2010年5月5日(水)
ここからは、アメリカ・ラスベガスで行われた“Bethesda Gamers Day 2010”で明らかにされた情報を掲載していく。断片的な情報ではあるが、これから『FONV』がどんな作品になるのか推察してもらいたい。
▲“BFG 2010”では、本作のデモプレイも披露された。 |
・『FO3』ではVaultで誕生するところから始まるが、『FONV』ではいきなり頭部を撃たれ謎のロボットに救出されるところから始まる。
・『FONV』ではキャラ作成時に年齢の項目が追加された。
・その他、キャラ作成(S.P.E.C.I.A.L.振り分け、テストによるタグスキルなど)は『FO3』とおおむね同じ。スキルは『FO3』と異なるものが確認できた。
▲“S.P.E.C.I.A.L.”とは、体力や運、素早さなどキャラクターの基本的な能力を数値で表したもの。Strength(筋力)、Perception(知覚)、Endurance(体力)Charisma(魅力)、Intelligence(知力)、Agility(敏捷性)Luck(運)の頭文字を取って“S.P.E.C.I.A.L.”と呼ぶ。 |
・『FO3』ではVaultを出るまで時間がかかったが、『FONV』では5分~10分程度に短縮した。
・世界に出る前にPip-Boy、武器などを渡される。(※Pip-Boyは、『FO3』にも登場した情報ツール。『FO3』では、各種メニューはPip-Boyの画面を通して見るようになっていた)。HPやAPなどの表示は『FO3』ライクなものとなっていた。
・ハードコアモードが追加される。このモードでは、
一定時間で水を飲む必要がある
スティムパックなどを使用した際に、回復に時間がかかる
手足などを負傷した際に、スティムパックで治療することはできない
弾丸に重さが設定される
など、よりリアルな冒険を楽しむことができる。プレイ中にモードを切り替えられるようだ。
・舞台ワシントンD.C.からラスベガス周辺に。モハーヴェ砂漠独特の植物や生き物を取り入れ、この地域の雰囲気を出している。
・ここからは、デモプレイの内容について触れていく。Pip-Boyを渡されたプレイヤーは、“Good Springs”という街でGECKO退治のクエストを受ける。(※GECKOとは、過去の『FO』シリーズに登場した敵)
・戦闘をフォローしてくれるシステム“V.A.T.S.”は、今作でも採用。その他に、Kill Cam(Cinematicモード)という演出があり、V.A.T.S.不使用時もランダムでスローモーションのKill演出が入る。
・次は“Good Springs”へ戻り、街の中心的なポイントであるSaloonに行く。
・バーテンと会話し、数日前にRingoという商人(※『FO3』のCaravan主的存在)が街へ助けを求め逃げてきたことを聞く。Ringoを店の裏でかくまっていると聞き、彼と話をしに行く。
・彼を助け、追っているギャングと対決するために仲間を募集する。
・『FO3』に存在したSpeech/Luck(会話中に%で表示されたもの)が同じように存在(赤で表示)。赤で表示はSkillが足りないことを表しており、もしSkillの値が足りていれば、何かが発生することをプレイヤーに知らせている。
・武器のアップグレードを紹介。デモプレイではスコープを装着したり、エクステンデッド マガジンを装着していた。
・すべての武器にフィニッシングムーブがある(※デモプレイではGolf Clubのフィニッシングムーブが発動していた。名前は“FORE!”)。
・場面が変わってジェットコースターのある場所へ。ここではグレネードランチャーを紹介していた。爆発物で遠距離攻撃できるタイプの武器で、発射された爆発物は、放物線軌道を描いて敵のもとへ。
・続いては、ブラックマウンテンという場所へ。大きな恐竜のオブジェクトがあり、その中に入るとショップが。メニュー画面を開くと、オールアメリカンというマシンガンらしき武器と、C-4(投擲タイプの武器?)、アンチマテリアルライフルを確認できた。
・スーパーミュータントとよく似た“Nightkin”という敵が登場。こちらは肌の色が紫色だった。さらに“Nightkin sniper”という名前も確認できた。また、“Nightkin”タイプの敵にはステルス状態で襲ってくるものも。
▲こちらは“Nightkin”の姿をとらえた1枚。コンクリートのかたまりを、武器として使っているようだ。 |
・新たな武器としてグレネードマシンガンが登場。その名の通り、グレネードをマシンガンのように速射できる武器のようだ。弾丸の軌道は曲射タイプではないようだ。他にはエナジー武器の新武器も確認できた。
▲こちらは、グレネードマシンガンでスーパーミュータントたちを攻撃する様子。 |
・コンパニオンシステムの紹介。コンパニオンによって得意とする武器(近距離・遠距離など)が存在するが、不得意とする物を装備させることも可能。出せるコマンドが細分化された。
・デモプレイの途中で『FO3』にも登場した、武器を自作できる工作台を確認。本作でも自作武器はあるようだ。
▲こちらがコンパニオンコマンドのメニュー画面。『FO3』よりも細かく指示を出せるようになっている。 |
・はるか上空から放たれる、強力なレーザーで攻撃できる。どうやれば使えるのかなどは不明。
・NCR(New California Republic)やCaesar’s Legionsなどの勢力が存在。物資の確保・政治的立場の違いなどから対立している。受けるクエスト、受けたクエストをどうこなすかによって、個々の勢力のプレイヤーキャラクターに対する立場が変化。勢力とプレイヤーキャラクターの関係によって発生するクエストや、勢力の対応が変化する。
▲掲げている旗から察するに、この建物はNCRが支配しているようだ。見張りとおぼしきキャラクターの服装が統一されていることから、かなり統制の取れた組織だと推測できる。 | ▲デモプレイにも一瞬だけ登場したロボット。胸の部分に設置されたモニターには、威圧的な男性(警官?)の顔が表示されている。 |
▲その他、今回明らかになったスクリーンショット数点をお届け。 |
以上、“BFG 2010”で行われた発表とデモプレイの内容をもとに、現時点で入手できた情報をまとめてみた。また本日掲載しているべセスダ・ソフトワークスのPete Hinesさんのインタビューにも、『FONV』に関する新情報が掲載されているので、興味がある人はぜひチェックしてもらいたい。
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