2010年7月11日(日)

【電撃鉄砲隊 第12回】FPS体験談特集! 届いたご意見を紹介しちゃうよ!!

文:電撃オンライン

 ども、青毛野郎がお贈りする初心者向けFPSコラム、電撃鉄砲隊の第12回です。

 本コラムでは、毎回読者の皆様からのご意見を募集しておりますが、今回はいただいたものの中から、プレイ中のおもしろエピソードや体験談をいくつか紹介させていただこうと思います。では、早速いってみましょう!

【電撃鉄砲隊 第12回】FPS体験談特集! 届いたご意見を紹介しちゃうよ!!

■体験談その1 香港のオンラインゲーム事情とFPS

 「私は香港に住んでいたんですけれど、街のいろんな場所にオンラインゲーム専用の施設がありました。私のFPSデビューは、そこでしたねー。雑居ビルの1階にPCがずらりと並んでいて、その階のPCはLANでつながっており、時間制でお金を払ってゲームするような場所です。仕切りなしのオンラインゲーム専用ネットカフェといったら想像がつきやすいかも。学校帰りなど『バトルフィールド』シリーズや『カウンターストライクオンライン』など、友人とよくプレイしてました。オンライン対戦の魅力はなんと言っても、仲間同士で(協力、対戦問わず)戦えるところだと思います。ただ日本にはそういった施設があまりないですよね。FPSが日本で流行らないのは(失礼!)そういった手軽に遊べる土台がないからじゃないでしょうか? 家って大体はPCが1台しかないわけだし、なによりみんなでギャーギャー騒ぎながらプレイできないので、あまりプレイする意欲が出てきません。そういった施設があると、もっとFPSが普及するのではないか、とか考えてみました。洋ゲーが中心のジャンルだから先入観で触りにくい方々もいるだろうし。ビバFPS」

 香港のオンラインゲーム事情という、貴重なご意見をありがとうございます! 日本のインターネットカフェは、数は恐ろしいほどたくさんありますが、たしかにゲームセンター感覚とは違いますね。あくまで時間つぶしのために行く場所という感じで、訪れる人の目的もマンガやネット閲覧、仮眠など、多様化している印象です。ゲーム目的で行く人は、むしろ少数派かもしれませんね。

 日本でブロードバンドが普及し始めのころ、比較として韓国のインターネット環境がよく紹介されていました。そこでとりあげられていた“PC房”は、香港と同じようにオンラインゲームを楽しむためのスポットで、日本とは結構違うもんだなぁと当時思いました。一時期、PC房でオンラインゲームにハマりすぎて死亡者が出た、なんてニュースをよく見聞きしましたが……それはそれで、なんともすごい話です。

 ちなみに日本でも、ナムコ(現バンダイナムコゲームス)より『カウンターストライクネオ』がリリースされるなど、アーケードにFPSを持ち込む試みが行われました。しかしながら、普及したとはいいがたい状況です。ただ、最近ではセガのアーケード用TPS『ボーダーブレイク』が人気だったりもしますし、ゆっくりですが“撃って戦う対戦ゲーム”は浸透してきているようです。

 今は、PCやオンライン環境が当たり前のように身近にある時代ですから、きっとこれからは小さいころからFPSに接する人が増えてくるでしょう。そうしたら、恒常的なFPSプレイヤーも少しずつ増えてくるはず! 先人のFPSファンも、もう少し長い目で“戦友集め”をしていくのがよさそうです。

【電撃鉄砲隊 第12回】FPS体験談特集! 届いたご意見を紹介しちゃうよ!!
▲PS3/Xbox 360『バトルフィールド:バッドカンパニー2(以下、BFBC2)』より。最近ではストーリーモードの充実など、オンライン対戦以外に1人でも十分楽しめる要素も充実してきている。ちなみに『BFBC2』では前作からおなじみの4人が、アメリカンジョーク満載の、シリアスながらも時にコミカルなストーリーを繰り広げる。

■体験談その2 いないはずの敵がいっぱい!

 「敵1人で周りは誰もいないと思って突撃したら、いきなり5、6人から一斉射撃うけたことです、自分のキャラがハチの巣になるのを見た時、悔しさとか絶望より驚きの声と笑いしか出てきませんでした(笑)」

 おそらくSCEの『MASSIVE ACTION GAME(MAG)』での体験談かと思いますが、笑えるほど爽快なやられっぷりだったのでしょう(笑)。

 『MAG』は、マップに近くで行動している敵の位置まで表示されるのがおもしろいところですよね。あれを見ていれば不意の奇襲に備えられて便利なのですが……移動していない人は表示されないので、頼りすぎてもいけないし。細かいながらもゲームを奥深くするいいスパイスだと思います。この状況だと、待ち伏せのプレイヤーたちが動かずにマップ表示から消え、おとり役の1人だけが動いていたのでしょう。

