2010年8月29日(日)

【電撃鉄砲隊 第17回】武器解説第3回 軽くないのにライトマシンガンとはこれいかに?

文:電撃オンライン

【電撃鉄砲隊 第17回】武器解説第3回 軽くないのにライトマシンガンとはこれいかに?

 チューッス! 青毛野郎のFPS初心者向けコラム“電撃鉄砲隊”です! びっくりするくらい暑い日が続いたり続かなかったりどっちやねんって感じですが、皆さんFPS三昧なサマーをお過ごしでしょうか? FPSのSはSUMMERのS!! ウソだ!

 そんなどうでもいいことはさておき、電撃鉄砲隊も今回で17回目。前回に続き、初心者向けの武器解説をお届けします。お題は、ライトマシンガン/軽機関銃!

■武器解説その3:ライトマシンガン/軽機関銃

・威力:★★★★
・命中精度:★★
・連射速度:★★★★
・装弾数:30~200程度
・得意距離:近距離
※★は5段階評価

 ライトマシンガン(以下、LMG)というのは、すなわち光る機関銃のことで「うおっ、まぶしっ!」……ってそうではなくて、軽い機関銃のことです。しかし、軽いといいながら、ライトマシンガンはアサルトライフルよりも大型だったり重かったりするものがほとんど。ウソじゃん軽くないじゃん! JA●Oに報告しなきゃ、と思うかもしれませんが、まあ待ってください。もともと機関銃というのは、複数人で運用する大型かつ大重量のものでした。それが技術の進歩や戦術の変化によって、1人で持ち運べるサイズまで小型化されて軽くなった結果、LMGになったわけです。あくまで重機関銃と比べて軽いんだよ、と。

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▲LMGは、射手と給弾サポート役の2人で運用することも多いのですが、FPSゲームではもちろん1人! 今回も画像は、PS3/Xbox 360『バトルフィールド:バッドカンパニー2(以下、BFBC2)』より。

 LMGのゲームにおける特性をざっくりとまとめると、アサルトライフルに比べて装弾数が多く、連射速度も速い傾向にあります。弾の威力もアサルトライフル以上であることが多いです。その分、発射の反動が強く、連射すると照準がブレまくったりドンドン上に向いてしまったりします。つまり、アサルトライフルに比べ、命中精度に劣るわけです。しかも、大抵の作品はスコープが装着できないですからね。遠距離からの狙撃は、かなり苦手な感じ。

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▲銃弾の装填数が多いので、こまめなリロードが不要なのはうれしい限り。ただし、リロードにかかる時間は約4~5秒程度とかなり長いので、そこを狙われると危険。残り何発でリロードするか、そのタイミングで意外と悩みがち。

 実銃の話をしますと、そもそもLMGとはどんな役割の銃なのでしょうか? それはズバリ、“敵の制圧”です。LMGは連射力(速度や持続力)に特化した銃です。射手はその長所を生かして、そこら中に弾をバラまきます。すると敵はビビって身を隠して動かなくなったり、反撃できなくなったりしますよね? これが制圧。いわゆる“頭を上げさせないようにする”というやつです。敵を制圧し、その間に味方が有利な位置に回り込んだり反撃しやすくする――これが、LMGの役割になります。

 では、FPSゲームでも同じことができるかというと……これが、かなーり難しい! オンライン対戦での話になりますが、まずあんまり敵がビビってくれない!(笑) というのも、生身の人ならちょっとでも銃撃を受けたら痛くて仕方ないし死の危険も感じまくりだから、そりゃ身を隠すわけですが、ゲームだと当たっても体力は減るけど痛くないから行動不能とかにならないし、場合によっちゃーやられてもすぐ復活できるわけで、撃ちまくっても制圧できるほどの恐怖やプレッシャーを与えられないのです。逆に命中精度の低さを突かれ、冷静に反撃してきた敵にヘッドショットされて撃ち負けちゃうことも……。もし相手がビビったとしても、制圧射撃は仲間と連携してこそ意味がありますから、それこそ味方とうまく統率が取れないと、機能しないワケです。FPSと実際の戦闘の大きな違いですね。

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▲敵を発見! 制圧射げ……あれ!? 普通に撃ち返してきやがった! 実戦のようにはいきませんね。ちなみに『BFBC2』ではLMGにスコープを付けることもできますが……命中精度はやっぱり、うーん。

 威力はあるものの、命中精度の低さから撃ち合いではアサルトライフルと比べると分が悪いLMG。この武器で戦うなら、武器解説の第2回で取り上げたサブマシンガンと同じように、命中精度が高い初弾を確実に命中させるか、弾が散らばっても命中しやすい近距離戦を挑むようにするのが得策です。攻撃力と連射力には優れていますから、命中させれば瞬時に敵を倒すことも可能です。LMGは反動が強いので、照準を合わせる時には敵の胸当たりを狙うといいですね。銃口が上がっていってちょうどヘッドショットになってくれます。もちろん、いきなりヘッドショットを狙うのが理想ではありますが、小さい的にピタリと照準を合わせるのは難しいですからね。

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▲近距離ではフルオートでもOKですが、遠距離の敵を撃つ時はバースト射撃(2~3発ずつ撃つ射撃法)で正確な射撃を心掛けましょう。

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