2010年6月22日(火)
電撃オンラインとアスキー・メディアワークスの美少女キャラクター誌『電撃G’sマガジン』のコラボレーション企画【電撃G’sオンライン】。今回は、『Angel Beats!(以下、AB!)』のアソシエイトプロデューサーも務める担当編集コアラをゲストに呼び、『電撃G’sマガジン』に掲載された『AB!』特集の内容を解説してもらいます! さらに、前日譚小説やコミックの裏話も飛び出すかも!? ファンは要チェック!!
■登場人物紹介■
▲電撃オンラインのギャルゲー番長。Blu-ray Discを全巻予約するほど『Angel Beats!』が大好き。電撃オンラインで『AB!』の特集ページを担当していた。 | ▲『電撃G’sマガジン』の編集。かわいい美少女キャラクターが出てくるゲームやアニメが大好物で、『Angel Beats!』では天使と直井が大好き。 |
唐突だけど、【電撃G’sオンライン】読んでくれないかしら? どうも、ギャルゲー番長・ごえモンです。 | ||
ごえモンさん……。つねづね頭がおかしいと思っていましたが、そっち方面まで開眼したんですか。よかったですね、会社が新宿で。歌舞伎町2丁目(※)まで徒歩で行けますよ? |
※ゲイのお兄様たちの町。
確かに乙女&BLゲームもプレイするが……って、違うわっ! さっきのはゆりっぺのモノマネに決まっているだろう! 貴様、それでも『電撃G‘sマガジン』の編集か! | ||
……あ、なるほど! キモい声で言われても誰もわかりませんよ♪ | ||
ううっ……ヒドイ……。 |
▲今回紹介するのは、CBCなど全6局で好評放送中のTVアニメ『Angel Beats!』。『AIR』や『CLANNAD-クラナド-』、『リトルバスターズ!』などの作品を手掛けてきた麻枝准さんが脚本を担当し、理不尽な運命を呪う登場人物たちが、神への反抗の末に何を見いだすのかがつづられていく。 |
さて、気を取り直して、今回は、5月29日発売の『電撃G’sマガジン』7月号に掲載された、『AB!』特集の内容について語り合おうと思う! | ||
『AB!』おもしろいですよね♪ 私は5話“Favorite Flavor”で呼吸ができないくらい笑ったんですよ。あれは神回でしたね~! | ||
鍵っ子もそうじゃない人も、かなり楽しめるアニメだよな! そんな、俺的神アニメ『AB!』の紹介にさっさと入るぞ! オペレーション『Angel Beats!』スタート!! |
▲『電撃G‘sマガジン』で、Key作品の担当編集をしている。サッカーが大好きで、学生時代に某Jリーガーと対戦したことがある逸話の持ち主。ちなみに『AB!』で好きなキャラは大山君。 |
あの、『AB!』の担当編集をしてます、コアラです。よ、よろしくおねがいします! | ||
今回のゲストは『電撃G‘sマガジン』の編集であり、TVアニメ『AB!』ではアソシエイトプロデューサーを勤めている、コアラ先輩です。忙しいところ来てくれてありがとうございます☆ 先輩♪ | ||
あ、ううん、それはいいんだけど……えっとなにをお話すればいいのかな……? | ||
コアラくん……緊張しなくていいんだよ? お兄さんが優しく教えてあげるからね? | ||
いつからこの場所はBL(ボーイズラブ)ルームになったんですか? | ||
こ、こわい……。 | ||
えーと、じゃあ先輩、一緒に7月号を見てみましょうか! 44ページを開くとゆりと天使が載ってますけど、この絵ってアニメのシーンか何かですか? | ||
ううん、これは『電撃G‘sマガジン』用に描きおろされたイラストだよ。8月号の発売日である、5月29日の時点だと、アニメは8話まで全国的に放送されていて、早い地域だと9話が放送されている状況でしょ? そのころになると「天使は敵じゃないのかも?」という位置づけに変わり始めているから、完全に仲よしではないけど、同じ方向を向いているようなシチュエーションを描いてみてはどうかなって思って描いてもらったんだ。 | ||
なるほどな。天使がピアノを弾いていて、ゆりがそのピアノに寄りかかっている……まだぎこちなさは残っているが、ちょっぴり歩み寄ったことがうかがえるイラストだな。 | ||
そういえば、コアラ先輩はアフレコには全話立ち会ったんですか? | ||
全話立ち会ったよ。8話に立ち会った時は、いつもはボソボソとしかしゃべらない天使が、突然キャーって叫ぶからビックリしたなぁ。「天使ってこんな声で叫ぶんだ」ってとても新鮮だったね。 | ||
そんな天使ちゃんもマジ天使。アフレコはどんな感じで進んでいたんだい? | ||
基本的には、岸監督と音響監督の飯田さんと麻枝さんの三者会談みたいな感じだね。岸さんと飯田さんが「今の台詞はどうなの?」と麻枝さんに聞きながら、演じ方をすり合わせて声優さんに伝えていく感じ。 | ||
ふむふむ。結構リテイクとかもあったんですか? | ||
やっぱり、最初のころはキャラ像がブレていたところがあって、演じ方のすりあわせが必要だったね。でも、アフレコの後半はリテイクが結構なくなっていたかな。 | ||
皆さん役に入り込んできたわけだな。 | ||
うん。アフレコの前に、「ここの演技はこういう方向性で」っていう説明を音響監督が全部やるんだけど、それがとてもわかりやすくて、後半に進むにつれてスムーズだったね。 | ||
もうすぐ最終回ですし、演技の磨きもかかって期待はどんどん膨らみますね! どんな結末になるのか……うーん気になるっ!! | ||
なるほどね。続いて、次の46ページにいってみようか。ここは今までのストーリーを振り返っていくところだな。 | ||
1話~8話で新たにわかったことをまとめているんだ。死後の世界で、何をしたら成仏してしまうのかとか。 |
▲46~47ページでは、8話までのストーリーや天使について、死後の世界のルールなどがわかりやすくまとめられている。 |
アニメを観ていると、この死後の世界が一体どんな世界なのか謎は深まるばかり。こうやってまとめてくれるとかなり助かっちゃいますね♪ | ||
今のところ確かなことは“電脳世界ではない”ってところだな(笑)。 | ||
世界についてもそうなんですけど、天使は結局何者なのかもまったくわからないんですよ。最初は人間なのかな? って思っていたんですけど、分裂しちゃうし……天使だけは模範的な行動をしていても消えないんですよね。 | ||
ネット上で「実はこういう世界なんじゃないか?」、「天使はこういう存在なんじゃないか?」という考察がいろいろされているが、その中に正解ってあったりするのか? | ||
……フフフ♪ | ||
なんか意味深な笑いでスルーされたっ!? | ||
そこはいっぱい考察してもらったほうがおもしろいからね! | ||
実はクライストが黒幕なんじゃないか、という説もあったようだが……。 | ||
7話で飛んでいったまま戻らなかったからかな? | ||
……あっ! 確かに、8話にはいなかったですね。気づかなかったです! | ||
まあ9話でしっかり戻っていたが、可能性はなきにしもあらず……か? |
(C)VisualArt's/Key/Angel Beats! Project
イラスト:夏宮ゆず