 ちなみに、青毛野郎は逆にめずらしく1人で複数人をまとめて倒したことがあったのですが、「オレTUEEEE!!」と思っていたら、物陰に敵が1人残っていたせいで、敵同士が次々に蘇生しあい「こいつらゾンビか!? いくら倒してもキリがねえ!」なんてことがありました。最終的には数の暴力に負けちゃいましたけどね……。

 ちなみに『MAG』では、隊長の“支援効果”(隊長の近くで一緒に行動することで恩恵を受ける効果)や、“戦術支援”(隊長が使用できるコマンドスキル:レーダー探知機や衛星偵察)により、敵の位置を探知したり、敵から見つかりにくくなることもできます。最大256人という多人数対戦の部分に注目が集まりがちな本作ですが、実はかなり高い戦術性も兼ね備えている点も見逃せなかったりします。その辺も駆使して対戦すると、奇襲に対する奇襲など、相当白熱した対戦が楽しめそうです。

【電撃鉄砲隊 第12回】FPS体験談特集! 届いたご意見を紹介しちゃうよ!!
▲PS3『MAG』では、動いている敵が近くにいれば画面右上のマップに表示される。常に確認しつつ移動したい。

■体験談その3 ヘリとの切ない一騎討ち

 「数年前の話で、PS2『バトルフィールド2 モダン・コンバット』のオンラインプレイでの出来事です。マップのはじっこを通って敵の裏を取ろうと走っていたら、敵のヘリに運悪く発見されてしまい、1対1の勝負に。しかし相手はヘリ操作になれていないらしく、ロケットを連射しながら私の真上をぐるぐるまわるばかり。相手はずっとその状態のため、自分は真下からライトマシンガンで一方的に攻撃する状況に。なんと勝ってしまいました。妙にシュールな体験でした」

 乗り物の中でも、飛行タイプは特に操縦が難しいですからね。相手のプレイヤーさんはなかなか狙いがつけられず、四苦八苦だったんでしょう。まあ、操縦ミスしてそのまま墜落してしまうよりはマシかも?(笑)。 それにしても、生身でヘリと一騎討ちというのは、ハリウッド映画みたいでカッコイイ! こういうことができるのもFPSの魅力ですよね。

■体験談その4 思わぬところに人が!

 「タンクデサントならぬ、ヘリデサントをしていた兵がいた(メインローターの上に立ってやがる!!(;゚д゚))」

 タンクデサントというのは、歩兵が味方戦車の上に乗って、一緒に行動(つまり突撃したりする!)することなのですが……ヘリの回転するローターの上に乗るとは、かなりの猛者(もさ)ですね(笑)。リアルさ重視ではないタイトルの場合、結構乗り物の上にも乗れちゃうんですよね。飛行機の翼に乗ってみたりとか。タンクデサントといえばロシア軍のお家芸ということで、青毛野郎は戦車の上に乗ると、ついテンションアップして「ダワイ! ダワイ!!(ロシア語で急げの意)」などと言い出してしまいます。

【電撃鉄砲隊 第12回】FPS体験談特集! 届いたご意見を紹介しちゃうよ!!
▲またまたPS3/Xbox 360『バトルフィールド:バッドカンパニー2』より。戦車やバギー、ヘリなど、多彩なビークルに乗れるのも楽しい。前作『バトルフィールド:バッドカンパニー』では、戦場になったゴルフ場に放置されたゴルフカートにも乗車できた。

■体験談その5 (敵と)瞬間、心重ねて。

 「やっぱり、敵と2人でお互いがお互いを仲間だと勘違いして少しの間、ともに行動してたことですかね。結局、裏切られ(?)て倒されましたケド……」

 それは珍しいですね(笑)。“さっきまで話していた普通の人が、じつは敵兵だった”なんて、実際の戦場でのエピソードを聞いたことはありますが、ゲームだとある程度は敵味方がわかるような仕組みになっていますからね。焦っていて、見た目での判断もできない状況だったのかも……。

 青毛野郎の場合、“一見、敵か味方かわからず射撃を躊躇(ちゅうちょ)したら、やっぱり敵で撃たれた”、なんてことはよくあるんですけどね。最近は歳を食ったせいか、とっさの判断力が激しく低下している気がします……。といっても、長時間プレイしていると慣れてきて判断スピードが上がっていくので、日々のトレーニングが大事ですな。

【電撃鉄砲隊 第12回】FPS体験談特集! 届いたご意見を紹介しちゃうよ!!
▲『MAG』は敵味方の識別用マーカーも表示されるうえ、所属するPMC(民間軍事会社)で服装の雰囲気がかなり違うので、比較的敵味方を見分けやすい。

 というわけで、今回はいただいたご意見の中から体験談をいくつかご紹介しました。届いたご意見は、要望からご批判まで、大切に読んでおります。要望については、大人の事情などでなかなか実現できないことも多く本当に申し訳ないのですが、できることからチビチビやっていきたいと思いますので、ご容赦を。

 またこんな感じで投稿いただいた意見を紹介したいと思っておりますので、「我こそは!」という方、下記の投稿フォームからお送りください。

 では、今回はここまでです。また来週。OVER。


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