2010年4月24日(土)
新作旧作問わず、さまざまなミステリー・ホラー・サスペンス系のアドベンチャーゲームを紹介していく“まり蔵探偵事務所”。今回は、3月25日に角川書店から発売された、PSP用AVG『バーストエラー イブ・ザ・ファースト』をお届けします。名作『EVE burst error』のリメイクとあって、所長のまり蔵も助手のごえモンも思い出話に花を咲かせておりますよ~。
▲1995年11月22日にPC-98用タイトルとして発売された『EVE burst error』。発売後は高い人気を博し、その後、セガサターン、PS2、WindowsPCなどに移植されました。『バーストエラー イブ・ザ・ファースト』は『EVE burst error』のリメイク作にあたります。 |
弥生にあこがれてタバコを吸っていた時期がありました。まり蔵探偵事務所・所長のまり蔵です。 | ||
天城小次郎にあこがれる、まり蔵探偵事務所・助手のごえモンです。僕のソウルゲーム『EVE burst error』を取り上げると聞いて! | ||
今日紹介するのは、リメイク版の『バーストエラー イブ・ザ・ファースト』なんだけどね。 | ||
今年の3月25日に角川書店から発売されたPSP版ですね。 | ||
そうです、なんと読者の方から調査依頼がきましてね。「旧作と変わったところを教えて!」って。こんな寂れた探偵事務所なのに……奇特な人だ。 | ||
奇特言うな! ありがたいことじゃないですか。 | ||
ええ、なので、旧作からの変更点を中心に紹介していこうと。 | ||
了解しました。ところで、この作品はいろいろなプラットフォームで発売されていますが、所長が一番最初に遊んだ機種はなんでした? | ||
私はセガサターンだね。『野々村病院の人々』と一緒に買いました。 | ||
僕もサターン版でした。18歳以上推奨のソフトだったんですよね。 | ||
そうそう! だからセクシーなシーンもたくさんあって、プレイしてて楽しかったわ~。げへへへへ。 | ||
この俗物め……。 |
というわけでPSP版をプレイしたわけですが、いや~、13年前の作品だとさすがにいろいろと忘れてるね。まりな編なんて、ハイジャックから始まるかと思ってたらシージャックだったし。 | ||
いや、それ変更されたところです。サターン版はハイジャックでした。 | ||
ありゃ、やっぱり変わってたんだ。 | ||
ストーリーはかなり変わっていると思います。小次郎編も、天城探偵事務所から始まりませんでしたしね。 | ||
小次郎はのっけからアクアさんとよろしくやってましたなあ。ちょっと前髪が短くなって、目が隠れなくなったからって! | ||
小次郎はいつの時代もモテまくりですから。 | ||
まりな編と小次郎編をサイトチェンジする時、サターン版はディスクを交換してたけど、PSP版は□ボタン1つで変えられて便利だったね。君はどっちからプレイしたの? | ||
小次郎に決まってるじゃないですか。いきなりまりな編から始まったから、シージャックされる前に急いで小次郎編にチェンジしましたよ。 | ||
徹底してんなあ。私はまりな編からプレイして、ストーリーが進まなくなったら小次郎編にスイッチしたよ。 | ||
ふん、小次郎編からプレイしないなんて、小次郎ファンの風上にも置けませんね! | ||
いや、特にファンじゃないですから。あと、ちょっとトラウマがあって……。 | ||
トラウマ? | ||
サターン版をプレイした時、小次郎編から始めるとなぜか詰まってね。3回やっても無理で、仕方なくまりな編から始めてみたらあっさりゲームが進んだという悲しい思い出が……。 | ||
……それは所長のプレイの仕方に問題があったんじゃあ。 | ||
だから『EVE』シリーズ作品は、どんなタイトルでもまりな編からプレイしようって心に決めてるんだ。あの悲劇を繰り返さないために……! | ||
とりあえず、所長が10年以上前からダメプレイヤーだったってことはわかりました。 |
▲まりな編、小次郎編とも冒頭からストーリーが変更されていました。でも、リメイクされても、まりなのおじ様好きと小次郎のモテっぷりは、あいかわらずでした。 |
→次のページでも、所長と助手の思い出語りは止まらない!(2ページ目へ)