2010年4月15日(木)

『2010 FIFA W杯 南アフリカ大会』は『FIFA 10』からどこが変わった?

文:電撃オンライン

 エレクトロニック・アーツは、5月13日に発売するサッカーゲーム『2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ大会』の記者発表会を、本日4月15日に東京・国立競技場で開催した。

 『2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ大会』は、6月~7月にかけて開催されるサッカーの世界選手権“2010 FIFA ワールドカップ”を題材にしたサッカーゲーム。唯一の公式ゲームで、予選に出場した全199カ国のナショナルチームが収録されている。もちろん日本代表チームも実名で含まれている。対応プラットフォームは、PS3/PSP/Wii/Xbox 360の4機種だ。

『2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ大会』 『2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ大会』
▲プロデューサーの牧田和也さん(右)。『2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ大会』について、PS3版とXbox 360版を中心に説明していた。

 発表会では、『FIFA』シリーズではおなじみとなったプロデューサー・牧田和也さんがゲームについて詳しく説明。さらにEAサポーターとして、スポーツ選手や芸能人も駆けつけた。まずは、本作のプロモーションムービーをご覧いただきたい。

■『2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ大会』PV
■『2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ大会』PV
(1分05秒、wmv形式ファイル)

 プロモーションムービーにもある通り、2010年のFIFA ワールドカップを可能な限り再現している本作。そんな本作について、牧田さんが細かい説明を行った。PS3/Xbox 360版での大きなポイントは「誰でもすぐ手にとってプレイできる(牧田さん)」ことを目指して採用された2ボタンコントロール。これはオフェンス時、パスとシュートの2ボタンでプレイできるように設定された操作体系だ。これによって、サッカーゲーム初心者でも楽しめるという。ちなみにWii版やPSP版にもシンプルな操作法が用意されている。

 PS3/Xbox 360版では、『FIFA 10』からのフィードバックを受けて100以上の改良を施しているそう。試合部分の大きな変更点として牧田さんは、ホームとアウェイのそれぞれでチームのモメンタム(勢いのよさ)が変わること、南アフリカの標高を意識した選手の疲労やボール軌道を挙げていた。

『2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ大会』 『2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ大会』

 PS3/Xbox 360版のモードについても解説。“キャプテンモード”は、199チームの中から1つを選び、チームの1選手として戦うもの。3人のチーム内ライバルとキャプテンを競い、さらにはワールドカップ地区予選を戦っていく。実在選手だけでなく、オリジナル選手を使うことも可能で、『FIFA 10』のバーチャルプロを使うこともできる。

 “2010 FIFA ワールドカップオンラインモード”では、自分の選んだチームでグループステージと決勝トーナメントをオンライン上のプレイヤーと戦うもの。対戦結果は、プレイヤーが所属している国のランキングに反映される。国別のリーダーボードや、個人のランキングを示す“バトルオブネイション”が用意される。

 決められたシチュエーションをプレイする“南アフリカへの道モード”もある。ソフトには、2010年のワールドカップ予選と、2006年ドイツ大会のシチュエーションを50以上収録している。さらに、今大会のワールドカップ開催中に起きたシチュエーションも、各試合の翌日にオンラインで配信する予定だそう。

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 この他、Wii版についても軽く触れられた。最大4人で勝ち抜き戦を行う“グローバルエリミネーション”、オリジナルチームを使ってワールドカップ出場32カ国に挑み、相手チームから選手を獲得していく“Zakumiオールスターズ”などが収録される。

『2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ大会』 『2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ大会』
▲Wii版では、グローバルエリミネーションモード(左)を搭載。他の3人すべてに勝つことができた人が優勝となる。

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▲牧田さんの説明後、ゲームで実況を担当する西岡明彦さん(左)と、EAサポーターが登場。サポーターは左から、タレントの曙さん、元日本代表選手の城彰二さん、モデルのベッキー・クルーエルさん、コスプレファイターの長島☆自演乙☆雄一郎さん。 ▲サポーターの4人が、2対2でゲームをプレイ。城さんが今大会注目しているというアルゼンチンとブラジルで戦っていた。

 記者も、『FIFA 10』からの変更点が気になっていたので、1試合だけXbox 360版を会場で試遊した。操作感覚は『FIFA 10』から大きく変わっておらず、ほぼ同じスタイルでプレイすることができそうだ。ただ、わずかながら“ボールが浮きやすい”印象を受けた。これは牧田さんも語っていた“南アフリカの標高”によるものと推測される。

 気になる実況と解説は、『FIFA 10』と同様に西岡明彦さんと岡田武史さん。ただ、岡田さんは日本代表監督としてゲーム内にも登場している点が気になるところ。日本代表の試合では、実況解説をOFFにしておいた方が、リアリティを感じられるかもしれない。

データ

▼『2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ大会』
■メーカー:エレクトロニック・アーツ
■対応機種:PS3/PSP/Wii/Xbox 360
■ジャンル:SPG
■発売日:2010年5月13日
■価格:PS3、Xbox 360 5,040円(税込)/PSP、Wii 3,990円(税込)
 
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