2010年6月17日(木)
本作は、テキストを読むだけでストーリーが進行していくタイプのアドベンチャーゲームとは一線を画する。直哉視点で進む現在のストーリーと、彩野が語る“物語”に散らばる情報をつなぎ合わせていくことで、物語の全ぼうが浮かび上がってくるのだ。しかし、最大の情報提供者である彩野の記憶が混乱しており、さらに彼女は現在の記憶が15分間しか保てない。
この15分の壁を突破するのに必要となるのが“あらすじ”だ。直哉と彩野は、会話中や“物語”に登場した言葉(キーワード)などを、カードにメモをする。話を進めていくと、重要な真実を書きとめたカードや、何に関連するのかよくわからない言葉を残したカードなど、手元のカードが増えていく。
15分が経過して彩野の記憶が失われたら、これまでに聞いた物語を直哉が簡単に説明し、物語の作者である彩野が“あらすじ”を作成。あらすじを作る途中で、彩野の記憶のあいまいな部分や自信がない部分に差し掛かったら、直哉がカードを提示する。このあらすじによって彩野は状況を理解し、さらにその先の“物語”を語れるようになるのだ。
なお、本作の体験版が現在公開されている。体験版は、ストーリーが楽しめるPC用、キャラクターの魅力を感じることができるモバイル用、システムを体験できるPS Store用の3種類。PC用は電撃オンラインでも配信中(第0回/第1回/第2回/第3回/第4回)なので、本作が気になる人はぜひプレイしてみよう。
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