2010年9月6日(月)
こんにちは。洋ゲー紹介所“洋鯨亭”のRonでございます。
まずは、お知らせから。去る9月2日に月刊『電撃ゲームス』の増刊として『電撃FPS』が発売されました。その名の通り、1冊まるごとFPSを扱った本です。
FPSと言いましたが、誌面の中心はPS3/Xbox 360『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2(以下、CoD MW2)』の攻略とゲームの世界観がわかる解説記事です。攻略はキャンペーンモードの全ミッションを収録しているのはもちろん、スペシャルオプス、マルチプレイまでも完全網羅しています。マルチプレイに至っては、ダウンロードコンテンツ(DLC)として販売されている拡張マップもフォローしているんですよ。
ご存知のように『CoD MW2』は対戦も人気がありますから、これはかなり役立つ本になるのではないかと。2009年12月というソフトの発売からだいぶ遅れての登場となるこの本ですが、すでにクリアしてしまった方にも新しい発見がある内容だと思います。そして9月2日には『CoD MW2』の特別価格版(3,990円・税込)も発売されましたので、これから始める方もぜひソフトと一緒にお買い求めいただければと思います。
ところで『電撃FPS』は私も一部制作に参加させてもらっていまして、この本の制作作業も含めて毎日のように原稿を書いていましたら、前回の記事で予想したよりも早く積みゲータワーができ上がり始めました。
その一因は、第25回にご紹介したリストにないタイトルもバリバリ買ってしまったからなんです……。ということで、今回はそんなタイトルの1つ、ベクターユニット開発のRCG『Hydro Thunder Hurricane(ハイドロサンダーハリケーン)』をご紹介しましょう。本作は、Xbox LIVE アーケードでダウンロード販売をしているタイトルです。DLCはいくら買ってもタワーが積みあがらないのがいいですね(そういう問題じゃないですが)。
さてこの『ハイドロ サンダー ハリケーン』ですが、この前作にあたる『ハイドロ サンダー』は約10年前にアーケードやニンテンドウ64ソフト(海外版)として登場しました。ルールはいたって単純で、ブースト機能を備えたボートを操って、水上レースを勝ち抜くというもの。
しかしながら、常に波の動きが変わり、コース上を毎回同じように走れるわけではないところが水上レースゲームの楽しさでもあります。過去の水上レースゲーム、たとえばニンテンドウ64やゲームキューブの『ウェーブレース』がそうであったように、このゲームにおいてもその醍醐味は変わりません。
▲自然の波に加えて爆弾の爆発による波などの影響により、水面の状態が絶えず変化するため、毎回同じ条件で走ることはできません。ちなみに敵のボートが作る波に乗ると、走行スピードがアップするというギミックがあります。 |
では、波の動き以外にこのゲームならではの楽しさは何かといえば、障害物を体当たりで壊せたり、破天荒なコースを超高速で疾走する爽快感、ボートを操る楽しさにあるといえます。他のRCG同様、本作でも性能の違うさまざまなボートが使えますし、まるで遊園地のアトラクションのように現実離れしたコースが登場します。
▲波だけではなく、コースの構造自体が変化するステージもあります。たとえば、このステージでは、この先の石像の口をくぐると……。 | ▲1周目はこのように右に曲がるコースになっています。 |
▲ところが2周目は、さっき曲がれた右側に石柱が倒れていて通れなくなっています! | ▲ボートには加速、最高速度、制御のしやすさなどの性能が設定されていて、各機体により違います。レース中は加速すると速度に応じてボートが最適な状態に変形するので、その変化も見ていて楽しいです。 |
ソフトを購入する前は、全体的にリアル路線のコース設計なのかと思っていました。ところがコースがアンロックされていくごとに、いい意味でめちゃくちゃなコースが次々と出てくるところは、単純に他のコースも見たいという楽しみが味わえてよかったですね。
→シンプルだからこそハマるゲームモードを紹介!(2ページ目へ)
(C)2010 Microsoft Corporation. All Rights Reserved