2010年6月25日(金)
NPCのセリフや性格付けからアイテムの説明にいたるまで、コミカルな演出満点のMMORPG『アークサイン』。何かのパロディや、きわどいギャグも多いことから、サービス元であるハンビットユビキタスエンターテインメント(以下、HUE)自ら“前代未聞のギリギリ感!”と銘打つくらいの作品だ。前回の記事ではキャラクターをレベル10くらいまで育てるコツや、そこまでに出てくるギャグ要素の一部を紹介したが、ユニークな演出はもちろんレベル10以降も続く。まだ『アークサイン』をプレイしたことのない人はぜひ下の画面を見て、『アークサイン』独特の微妙な魅力を体験してほしい。
▲そ、そういう方面のぎりぎり感で来ましたか……。そもそもNPCの名前からして“アベまりあ”。頼まれるクエストの内容がいたって普通でも、無駄に気合が入ることだろう |
▲ワールドカップ開催年にふさわしい、変なクエストキャラクターといえばこの人。いや、出し抜けに「そうでしょう?」と聞かれましても……。 | ▲プレイヤーキャラクターがレベル16以上で初めて戦闘不能になると、すでに手遅れなタイミングでユイ様によるペナルティの説明が入る。ぎりぎり間に合っていません……。 |
▲忙しいふりをしながら仕事をさぼるサラリーマンと、見抜いている上司という小芝居。よくある話だと思うが、まさかファンタジーの世界でお目にかかるとは思わなかった。 |
さて、『アークサイン』には“傭兵”と呼ばれるお助けキャラクターの召喚システムがあり、一人プレイでも多人数でもゲームが楽しめる。そして“ぎりぎり感”満点の演出は、傭兵たちについても当てはまるのだ。プレイレポート後編となる今回はレベル20前後を目安として、傭兵たちの魅力を紹介していこう。同時に、プレイヤーキャラクターの“おしゃれ着”であるアバター衣装についても、その魅力の一端をお伝えしたい。
『アークサイン』の装備品スロットは、キャラクターの攻撃力や防御力に影響する武器/防具を配置するスペースと、キャラクターの外見だけに影響する装備品のスペースに分かれている。後者に配置するのがいわゆる“アバターアイテム”だ。きわどいコミカルさがウリの『アークサイン』だけに、アバターアイテムについてもデザインやコンセプトの珍妙さが楽しみどころ。実例をいくつか画面でご覧に入れよう。
▲肩にアヒルちゃんも乗せられる、「風呂上りくノ一」セット。しかし個人的にはアイテムを控えめにして、体に巻いたバスタオルと湯上りヘアだけに絞ったほうが、インパクトが大きいと思います。これで裸足にできたら、さらにドキッとするだろうなあ。 |
▲魔法少女ヒロインと、そのライバルキャラという設定の衣装。色使いがもうすこしパステル調でふわふわしてたら、某国営放送に版権料を支払う必要がありそうな設定だ。なにしろこのゲーム、カードでお助けキャラを召喚しますからね……。 |
▲スポーティヘアとスウェット、運動靴で体育会系。アイテムを交換することで、スウェットを脱いでショートパンツとトップスだけにもできる。この衣装のときは、走る姿を見てみたいと思うのも人情だろう。使うパーツの少ないコーディネートだけに、髪型も大きなポイント。「やまとのポニテ」あたりが、しっくりなじむと思います。 |
▲チェックの衣装にエレキギターを組み合わせると、正統ガールズバンド風のコーディネートに。だが、現在第二期放送中の某人気アニメのイメージもあってか、女性キャラの初期設定衣装でエレキギターを抱えただけでも、サブカル系バンドの風情が十分に楽しめるでしょう。 |
▲上記で紹介したアバター以外にも、コメントに苦しむような変り種衣装がズラリ! 背中装備にも注目してほしい。 |
