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2010年7月13日(火)

一生に一度しか恋ができない主人公の物語――PSP『L@ve once』9月30日発売

文:電撃オンライン

 Maid meets Catsより9月30日に、PSP用ソフト『L@ve once(ラブ アット ワンス)』が発売される。価格は通常版が6,279円、初回限定版が9,429円(各税込)。

『L@ve once(ラブ アット ワンス)』
『L@ve once(ラブ アット ワンス)』 『L@ve once(ラブ アット ワンス)』

 『L@ve once』は、出生の秘密から一生に一度しか恋愛をできないと告げられた高校生の主人公が、早すぎる婚活をしなければいけない苦悩と、その候補となるヒロインたちとの恋愛を描いたアドベンチャーゲーム。

 初回限定版にはソフトの他、“L@ve once~一度きりの恋愛~スペシャルガイドBOOK”(カラー含む約100ページ予定)と、片霧烈火さんが歌うオープニングテーマを含む、全20曲を収録したサウンドトラックが付属する。なお、キャラクターデザインは『CHAOS;HEAD』や『双恋』のささきむつみさん、シナリオは『ふぁいなる・あぷろーち』シリーズを手掛けた三浦洋晃さんがそれぞれ担当する。

 第1報となる今回は、本作のストーリーとキャラクター紹介をお届けする。

■『L@ve once』あらすじ

 高梨翔司(たかなし しょうじ)には秘密がある。
 彼の母は人間ではない。人魚なのだ。
 母は父に恋をして、おとぎ話に伝えられるように声と引き換えに人間の姿を得、幸いにも父の心を射止めて人間として暮らしてきたと言う。
 ウソでない証拠に、子どものころに一度だけ、現役の人魚と会わせてもらった。
 とはいえ、翔司自身は特に他の子どもと比べて変わったところがあるわけではない。
 ちょっと人より泳ぎが得意で、歌声に独特の魅力があると言われるくらいだ。
 高校生になった今、数年前に見た人魚の姿が幻だったのではないかとさえ思える。

 しかし、状況が変わった。父が死んだのである。
 それから2月ほどが過ぎ、ようやく母と2人の生活にも慣れてきたころ、双子の少女が高梨家を訪れた。
 その顔には見覚えがある。子どものころに会った人魚だ。
 おっとりしたほうがメイ、勝ち気な方がメル。
 代表してメルが告げる。
 父の死によって、人と人魚を結びつけていた魔法が失われた。
 その影響は、翔司の身にもおよぶらしい。
 人魚の子どもである翔司は、あと1回しか恋愛ができないだろうと言うのだ。
 半分人間の血を引いているので、愛を得られなかったからといって泡になって消えてしまうことはないだろうが、声が出なくなったり、人魚の姿になってしまったりするかもしれない。
 青くなる翔司に、2人は言う。
 私たちが応援するから、頑張って素敵な恋をしてね……と。

『L@ve once(ラブ アット ワンス)』


■最初にクリアしたヒロインがメインヒロインになる“only once”システム

 本作はオーソドックスなテキスト選択式のAVGだが、テーマである“一度きりの恋愛”を演出する“only once”システムを搭載。ヒロインルートへの分岐や重要な選択肢を選ぶ場合に、プレイヤーの判断を惑わす仕掛けが盛り込まれ、最初にクリアしたヒロインはプレイヤーのメインヒロインとして認識されるという。

 なお、最初のヒロインを攻略した後に他のヒロインを攻略することも可能だが、メインヒロインとなったキャラクターは、おまけ要素などクリア後の展開で優遇される。

『L@ve once(ラブ アット ワンス)』 『L@ve once(ラブ アット ワンス)』

(C)2010 Maid meets Cat

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