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2010年6月18日(金)

ちょっとやりすぎなモデリング!? 新情報が公開された『GT5』のプレゼンをレポ!

文:電撃オンライン

『グランツーリスモ5』
▲山内一典氏

 現地時間の6月17日、米国で開催されているElectronic Entertainment Expo 2010の会場で、PS3用ソフト『グランツーリスモ5(以下、GT5)』のプレゼンが行われた。開発者の山内一典氏から語られた、本作のさまざまな情報をお伝えする。

 まず本作では、スタンダードカーとプレミアムカーの2種類の車が収録される。プレミアムカーは、フロアなどまでリアルに作り込まれた精密なモデル。セッションでは、実際に本物の写真を比べながらそのディテールが紹介された。床のハーネスなどまで再現されており、山内氏は「正直やりすぎました」と笑い混じりに話していた。

『グランツーリスモ5』 『グランツーリスモ5』
▲“リアルVS『GT5』”と題し紹介されたモデリング。左が『GT5』、右が実物の写真だ。

 また、新たに9種類のNASCARが追加されたことにも言及。NASCARは今後も増える予定だそうだ。あわせて、新しいコースも紹介された。マドリッド、トスカーナ、ローマ、トップギアのテストトラック、サルトサーキット、ニルブルクリンクの6種類で、マドリッドとローマは制作に2年掛かったとのことだ。

『グランツーリスモ5』 『グランツーリスモ5』 『グランツーリスモ5』
『グランツーリスモ5』 『グランツーリスモ5』
▲さまざまなコースが追加。トップギアのテストトラックは非常に危険なコースで、AIに試運転させていた時も事故が多発したという。

 続いて、写真を撮影するモードの紹介に移る。今作では、実際にその街にいるような感じで撮影ができ、撮影中に日が暮れたりすることもあるらしい。写真の解像度は8メガピクセルで、自由に歩き回りながら撮影できる。カメラの機能も充実しており、シャッター速度の調整など、現物のカメラでできることは大体できるそうだ。

『グランツーリスモ5』
▲撮影場所には京都の祇園もある。きれいな夜景を背景に、撮影を楽しめそうだ。

 加えて、オンラインモードも紹介された。これまでのシリーズでグランツーリスモモードと呼ばれていたモードがオンラインに対応し、ライセンス(ゲームの進行状況)などをフレンドと共有できる。BBSも用意されており、コメントを書き込むことも可能だ。

 オンラインモードの中でとりわけユニークなのが、マイラウンジ。これは、みんなで集まって対戦したり酒を飲んだりといったことを、オンラインで可能にするもの。ラウンジは各プレイヤーが1つ持つことができ、部屋の中ではフリー走行をしたり対戦したり、観戦したりすることもできる。チャットは運転中の人も含め、ラウンジにいる人全員が見られるので、走行中の人にツッコミも入れられる。

 さらに、本作は3D立体視とフェイストラッキングにも対応。両方組み合わされているタイトルは、『GT5』のみとのことだ。コースに時間の概念が導入されたことや、ロウビーム・ハイビームの切り替えなど、新たなエフェクトが追加されたことなどにも触れられた。

『グランツーリスモ5』 『グランツーリスモ5』
▲時間に応じて、コースはいろいろな姿を見せる。

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データ

▼『グランツーリスモ 5』
■メーカー:SCE
■対応機種:PS3
■ジャンル:RCG
■発売日:2010年11月予定
■価格:7,980円(税込)

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