『アークサイン』で頼りになる助っ人キャラクターが傭兵だ。彼らを呼び出すためのカードは、敵を倒したときにドロップアイテムとして手に入るが、それらの多くは動物型モンスターを呼び出すタイプのもの。それに対して有料アイテム「ブースターパック」などで手に入るレアな傭兵の中には、外見や仕草からして楽しいキャラクターも含まれている。レベル20で召喚できるものをいくつかピックアップしてみたので、その魅力を確かめてみてほしい。
▲傭兵デザインコンテスト入賞作品で、“ファングス”が幼女に進化したという設定の“ふぁーたん”。見かけも仕草もぽやぽやした感じで一見頼りないが、プレイヤーキャラクターのHPを回復してくれる。 |
▲こちらもデザインコンテスト生まれ、“ガアル”が男の娘に進化した“アルたん”。手に持ったピンクのロッドでけなげに敵を攻撃する姿が愛らしい(?)。“ふぁーたん”と並ぶ、萌え系キャラクターだ。 |
▲ゲームスタート直後に登場するNPC、“神官グレイ”と飛空艇の“艦長エリソン”も、実は傭兵カードになっている。グレイは虫眼鏡を片手に周囲を見回す好奇心旺盛なキャラクターらしく、ああ、それで職場を放棄してこんなところに来ているのか、と納得できる。 |
▲“チアガール”は派手な画面エフェクトと一緒にプレイヤーキャラクターを応援し、HPを回復してくれる。 | ▲いっぽう攻撃の派手さなら、“炎の踊り子”もなかなかのもの。敵に火炎による追加ダメージを与える。 |
▲チャイナドレスに身を包む酔拳の使い手、“リン・リンチェイ”。名前といい技といい、リスペクトっぷりにほどよいギリギリ感が漂うキャラクターだ。 |
▲もちろん和風キャラも。“天狗いぶき”は大きなブーメランを持つ天狗のチビッ娘。剣術道場の娘“田宮さや”は、精神修養のために目を閉じていて、手探りするような仕草が特徴。いや、座頭市じゃないんだから、目を開ければいいと思うんですが……。 |
▲挙動不審といえば“アージェントナイト”。鎧の下半身を外した姿で「こんなときに呼び出すなんて~!」と言いながら現れ、股を押さえて終始小刻みに震えている。いや、アージェント(緊急)ってそういう意味でしたか……。別種のギリギリ感が漂うキャラクターだ。 |
▲ガチムチ系のお兄さんがお好きな方には、“英雄テリー”がオススメ。レベル20向けとしてはかなり強く、スキル発動時の画面エフェクトもド派手だ。 |
▲氷属性の技を駆使する“氷のニンフ”は青い服で傘を手にして現れるが、さめざめと泣くような仕草は涙雨という意味か? |
ヨーロッパ中世のダークサイド、鉄の処女と貞操帯をモチーフにした傭兵“アイアンメイデン”。露出度といい、アンニュイな雰囲気といい、確かにいろいろギリギリかもしれない。 |
プレイしやすさと爽快感のみならず、こうした小ネタの数々が『アークサイン』の大きな魅力だ。すべてのサービス作品で“プレイヤーの意見を取り入れる”ことをモットーにするHUEタイトルの中でも、『アークサイン』は特にユーザーフレンドリーなタイトルだ。
記事内にて紹介したように積極的にユーザーからの意見、要望や煩悩(笑)を取り入れており、現在も『デザコン“傭兵オリジナルデザインコンテスト”』、『ショートストーリーコンテスト』を開催中である。いずれも入賞作品はゲーム内へと実装される、注目のユーザー参加型イベントだ。6月初旬には過去のさまざまなレアアイテムセット、ブースターパックの再販売も開始した。この記事やゲーム内で出会う他プレイヤーさんの装いを参考に、気に入ったアバターアイテムや傭兵カードをゲットすべく励んでみるのもよいだろう。
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