2010年5月13日(木)
KONAMIから6月24日に発売されるDS用ソフト『ラブプラス+』。本作の新要素や最新情報をまとめていく企画【月刊ラブプラス出張版】第1回として、今回はアスキー・メディアワークスの美少女キャラクター誌『電撃G’sマガジン』に掲載された、開発スタッフインタビューと5つの新要素についてお届けする。
『ラブプラス+』は、2009年9月に発売され話題を呼んだコミュニケーションゲーム『ラブプラス』に、新要素などを追加した作品。『ラブプラス』で楽しめた、ゲーム内の高校生のキャラクターと登校したり学校で過ごしたりといった日常に加え、旅行などの非日常的要素が追加され、より一層リアルな体験ができるようになっている。
お話を伺ったのは、内田明理プロデューサーと石原明広ディレクターのお2人。『ラブプラス+』とはどんな作品なのか、また前作からの引き継ぎの有無や追加要素など、取材で判明した9つポイントを以下で紹介していく。
(※インタビュー中は敬称略)
内田:前作は自分たちにとっても新しい試みの作品だったので、発売された後も、制作面での反省点があったんです。それらをすべてクリアしたものを、とにかく早く出したいという思いが強かったです。でもそれ以上に、発売されてからのユーザーのみなさんの盛り上がりの大きさがすごくうれしくて、もっといろいろな部分を作り込んでいいものにしようという気持ちのほうが大きかったですね。
石原:そうですね。ユーザーさんがもっと喜んでくれるように、かなりの部分において掘り下げて作っています。足りていなかったかなと思われる部分については、極力補完するように現在も制作を進めています。
石原:テーマは“進化”です。さらにちょっともじって、彼女との関係が深くなる、深く変わるということでも“深化”します。ありとあらゆるものが“進化”し、“深化”するという方向で進めています。システム、バランスデザイン、新しい要素、オマケ的なものまで「ここまでやらなくてもよかったんじゃないか」というほど作ってます。タイトルどおりすべてがプラスされ、かつ“進化”していますね。特に、コミュニケーションという部分は重要視していて、彼氏と彼女の関係、ユーザーさん同士の関係、その2つの点についてすごく強化しています。
石原:皆さんが前作を楽しんでくださったことが、僕らの励みになっています。なので、これは声を大にしていいたい。確実に前作をめちゃめちゃ超えたものになることだけは、ご期待してもらってかまいません!
内田:『ラブプラス』は作ってて本当に楽しいんですよね。これを作ったらどう受け止めてもらえるんだろう、ってチーム全員でワクワクしながら作っています。夏に向けて皆さんといっしょに盛り上がりたいですね!
石原:発売が夏ですし、制作チームは正直ありえないほど大変です(笑)。そんな短い間ですけど、新規に1本ソフトを作っているくらい、とんでもない要素と遊びを追加しています。
内田:たとえば、追加モードの1つは、それ単体で商品にできるほどですし、前作を持っていても1本ソフトを買ったくらいの手ごたえは確実にありますよ。
石原:『ラブプラス』は当初とんでもない数のイベントや要素を入れたんですけど、多分皆さんも完全には遊びきっていないと思うんですよ。僕たちとしても前作をちゃんと遊び尽くしてほしいですし、皆さんもやり残しのソフトを置いて、引っ越すのはイヤだと思うんです。ですので、4ギガROMの中にまるっと前作を入れて、さらに新規追加も山ほど追加する形を取りました。もう前作のすべてが進化しています!
石原:データの引き継ぎは、DSを2台使って通信する方式になります。皆さんで協力し合っていただけますと幸いです。引き継がないと手に入らないボーナスがたくさんありますので100%引き継ぎがお得です。まず引き継いだ際には、新たに呼んでくれる名前が増えているので、名前の再入力ができます。たとえば、多数の販促用・記事用イラストが見られるギャラリーが出現します。どれだけ前作を遊んだかによって、ボーナスが変わりますので、今はけん怠期という方も、ぜひ彼女とラブラブしてあげてください(笑)。
石原:彼女通信は遊び倒してもらえるように大幅にテコ入れをしています! いろいろな人と思わず彼女通信したくなるようなネタを入れているので、きっと何度も通信したくなると思います。彼女通信のために友だちに会いたくなるくらいですよ。
内田:それでみんなで彼女連れてリアル旅行に出たいよね。
内田:髪型を変えて2人で旅行に行こう、というイメージで髪型をリニューアルしました。
石原:髪型の種類を増やし、基本の髪型に戻す方法など、調整も加えました。さらに、過去のゲームではあまり見たことのないシステムが1つ入っています。
石原:前作もそうでしたが、今作でも声優さんの意気込みが本当にスゴイですね。
内田:そう、本当にみんなすごいよね。僕は皆口裕子さんの収録中、セリフの内容にドキドキしちゃって顔が見られなかったですよ(笑)
内田:ラブプラスモードでしていることは、ゲームの他の要素をけずりとっていくと最後に残る、テーマのコアの部分なんですよね。そこに皆さんが予想以上に大きく反応してくださったことが、すごくうれしかったですね。それだけに今回はもう大幅強化しています! 『ラブプラス』で健康になった、って人の話を聞きましたけど、もっと健康になる人が増えるんじゃないかな(笑)。
石原:それは内田からの謎かけということで(笑)。会話のバリエーションはもちろん、受け答え、彼女の仕草、行動パターンが細分化されて種類がものすごく増えていますし、彼女とできることも増えています。いつかこのモードを本当に完全なものにしたいですね。
内田:そこで現実と『ラブプラス』が逆転する日が来るよね(笑)。
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