2010年4月26日(月)
バンダイナムコゲームスは、2010年に発売するPSP用ソフト『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX(クロス)(以下、なりきりダンジョンX)』の新情報を公開した。
本作は、2000年にゲームボーイカラー用ソフトとして発売された『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』を新たに作り直したもの。新たな戦闘システム“クロスアーツエアーリアル-リニアモーションバトルシステム(XAR-LMBS)”を搭載し、爽快なバトルを楽しめる。また、同じディスク内に『テイルズ オブ ファンタジア』のクロスエディションを収録している。
今回の記事では、生まれ変わった『テイルズ オブ ファンタジア』のバトルシステムについて紹介する。他にも、『なりきりダンジョンX』の新コスチュームや序盤のイベントシーンなどもお届けする。
『なりきりダンジョンX』には、『テイルズ オブ ファンタジアクロスエディション』も収録されているのは上記の通り。戦闘は、2006年にPSPで発売された『フルボイスエディション』のものをリニアモーションバトルシステム(LMBS)に改造したものが搭載されている。
『フルボイスエディション』では、戦闘時に誰かが術を詠唱するとタイムストップ状態となっていたが、この仕様が本作では削除され、術の同時発動が可能になった。さらに、2段目でストップさせていた通常攻撃が3段目までつながる仕様を追加。また敵味方とも、戦闘時の移動速度が約2倍になり、バトルはよりスピーディで爽快に進化している。
さらに新システムとして、ステップを追加。□ボタン+十字ボタンの前後でフロントステップとバックステップが可能になり、敵と隣接した状態で敵方向にステップすると、敵をすり抜けて背後に回りこむパッシングスルーができる。
左がステップで、右がパッシングスルーの画像。 |
また、前作ではLRボタンに割り当てられていた2つの行動ショートカットを“Rボタン+(○△□×)ボタン”へと変更することで、戦闘参加キャラクター全員に術技のショートカットを設定できるようになっている。従来通り、操作キャラクターには“十字ボタン+×ボタン”で4種類の術技を割り振ることも可能だ。
その他にも、テクニカルリングを入手するまで選択できなかったマニュアル操作が、ゲーム開始時から選択可能になっている。味方の隊列変更指示も、よりわかりやすく直感的な操作となっているので、バトルでより一層の爽快感を味わえる。
キャラクタードット絵も一新され、術技のエフェクトもより豪華に改良されている。 |
15年の歴史を誇る『テイルズ オブ』シリーズの原点となる『テイルズ オブ ファンタジア』。Production I.Gによる美麗なアニメーション、藤島康介さんデザインの魅力的なキャラクター、飽きのこない爽快なバトルシステムなど、『テイルズ オブ』シリーズで高く評価されている部分を初めて取り入れた作品だ。豪華声優陣によるフルボイスのイベントシーンが感動的なストーリーを彩り、プレイヤーを冒険の世界に引き込んでいく。
アセリア暦4304年…… |
(C)藤島康介 (C)1994-2010 NBGI
※画面は開発中のもの。