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2010年5月9日(日)

【電撃鉄砲隊 第4回】FPSやるなら対戦するでしょ! 対人戦がアツいでしょ!

文:電撃オンライン

 こんにちワルサーP38! 前回はゴールデンウィークっつーことで勝手に休んじゃった青毛野郎が贈る、FPS的コラム“電撃鉄砲隊”です。ちなみにワルサーP38は、あのルパン三世も愛用しているドイツ製ピストル。“ワルサー”って聞くと言葉の響きが悪の秘密結社みたいな雰囲気でカッコイイですよね。でもドイツ語だと“ヴァルター”のほうが本来の発音に近いらしいよ! どのみち悪の秘密結社っぽいね!

【電撃鉄砲隊 第4回】FPSやるなら対戦するでしょ! 対人戦がアツいでしょ!

 さてさて、記念すべき本コラムの第4回になります(編:いつまで記念してんのさ)。前回まで、「FPSとはなんぞや?」的な感じで、FPSの魅力について語ってきました。そろそろ「もういい加減違う話をしろ!」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、まあ落ち着いて。そう、そのトリガーから指を放して、銃を床に置くんだ。両手を頭の後ろで組み、足をガニ股に開いてからひざを少し曲げると、Oh Sexy!! なんつって。ごめんなさい、思いついただけなんです、怒らないでください。

 あらためて簡潔にいきますと、今回はFPSにおける“対戦”について、FPS初心者さんに向けて語りたいと思います。あくまで初心者さん向けですよー。

 なんで対戦について語るのかというと、昨今のFPSには、ほぼ確実に“対戦モード(マルチプレイモードとも)”が搭載されているからです。というか、ぶっちゃけますが、FPSは何が楽しいって対戦が楽しいんですよ。FPSプレイヤーの99.98%はそう思ってます!(注:青毛野郎調べ) 対戦プレイができないFPSなぞ、FPSの風上にも置けません。え、風下や無風状態ならセーフ? そういうヘリクツ、先生嫌いだな。

 もちろん、最近のFPSにとって、1人で遊べるモードは不可欠です。どのタイトルも“ストーリーモード”にすごく力を入れていて、映画的な演出を盛り込んだドラマチックなストーリー展開は、今も新たなユーザーを獲得しています。ボリュームもあって、それをクリアするだけでも十分満足できるくらいしっかり作り込まれていますからね。FPSが市民権を得る原動力になったことは確かです。

【電撃鉄砲隊 第4回】FPSやるなら対戦するでしょ! 対人戦がアツいでしょ! 【電撃鉄砲隊 第4回】FPSやるなら対戦するでしょ! 対人戦がアツいでしょ!
【電撃鉄砲隊 第4回】FPSやるなら対戦するでしょ! 対人戦がアツいでしょ! 【電撃鉄砲隊 第4回】FPSやるなら対戦するでしょ! 対人戦がアツいでしょ!
▲PS3/Xbox 360『オペレーション フラッシュポイント:ドラゴンライジング』では、日本の北に位置する架空の島で、アメリカ軍対中国軍の超リアルな対立が描かれてましたね。

 ですが、対戦の楽しさに目覚めてしまった人からすれば、FPSの“ストーリーモード”は対戦の前のチュートリアルと言っても過言ではありません。いや、過言か。頑張って作ってくれているメーカーさん、ごめんなさい。まあ青毛野郎としてはそれくらいの勢いで対戦を楽しみにしているぞ、と。

 たとえるなら、FPSはFTG(対戦格闘ゲーム)なんですよ。FTGって、“ストーリーモード”などの要素がある作品もありますが、やっぱりメインは対人戦ですよね? それ以外のモードって対戦相手がいないときに遊ぶものって感覚じゃないでしょうか? FPSも同様なんですよね、対戦好きからすると。

■対戦は敷居が高い? そんなことはナッシング!!

 対戦の何が楽しいのか? ということは、もはや説明不要でしょう。たいていのゲームは1人より複数人で遊んだ方が楽しいですからね。相手が人間だからNPCにはできない高度な読み合いも生まれますし、FPSのゲーム性の高さをより実感できます(当コラムの第3回参照)。何より、コンピュータ相手の撃ち合いでは、真の勝負とは言えません。手ごわい人間との手に汗握る撃ち合いだからこそ、勝った負けたと一喜一憂できるというものです。

 なので、FPSをやるなら対戦をやらないともったいないぜ、と俺は言いたい。声を大にして言いたい。文字ならフォントサイズを+30くらいにして言いたい(編:レイアウト崩れるからやめて)。でもFPS初心者にとって、対戦は敷居が高く感じるようです。

