIV(以下、スパIV)』の開発が明らかになった。大会の模様については、本日掲載した別の記事でレポートしているので、そちらを参照してほしい。
まずスペシャルセッションに登壇したのは、小野義徳プロデューサー。集まったファンを前に4月28日に発売されるPS3/Xbox 360『スパIV』についてプレゼンを行った。
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35キャラの魅力が詰まったトレーラーを見た後で、「多いな!」と笑いながらコメントした小野さん。新キャラのハカンについては「泥くさいキャラを作ろうとして作りました……が、これでトルコに入国できなくなるかもしれません(苦笑)」と制作秘話を明かした。 |
本作には、通常版だけでなくコレクターズ・パッケージがある。これはソフトに加えて、登場キャラクター全てのテーマ曲をシングルサイズで収録したサウンドトラックCDと、『ストIV』から『スパIV』までのプロモーション映像を収録した映像DVD、サウンドトラックCDと連動したアート集を同梱しているパックだ。
続いて小野さんは、本作でパワーアップしたオンライン要素を説明。複数のプレイヤーでチームを編成して団体戦を行うチームバトルは、最大で4対4の戦いを楽しめる。最新のリプレイ動画をチェックできる“リプレイチャンネル”、アミューズメントセンターのように、勝者は残り、敗者は最後尾へ回る“エンドレスバトル”モードなども紹介した。
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また、人気ステージの車破壊ボーナスとタル破壊ボーナスが復活。「前回入れたかったんですが、入れられませんでした。今回ようやく復活です。このステージなら活躍できるという人もいると思うので、ぜひ頑張ってください!」と往年からのファンに向けてメッセージを送った。
気になるキャラバランスについては、強かったキャラだけでなく、弱かったキャラにも調整を加えているという。「さまざまな要素を“よきようにしている”」と小野さんは繰り返し説明していたので、楽しみにしておこう。
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そして話題は、Xbox 360版の初回生産分にダウンロードコードが付属するアニメーションの話に。本作のアニメーションは、アニメ制作会社・GONZOが担当している。『アフロサムライ』を制作したチームがそのまま担当しており、かなりの出来だという。
ここで、そのアニメーションに登場するキャラクターを演じた声優陣による、トークショウがスタート。ジュリ役の喜多村英梨さん、ガイル役の安元洋貴さん、ヴァイパー役の園崎未恵さんがステージに現れると、ファンから大きな声援があがった。
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左から、喜多村さん、安元さん、園崎さん。声援を聞いた小野さんは「すごい人気ですよね。僕の時にこんな声援はありませんですから(笑)」というと、会場からは「小野~~!!」という野太い声援が上がった。 |
勧善懲悪のキャラで、話の中心になっているというジュリ。過激な発言ばかりだったために、あまり普段はやらない感じで楽しかったと、喜多村さんは語った。中学生の時に『ストリートファイターII』にハマり、対戦ばかりしていたエピソードを披露したのは安元さん。「この歳になって、ガイルをやれるとは!!」と大興奮。また自身が命を吹き込んでいるガイルが、キャラ性能面で厳しいことについて「決勝大会にも残っているそうなので、頑張ってほしい!」と熱いエールを送った。
園崎さんは「前作のアニメではすごい量をしゃべったが、今回は台本をめくってもめくっても、出番が出てこなかった」と収録当時を振り返った。その分、持っていくところを持っていく“おいしい”キャラになっているようだ。ここで、前作の初回特典に入っていたメッセージの一部がなぜか公開された。「映像を見ている人へ、作品をアピールしてほしい」というお題だったにもかかわらず「『ストリートファイター』ともども、園崎もよろしくお願いします」と自分自身をアピールしていた園崎さん。ところが、これが決め手となり、本作でも出演することになったと、小野さんは笑いながら説明した。
世界的に人気の『ストIV』だが、アーケード版、コンシューマ版だけでなく、iPhone/iPod touch版も配信されている。知人から薦められてダウンロードしたという安元さんは、「すごくよくできているんですよ。今の発言は、Not営業で!(笑)」と本音が出た。格闘ゲームが苦手な園崎さんも、必殺技ボタンがあるので楽しめたと感想を語っていた。
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iPhone版『ストIV』を使って、賞品をかけた対戦が行われることに。喜多村さんが小野さんと対決し、見事に勝利した喜多村さんは、『ストIV』がインストールされたiPod touchをゲット! 他の2人もおこぼれにあずかり特製カバーをもらっていた。 |
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パネルをめくり、描かれたキャラの技名をシャウトする“技名シャウト”がスタート。サガットを引き当てた安元さんは、『ストII』バージョンで「アイガーアパカッ!!」と物まねを行う。当時は音声の容量を削るために“タ”の音を削り、ほぼ“ア”にしか聴こえなかったことが小野さんの口から明らかに。見事な物まねに会場からは拍手があがった。 |
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続いて喜多村さんが挑戦。ガイルが表示されたため、横にいる安元さんにアドバイスを求めると「頑張る感じで、頭を平にした感じで」と、なんとも適当なアドバイスが。苦笑いしながら「ソニックブーーーーーム!」とこなした。 |
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最後の園崎さんが挑むのはダン。画像は「余裕ッス!」のポーズだったが、皆からの「振り切ってください!」というリクエストにこたえ、「うりゃりゃりゃりゃりゃ~~~、ひゃっほーーー!!」とダンを熱演。コーナーの意図としては不正解だったが、キャラの物まねという点でみると大正解といえる。 |
喜多村さんは「キモチいい悪役です、ぜひ愛してください」とメッセージを送ると、安元さんは「対戦が楽しいので、遊び倒してください」と続けた。最後に園崎さんは「私のヴァイパーは、少しとっつきにくいかもしれませんが、ぜひ使い込んでください。そしてシリーズともども、園崎をよろしくお願いします」とお約束のあいさつで会場を沸かせ、イベントを締めくくった。
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- ▼『スーパーストリートファイターIV』
- ■メーカー:カプコン
- ■対応機種:PS3/Xbox 360
- ■ジャンル:FTG
- ■発売日:2010年4月28日
- ■価格:通常版 4,990円(税込)/コレクターズ・パッケージ 5,990円(税込)(イーカプコン限定版は通常版 6,490円(税込)/コレクターズ・パッケージ 7,490円(税込))
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- ▼『スーパーストリートファイターIV』
- ■メーカー:カプコン
- ■対応機種:AC
- ■ジャンル:FTG
- ■稼働時期:未定