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2010年8月16日(月)

『エンジェル戦記』8月18日に大型アップデート“巨神の塔”を実装

文:電撃オンライン

 キューエンタテイメントはPC/PS3用MORPG『エンジェル戦記』の第3弾大型アップデート、“巨神の塔”を8月18日に実装する。

 今年2月に導入された“蒼海の覇者”から6ヵ月ぶりとなる本アップデート。新たな“天空”エリアやインスタンスダンジョン“オラクルの門”といった、レベル90前後の上級プレイヤー向けコンテンツがメインだ。レベルキャップも現在の90から100へと引き上げられる。

■舞台は主神ゼウスの住まうオリンポス城とアトラスへ

 元々ギリシア神話をベースにしており、メインシナリオは神々の土地、オリンポス城が舞台となる。神話ではオリンポス十二神と呼ばれる神々(ゼウスやアポロン、ポセイドンなど)が住む場所として知られているが、ゲーム内でも十二神にはちょっと欠けるものの、主神のゼウスを始めハデス、アテナ、アポロンなどに出会える。

 地上と天空を繋ぐ唯一の道となる巨塔アトラス。その存在はゼウスにより隠されていたにもかかわらず、謎の“黒い影”によりガイア大陸に姿を現してしまう。塔を隠す結界の崩壊を知ったゼウスと天使たちはオリンポスの未来を左右する、戦争の開始宣言を行うというのが本アップデートのメインストーリーとなっている。神様が簡単に戦争始めちゃっていいんですか! と思わなくも無いが、まあゼウスの娘は戦いの神アテナだったりするので、実は神様も意外に好戦的なのだろう。

『エンジェル戦記』

■天空エリアにそびえるアトラスの塔

 天空エリアは拠点となる街2マップ、EXフィールド2マップを含む全17マップで構成されている。既存マップと直接は繋がらず、“アテナの聖域”にいるNPCライトコマンダーに話しかけると、オリンポス城へと飛ばしてくれる。

『エンジェル戦記』 『エンジェル戦記』 『エンジェル戦記』
▲オリンポス城で出会える神様たち。注目してほしいのはゼウスの正妻ヘラのセリフ「これをないがしろにする者は許さない!」だろう。何にどう注目するのか分からない方は、ぜひギリシア神話をじっくり読んでほしい。
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 プレイヤーの最終目標となる、メインシナリオにも登場した巨大な塔“アトラス”は、オリンポス城からグリーンロード、オリンポス山を抜けると全9階層で構成されている塔の最下層“夢の宮殿”へたどり着く。

 下層部分は光が差し込まず薄暗いフロアが多い。神々の領域にふさわしい優美な建築物に、植物が絡みつく塔内部の様子は、思わず「空飛ぶ宝石はないの~」とか言いたくなるのだが、よい子のプレイヤーは大人の事情を察して我慢しよう。『エンジェル戦記』の特徴として、各フロアの条件を満たさないと次のゲートが開かない仕掛けがあり、もちろんここでも採用されている。基本的には出現するモンスターの殲滅が条件になっているが、相変わらず出現するモンスターの数がやたらと多い。範囲攻撃スキルを使って敵をなぎたおす爽快な戦闘システムが特徴の本作だが、レベル90になりたてではちょっと厳しいかもしれない。できればレベル95以上のキャラクターとの混合パーティをオススメする。

『エンジェル戦記』 『エンジェル戦記』
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 アトラス頂上でプレイヤーを待っているのは、もちろんラスボスである謎の黒い影。その正体が何者なのかは、実際にプレイして確かめてほしい。実はここまでにもちょっとだけヒントは隠されているのだが。このラスボスは強いだけでなく、発動するとプレイヤーを小さな亜空間に強制テレポートさせる、実にやっかいな範囲スキルを使ってくる。飛ばされた先からはクリック1つで戻れるし、スキル発動直前にはボスが喋るという合図があるので回避もできなくないが、ボスはわりと頻繁にこのスキルを使ってくる。そのたびに射程範囲へ逃れねばならないため、戦闘は長引くだろう。全員がうっかりテレポートさせられると、その間にボスのHPが自然回復してしまうので注意が必要だ。

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▲アトラス頂上のある場所に光が差し込む……。▲マップから外れた空間に強制テレポートさせられた図。炎をクリックすればすぐ復帰可能だ。

■まったく新しいインスタンスダンジョン“オラクルの門”が登場

 オラクルの門は今までとはちょっとシステムの異なる新ダンジョンだ。制限時間が短くデスペナルティも発生しないため、上級プレイヤーが気軽に何度もチャンレジできるサイドコンテンツとなっている。

『エンジェル戦記』

 オラクルの門はレベル70以上のキャラクターが、3人以上のパーティでないと中には入れない。ダンジョン内部は中央エリア、報奨エリア、第1~第4エリアと第1挑戦~第3挑戦エリアの9つにわかれている。プレイヤーはまず中央エリアに入り、ミッションをスタートさせると第1エリアへ入り、第1挑戦エリア、第2エリア、第2挑戦エリア……と進行していく。第1~第3エリアで水晶を集めると第4エリアへの道が開き、ボスを倒せばクリア。最後に報奨エリアで大量にいるオラクル兵を倒すと、“オラクル宝物”をドロップしてくれるのだ。オラクル宝物からはランダムで、天空貢献カードやアンチジャイアントスピリット、マキシポーションなどが出る。

 ただし、オラクルの門クリア制限時間は第1~報奨エリアまですべて含めて、なんと20分という短さ。報奨エリアにたどり着いても20分がたてば強制的に外へ出されてしまうシビアなルールだ。また、登場するモンスターにはそれぞれ属性があるため、パーティメンバーの構成はバランスよく、事前にある程度打ち合わせしてから挑戦したほうがいいだろう。オラクルの門にはもう1つお楽しみ要素が隠されている。繰り返しこのダンジョンをクリアすると、50回から100回、150回、250回と一定回数に到達した際に、アクセサリーや観賞用ペットといったプレゼントがもらえる。

『エンジェル戦記』 『エンジェル戦記』 『エンジェル戦記』

■『エンジェル戦記』初の転職システム

 本アップデートでは初の転職システムが導入された。ファイター、ハンター、ウィザード、プリーストの基本4クラスにはそれぞれ2つ、合計8つの上位クラスが登場。レベル80以上のキャラクターで天空の神殿マップにいる担当NPCからクエストを受け、クリアすれば転職できる。転職直後から2つのアクティブスキルを習得できるので、巨神の塔およびオラクルの門に挑戦する上でも、転職しておいたほうが有利になる。万が一選んだ上位クラスが気に入らない場合は、有料アイテム“転職の印”を使ってもう一つの選択肢に転職しなおすことも可能だ。

『エンジェル戦記』 『エンジェル戦記』
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 この他にも、レベル95以上で全一次職アクティブスキルを習得すると覚えられる、召喚スキルや、強力な神兵武器を作れる連続クエスト“神兵製造”システムなどが実装される。いずれも高レベルプレイヤー向けではあるが、夏休み後半はこれら新システムやフィールドの攻略に挑戦してみてはいかがだろう?

『エンジェル戦記』 『エンジェル戦記』 『エンジェル戦記』

(C)2009-2010 UserJoy Technology Co., Ltd.
(C)2009-2010 Q Entertainment Inc.

データ

▼『エンジェル戦記』
■メーカー:キューエンタテインメント
■対応機種:PS3/PC(対応OS:Windows 2000/XP/Vista)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■サービス開始日:PC版 2009年7月1日/PS3版 2009年9月16日
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

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