「どうせ瞬殺されちゃうし……」

 わかります。その気持ちはよくわかります。ですが、そんなにビビることはありません! そもそも、初心者が上級者にやられちゃうなんて、ある意味当たり前なんです。経験を重ねたプレイヤーが初心者に勝てないゲームなんて、ゲームバランスとしてドウナノヨとしか言いようがありません(運が重要な場合はその限りではないですが)。例えばFTGで初心者がいきなり上級者に挑んで勝てますか? マジ勝てません。最初から勝てると思ってプレイするからいかんのです。“やられて当然”と思ってプレイすれば、やられてイライラすることもなくなりますし、逆に運よくでも相手を倒したときに、「勝てたぜ!」と喜べることでしょう。

【電撃鉄砲隊 第4回】FPSやるなら対戦するでしょ! 対人戦がアツいでしょ!
▲後ろに隠れて、上級者のプレイを見てみるのもアリ。

「チームの仲間に迷惑かけるかもしれないから……」

 わかります。その気持ちはよーくわかります。

 ですが、最近のFPSの対戦は大人数で戦いますし、1人のせいで負けるなんてことは、よほど高度な戦術でも行わない限りほとんどありません。

 また、負けたところで他の上級者さんはそんなに気にしていませんので、心配することはまったくないのです。もちろん、最低限ルールを把握しておくことは大切ですが。あと、FPS特有のマナーやそのタイトル固有の暗黙のルールが存在することがあるので、ファンサイトを検索してチェックしておくとなおベターです。人気のあるタイトルは、たいていファンの有志が基本ルールやセオリー、マナーなどをまとめた“ファンサイト”や、みんなが自由に編集できるサイト“Wiki(ウィキ)”を立ち上げていますので。

「そうは言っても負けてイライラするのはイヤだし、他人とプレイするのは緊張するし……」

 わかります。その気持ちはよーーくわかります。

 ですが、僕はFPSほど初心者に優しい対戦ゲームはないんじゃないかと思うのです。

 まずFPSでは、オンラインゲームに代表されるMMORPGと比べると他の人とチャットなどでコミュニケーションをとる必要性が格段に低いです。会話しなくても、敵と戦ってさえいればまず問題ありません。自慢じゃありませんが、青毛野郎はFPSをプレイ中に他のプレイヤーと会話したことがほとんどありません。でもどうにかなってます。

【電撃鉄砲隊 第4回】FPSやるなら対戦するでしょ! 対人戦がアツいでしょ!
▲ボイスチャットがない場合は、目で訴えかけてみましょう。もしかしたら通じるかもしれません。通じないかもしれません。

 次に、最近のFPSは対戦のなかでいろんな役割が用意されています。拠点や乗り物を修理する役、仲間の体力を回復する役、敵を発見して報告したり援護を要請したりする役などなど。人を倒す以外の役割を果たすことでも、チームに貢献できるゲームが多いのです。だから最初はサポート役をやりながら、銃撃戦にうまくなっていくということも可能です。

 最後に、FPSは大人数で対戦するので、先ほども言いましたが勝敗の責任が1人に降りかかることはありません。逆に、メンバー次第では自分が下手でもチームが勝てることは当たり前のようにあります。何度も比較に出して申し訳ありませんが、これがFTGならそうはいきません。勝つも負けるも自分次第ですし、上級者に初心者が勝つことは簡単ではありません。もちろん、FPSでも1対1になってしまうと上級者の方が圧倒的に有利なことには変わりありませんが、チームという複数人の編成になればこそ、うまい人たちの勝利に乗っかることができるわけです。

 さて、ここまで読んでもまだ「ワタシ怖いわ」という人いますか? そんな人には、青毛野郎から対戦のオキテ3カ条を伝授しましょう!

1.やられて覚えろ!

 どうしたって最初はやられまくってしまいますが、くよくよせずに、やられやすい場所、有利な場所、相手の戦法を覚えよう。そしてマネしてみるべし!

2.他のプレイヤーの後を着いていけ!

 他の人と一緒にいれば、数の力で敵を倒せる確率がアップ! さらに、仲間のプレイから、その戦場でのセオリーや抜け道など、テクニックを覚えられる!

3.急いでフィールド(地形)を覚えろ!

 何はなくとも、まずは戦場となるマップの地形を覚えて、迷わないようにしよう。武器が手に入るポイントや回復ポイント、待ち伏せしやすい位置を把握すべし! 最初は参加者が少ないゲームに参加して、フィールドを歩き回るのも手!

 そんなわけで、FPS初心者&未経験者の皆さん。対戦は怖くありませんよ! さあ、キミもFPSで来世の分まで対戦しまくろう!! では、今回はここまでです。次回をお楽しみに。OVER。



※画像は、すべてコードマスターズの『オペレーション フラッシュポイント:ドラゴンライジング』より。

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