2010年4月23日(金)
▲ベルサール秋葉原前に設置された、RX-78-2 GUNDAMの頭部。 |
CJインターネットジャパンは4月23日、PC用アクションシューティングゲーム『SDガンダムカプセルファイターオンライン(以下、SDGO)』のプレスカンファレンスを東京・ベルサール秋葉原で開催した。
カンファレンスはバンダイコリア代表取締役社長 江本義昭氏のあいさつでスタート。江本氏は「『SDGO』の開発が始まったのは5年前の春ですが、企画自体は2004年にスタートしています。当時はキャラクターゲームのオンライン版という物が存在しなかったため、社内ではビジネスとして成立するのか? プレイヤーに受け入れられるのか? という点を検討しました。最終的には受け入れられる、という結論が出たわけです」と述べた。
続けて「しかし、オンラインゲームの市場としてはおそらく世界一の韓国では、キャラクタービジネスやビデオゲームでは実績がありません。そこで日本特異のキャラクタービジネスのノウハウと、韓国が持つオンラインゲームの実績をうまく融合させればよいと、企画が動き出してから6年。日本でサービスできることに興奮しています。おもしろさや奥深さを知っていただくためにも、とにかく一度触ってみてください。」とも語った。
また江本氏は、韓国サービスが2007年2月に始まり、今年の2月に月別売り上げの過去最高を記録したことを明らかにした。中国でもサービス開始から1年4カ月で同じく過去最高の売り上げという結果があり、現在は韓国、中国、台湾、香港の4カ国で累計1,400万アカウントに到達したことも発表。日本でサービスするにあたり、プレイヤーの要望をくみ、コミュニケーションを取りつつゲームに反映させていきたいと語った。
続けて、CJインターネットジャパン代表取締役・朴且鎮氏が登壇。「『SDGO』はシングル、対戦、協力プレイと遊び方が充実している他、必殺技などもアニメ版から忠実に再現しています。友だちや親子で一緒に遊んでほしいです。ゆくゆくは、他国の『SDGO』プレイヤーとも対戦できるようにしていきたい」とコメント。
さらに朴氏は夢を1つ言わせてほしいと前置きした上で、「実は昨日、2人目の子どもが生まれました。妻からはアムロに似ているよとの報告がありました。5年後には『SDGO』をこの子に教え、10年後には2人でチームを組んで『SDGO』世界大会に出場し、15年後にはコロニーから大会を中継。そしてガンダムの歴史と同じ30年後には孫と一緒に『SDGO』で遊びたい。そのためにもCJインターネットが持つオンラインゲームのノウハウをすべてぶつけ、6年前には誰も思いつかなかったキャラクターオンラインゲームというジャンルを切り開いていきたい」と述べた。
▲バンダイコリア代表取締役社長 江本義昭氏 | ▲CJインターネットジャパン代表取締役 朴且鎮氏 |
次にCJインターネットジャパン『SDGO』日本プロデューサー 秋山隆利氏による、ゲーム概要の説明が行われた。
『SDGO』はバンダイコリアおよびソフトマックスが共同開発する。コアゲーマーからライトゲーマーまで、誰もが遊べることをコンセプトとしたアクション・シューティングだ。いわゆるファースト世代と言われる『機動戦士ガンダム』とそれに続く『機動戦士Zガンダム』、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』をはじめ、『SDガンダム三国伝BraveBattleWarriors』や、メディアミックス作品である『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』など20作品から、300機以上のモビルスーツ(MS)が登場。モビルスーツのモデリングは、『Gジェネレーション』シリーズを手がけた、トムクリエイトが担当する。
ただし、アルファテストの時点で体験できたのは23機のみ。クローズドベータテストで58機、オープンベータテストで91機と少しずつ新たなMSが追加されるようだ。
▲最新のユニコーンガンダムや、SDガンダムだけに登場するMS、さらには熱心なファン以外記憶していないような、マニアックなMSも今後実装される予定だ。 |
▲マップは“Jaburo”、“Neo Tokyo”など約30種類。 |
実際のゲーム内容だが、対戦、ミッション、クラン戦の3種類のサーバがある。対戦およびクラン戦サーバでは、1対1~4対4での対戦が楽しめる一般戦モード、チーム点数を0にしたほうが勝利するデスマッチモード、上級サーバのみで遊べるタッグマッチモード、クラン対抗のクラン戦モードをプレイ可能。
ミッションサーバでは、主にルームごとに異なる任務のクリアが目的で、ここではパイロットとしての経験値を獲得でき、階級の昇進が可能。アニメ版に登場したシーンを追体験できるシチュエーションモードもあり、ベータテストでは『機動戦士Zガンダム』をモチーフにした、サイコガンダムの破壊が目的のミッションなどが体験できる。
その他、ユニット強化、スキル追加、見た目のデコレーションといったMSのカスタマイズシステムが用意されている。
▲戦況アナウンスや経験値ボーナス付与でプレイヤーを支援するオペレーターには、有名声優を多数起用。 |
秋山氏は日本サービスの独自機能として、ゲーム外に連動型コミュニティを開設することを紹介。これはゲーム内での戦績が自動的にブログに掲載されたり、日記の記入やログインでマイレージをためることでモビルスーツを獲得できたりするものとなっている。また本作は、『ガンダム』をベースとした作品としては初の基本プレイ無料を採用。無料プレイでも、すべてのモビルスーツがコンプリートできる機会を提供するなど、日本独自のゲームバランスで調整するとのことだ。
気になるサービススケジュールだが、4月30日17:00よりクローズドベータテストの参加者募集を開始。5月20日よりベータテストが実施される。
「ガンダム発祥の地である日本でサービスを行う以上、バンダイコリア、CJインターネットジャパン、開発のソフトマックスやその他メーカーとも協力体制を敷いたうえで、日本のプレイヤーに満足してもらえる品質を提供したい」と秋山氏は述べた。
この後、会場にはタレントの土田晃之さんと熊田曜子さんが登場。プレスカンファレンス後には一般プレイヤー向けのトークショー、SDガンダムクイズ大会などが行われていた。
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