2010年9月9日(木)
シングルキャンペーンを進めていると、さすがに高度なプレイテクニックを要求されることもあります。その最たるシーンが、ボス戦です。シングルキャンペーンで、ディランの前に幾度となく立ちはだかる最強の傭兵集団“アポロンの戦車”。そのリーダーでもある、マーカス・セリグマンは恐るべき強敵です。
▲ディランの前に立ちはだかる強敵、マーカス・セリグマン。その腕前はかなりのものです。 |
▲強力なタックルと重いパンチに大苦戦。さすがは、世界有数の傭兵集団を率いるリーダーです。 |
分厚い装甲に、強力な格闘攻撃で追い詰められて行く中で、僕が使ったのはE.D.G.E.(エッジ)と呼ばれるシステムです。
このE.D.G.E.は、ディランのヴァンツァーに搭載されている特殊なシステムで、神経を刺激し、反射神経などパイロットの感覚を高め、危機を回避しやすくしてくれます。このシステムを使うことで、敵の動きはスローモーションになり、一気に攻撃を叩き込むことができます。
ピンチになったら、このE.D.G.E.システムに頼ることで、敵に囲まれている状況から脱出したり、強力なボスに連続で攻撃を叩き込んだりと、状況を一気に打開することができるのです。
▲この戦闘ではじめてE.D.G.E.システムを使うとムービーが!! このシステムを使えば、相手の動きが遅くなるのでピンチをチャンスに変えることができます。 |
このE.D.G.E.システムは、さまざまなTPSをやり込んできたTPSファンには、少し軟派なシステムに見えるかもしれませんが、TPSが苦手なプレイヤーにとっては、まさに救いの神とも言えるシステムです。実際、僕もこのシステムのおかげで、心を折られることなく、シングルキャンペーンのストーリーを楽しみながらプレイすることができました。
▲どのタイミングでE.D.G.E.システムを使うかが勝利を分けるカギとなるはずです!! |
TPSの華はやはり対戦プレイにあると思います。もちろん、本作でもインターネットを介して、世界中のプレイヤーを相手に最大8人での対戦プレイができます。発売前ということで、マルチプレイのサービスは始まっていません。なので、スクウェア・エニックスさんにお邪魔してマルチプレイを体験させていただいたのですが、これがおもしろい!!
▲マルチプレイの舞台となるステージの数々。市街地、山岳部、寒冷地、施設内部とさまざまなステージが用意されています。 |
マルチプレイでは、デスマッチ&チームデスマッチ、ドミネーション、スプレマシーという大まかにわけて3タイプのゲームを遊ぶこどができます。
デスマッチ&チームデスマッチは敵機の撃破数を競うモードで、デスマッチではプレイヤー以外の全機が敵に、チームデスマッチは2チームに分かれて敵機の撃破数競うことになります。
僕がプレイしたのはチームデスマッチモードでしたが、一緒にプレイしてくれたスクウェア・エニックスのスタッフの方とともに思わず声を上げながらプレイしてしまいました。本作は、ボイスチャットに対応しているので、友だちやネットで初めて出会うプレイヤーと大騒ぎしながらプレイすれば盛り上がること間違いなし!!
▲チームに分かれて、スコアを競うチームデスマッチモードをプレイ! 画面上に表示されているエンブレム(国旗)の横にスコアが表示されています。 |
今回は時間の都合でプレイできませんでしたが、ドミネーションはマップ上に3カ所ある銃座を敵チームと奪い合うモードで、銃座を確保している間に間に加算されていくスコアを競い合うことになります。
▲ドミネーションではこの砲台を奪い合うことに。3カ所ある砲台をどう分担するか? チームワークが問われるモードです。 |
スプレマシーはマップ上に1カ所出現する“CapturePoint”を、ドミネーションと同様に敵チームと奪い合うモードです。“CapturePoint”は常に1つしかあらわれず、さらに一定時間ごとに移動するので、より難易度の高いモードと言えるかもしれません。
▲画面中央で光っているのが、“CapturePoint”。移動する“CapturePoint”に、いかに早くたどり着けるかが重要なポイントとなります。 |
ただ相手プレイヤーと戦うだけのモードだけではなく、本作にはさまざまなモードが搭載されているので、いろいろな対戦を楽しむことができます。単調な対戦だけではいずれ飽きがきてしまいかねませんが、これだけいろいろなモードが用意されていると、その日の気分でモードを変えながらマルチプレイができるので、長期に渡って本作を楽しめるはずです。
そんなわけで、発売に先駆けて僕が『FME』をプレイした様子をレポートさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
世界観や設定などは、過去のシリーズから引き継がれているものの、年代を進めることで、初めてこのシリーズに触れる方でもすんなりと、本作の世界観に入って行くことができるようになっていますし、軽快な操作性とE.D.G.E.システムにより、TPS初心者にも優しい作りになっています。
▲巨大なボスなど、まだまだ紹介しきれない要素は盛りだくさんです。ぜひプレイしていただき、本作の奥深さを味わってみてください。 |
シリーズのファンにも、初めてシリーズに触れる人にも、TPS初心者にもTPS熟練者にも、あらゆるニーズに応えるため、さまざまな工夫が行われている本作。ぜひ、皆さんも遊んでみてください! そして、いつの日かマルチプレイでともに戦いましょう!!(斎藤ゆうすけ)
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