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2010年9月7日(火)

ガマニアの新作MMORPG『DIVINA』のベータテスト体験レポート

文:電撃オンライン

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■その他『DIVINA』の特徴的な3大システム

 数多くの要素が盛り込まれた本タイトルにおいて、プレイヤーが最も時間を費やすのが戦闘であろう。ここでは、そんな戦闘シーンで役に立つ3つの『DIVINA』らしい特徴的なシステム“ダブルキャスト”と“モンスターキャスト”の2つを紹介していく。

 レベル30でクエスト“新しい力”をクリアすると、最初に選んだメイン職業とは別に、もう1種類、サブ職業を選択できるのがダブルキャストシステム。ここで選んだサブ職業はメイン同様に後からは変更できないので選択は慎重に。

 2つの職業はZキーで瞬時に切り替えるできるが、フィールド上ではモンスターを一定以上倒すことでチャージされ、最大3つまで溜められるEP球を消費するという制限付だ。こまめにメインとサブを切り替えるというよりは、要所で切り替えを行ってピンチを脱する、もしくはパーティープレイ時に足りない職業の方を選択するといった感覚での使用になるだろう。街では何度でも職業の切り替えが行える。

 また、レベルやステータスは完全に別扱いなので、個別に育成しステータス等を振る必要がある。ダブルキャストの覚醒直後はレベル25からスタートとなり、それまでのスキルも最初から覚えている状態だ。2つの職業間で影響し合うステータスはシックスセンスのみ。したがって、メインで覚醒させたシックスセンスの種類によってサブを選ぶのがベストだろう。まあ、完全に好みで選んでしまっても問題ない程度の違いではある。

 ちなみに、ダブルキャストを覚醒する前にメイン職業の方でソウルメイトをレベル35以上まで上げてしまっていると、サブ職業でレベル差が開きすぎ、ソウルメイトを呼び出せなくなるので注意しよう。

『DIVINA』

 もう一点の特徴が“モンスターキャスト”だ。これはレベル11で受けられる“生態調査”クエスト報酬として、倒したモンスターを図鑑に登録できようになる。図鑑に登録可能なモンスターを倒すとゲージが増えていき、これが100%になるとコンプリートとなり、そのモンスターに変身して戦えるようになるのだ。変身すると単に見た目が変わるだけでなく、通常の職業のスキルに加えて、そのモンスター固有のスキルも使用できる。序盤のモンスターではさほど強さは感じず、騎乗ペットに乗れないなどのデメリットの方が多いと感じた。しかし、1時間のクールタイムが終われば何度でも変身可能なので、コミュニケーションツールとしての活用もできそうだ。図鑑を埋めていくコレクション要素も楽しめるうえに、コンプリートモンスターが増えるとオマケアイテムがもらえるといった嬉しい特典も見逃せない。

■MMORPGの基本システムは網羅しつつプラスアルファとして『DIVINA』オリジナル要素も

 MMORPGの楽しさと言えば戦闘と……やっぱり生産システムだろう。『DIVINA』でも武器と防具は、生産システムを使って製作できる。まずフィールドに点在する“武器カード供給ポイント”と“コアカード供給ポイント”から、素材カードを収集する。このカード収集にもそれぞれにレベルが設定されていて、収集を繰り返すことで経験値が増えてレベルアップする仕組みだ。レベルが上がると成功率が上昇し、さらに高レベルの素材カードを入手しやすくなる。

 供給ポイントは、10~20レベル、20~30レベルというように、場所によってレベルが設定されており、このレベル帯の武具専用の素材カードしか出ない。高レベルほど成功率は低くなっていくので、キャラクターレベルに合わせて修練しておきたい。もちろん、露店システムも完備されているので、生産をまったく行わずに買い揃えてしまってもいいかもしれない。なお、供給ポイントの場所は固定で、特別な道具を必要とせず、ほかのプレイヤーと取り合うこともなく自分のペースで収集できる。1回収集するたびに若干のゲーム内通貨を消費するが、中止を選ぶまでオートで収集し続ける。ただ、レベルアップにはかなりの成功回数が必要で、本気でレベルを上げようと思ったら、収集状態のまま数時間、あるいはそれ以上の時間放置しなければならないだろう。

 素材カードを集めたら次はいよいよ生産だ。これは街にある“武器生産施設”と“コア生産施設”を利用する。生産も収集同様にレベルがあり、何度も生産を繰り返していけばレベルアップし、成功率などが上昇していく。基本的に街の商店で売っているアイテムより高性能なものが製作できるため、極力生産品で装備を固めておきたい。稀にスロット付きの武具など高品質なものもできる。

 この他クラン単位で領地を管理し、生産施設などが建築可能な“テリトリーシステム”という、『DIVINA』オリジナルの注目システムもあるようだが、残念ながら今回のクローズドベータテストでは未実装だった。

『DIVINA』 『DIVINA』

 『DIVINA』の各要素をまとめてレポートしてきたが、いかがだっただろうか。どちらかというと、目新しく画期的なシステムよりも、既存のMMORPGのおもしろい点を網羅し、高いレベルで仕上げていくという手法で製作された作品となっている。それは、MMORPGの経験者、初心者問わずに手軽に遊べる安心感を与えてくれるが、同時に見慣れたシステムゆえの退屈さも生み出す危険性もある。その退屈さを解消するため、ダブルキャスト、ソウルメイト、モンスターキャストといった『DIVINA』ならではのシステムが用意されているのだが、そられを活用できるのはある程度のレベルが必要となる。まずは、じっくりクエストを進めてレベルを上げつつ、クランに入ったりフレンドを作ったりとコミュニティーを充実させていこう。レベル30になる頃には、充実した『DIVINA』ライフを楽しめるようになるはずだ。

『DIVINA』

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データ

▼『DIVINA』
■運営:ガマニアデジタルエンターテインメント
■開発:PlayCoo
■対応機種:PC
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■サービス開始日:未定
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

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