2010年9月17日(金)
東京ゲームショウ2010の2日目、アイレムソフトウェアエンジニアリング(以下アイレム)ブースで、PSP用ソフト『戦国絵札遊戯 不如帰 大乱(以下、不如帰 大乱)』の対戦イベントが開催された。
戦略シミュレーションとトレーディングカードゲームを融合し、奥深い読み合いが楽しめる『不如帰 大乱』。50名以上の人気イラストレーター陣による、武将カードイラストも魅力の1つだ。
このステージイベントでは、本作のプロデューサー・松尾悟郎氏と、『電撃Playstation』の記事担当・梅津爆発が、9月9日に発売されたばかりのカードゲーム『不如帰 大乱』でワンマッチを行った。もちろんデッキは、各々が頭を悩ませて作り上げたガッチガチのセメントマッチ仕様のものを使う。
梅津爆発が勝利した場合には、松尾氏が自腹(←ココ重要)で豪華読者プレゼントを進呈。松vs梅、名前からすると梅津爆発が不利な気がする組み合わせだが、どんな一戦となったのだろうか? 試合の流れを両者のコメントを交えつつ追っていこう。
▲昨日、秋葉原で買ってきたばかりという勝負衣装で対戦に望んだ梅津爆発。カードゲームやボードゲーム大好き人間である。ざわ……。 | ▲『不如帰 大乱』プロデューサーの松尾氏。負けた場合の読者プレゼントについて「結構な額になると思うので、負けないように頑張ります」とコメント。 |
まずは試合開始前、梅津爆発はプレイ時間について「画面では5日と表示されているんですが、PSPをつけっ放しで寝オチしていた時間も含めるんで(笑)。でも100時間以上はプレイしていますよ」とコメント。一方の松尾氏は「ゲーム発売後にゼロからプレイし直したんですが、僕よりプレイしていますね……」と、梅津爆発のやり込みに驚いていた。さらに、司会に勝算について尋ねられた梅津爆発は、「勝算がなかったら、ココには来ませんよ……」と不敵な笑みを浮かべ、松尾氏にプレッシャーをかける。
そんな梅津爆発だったが、いざ対戦が始まると松尾氏の猛烈な攻めに苦戦を強いられる。自分のデッキから武将カードをフィールドに配置し、敵本陣を攻め落とすか、敵総大将を倒すことで勝利が決定する本作。松尾氏は、2回攻撃が可能な武将“佐々木小次郎”を効果的に動かし、梅津爆発の武将カードを次々と斬り捨てていく。
一時は本陣手前まで攻めこまれた梅津爆発、もはやこれまでか……と思いきや、とっておきの計略カード“天変地異”を発動。“大将を除き、フィールド上の敵味方すべての武将を捨て札にする”という効果を持つこのカードだが、梅津爆発側の大将“黒田官兵衛Lv3”は“自軍武将全員は計略の効果を受けない”という特殊能力を持っている。……つまり、フィールドには梅津爆発の武将のみが生存しているという状況。まさに梅津爆発の切り札となった。
▲序盤、劣勢が続いたにもかかわらず、梅津爆発は冷静さを失わずに切り札を使うタイミングを見計らっていたようだ。これぞ策士。 |
▲戦況をひっくり返した梅津爆発が、松尾氏の武将を各個撃破していく。ざわ……ざわ……ざわ……ざわ……。 |
この後、松尾氏はさまざまな手で戦況を立て直そうとするも、勢いに乗る梅津爆発を止められず。最後は、相手の伝令カード(戦闘をサポートするカード)をランダムで1枚奪う“加藤段蔵”が、松尾氏の姫将(女性大将はこう呼ぶ)である“姫”を攻撃。松尾氏は、敵の攻撃を無効化できる伝令カード“夜襲作戦”を指し、「“姫”が持つ伝令カード3枚のうち、この1枚だけは奪われたくない……」と願ったが3分の1の確率にも見放され、“姫”を撃破されて試合終了! 見事に梅津爆発が勝利を収めた。
試合終了後、梅津爆発は「ビッグマウスで終わってしまったら恥ずかしかったので、勝ててよかったです。序盤はカードの引きが悪かったんですが、なんとかギリギリのタイミングで必要なカードを引くことができました」と勝因をコメント。最後には「勝ったどー!」と絶叫し、本イベントを締めくくった。
▲見事に勝利を飾った梅津爆発の喜びが爆発。笑顔で歓声に応えていた。 |
ピンチでの切り札発動による大逆転という、カードゲームアニメのような王道的展開で勝利した梅津爆発。この大逆転を可能にしたデッキレシピを特別に公開しよう。『不如帰 大乱』をプレイしている人はもちろん、これから遊んでみようと考えている人も参考にしてもらいたい。
【梅津爆発使用デッキレシピ】
・総大将:黒田官兵衛
・武将カード
No.075:大崎義隆
No.106:加藤段蔵
No.132:黒田官兵衛Lv2
No.133:黒田官兵衛Lv3
No.140:後藤又兵衛
No.173:真田昌幸
No.215:高橋紹運
No.217:滝川一益
No.255:徳川家康×3枚
No.259:督姫×2枚
No.260:戸沢盛安
No.283:鍋島直茂
No.334:北条綱成
・計略カード
No.017:帝の勅命×3枚
No.028:夜目の索敵×2枚
No.044:色香の籠絡×2枚
No.051:栄枯盛衰
No.054:雲散霧消×2枚
No.064:誘導の偽報
No.066:天変地異×3枚
・伝令カード
No.007:偽報の勅命
No.022:具足“黒漆塗胴”
No.024:攻城戦×3枚
No.028:薬師の従軍
No.039:国人衆の援軍×3枚
なお梅津爆発が獲得した品々(『不如帰 大乱 オリジナルトレーディングカード コンプリートセット』、『不如帰大乱 オリジナルTシャツセット』、ゲームソフト5本)は、10月14日発売の『電撃PlayStation Vol.481』で読者へプレゼントされる。これらのアイテムが欲しい人は、『電撃PlayStation Vol.481』を忘れずにチェックしよう!!
■東京ゲームショウ2010 開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……2010年9月16日~17日 各日10:00~17:00
一般公開日……2010年9月18日~19日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売り1,000円(税込) ※小学生以下は無料