2010年9月18日(土)
東京ゲームショウ2010(以下、TGS2010)のスクウェア・エニックスブースで、ひときわ目立つタイトルが、10月14日に発売されるPSP用ソフト『ロード オブ アルカナ』のコーナー。出展されているものを実際に試遊した後、プロデューサーの柴貴正さんにお話を伺ったので、掲載する。
『ロード オブ アルカナ』は、最大4人でのマルチプレイに対応したアクションゲーム。プレイヤーは、自らの分身となる“スレイヤー”を作成して魔物に挑み、世界の秩序の根源である核石(アルカナ)を集めていくことになる。ターゲットのロックオン機能や、シンプルな操作系によるアクションなど、初心者でも遊びやすいバトルシステムなのも特徴だ。
体験台のコーナーでは、最大約25分間プレイ可能。シングルプレイは試遊時間中、自由にプレイすることが可能で、マルチプレイではマスターガーディアンの“バハムート”に挑戦することになる。どちらもクエストが成功、もしくは失敗すれば終了となる。記者は今回、マルチプレイに挑戦した。
最初に、スタッフのアドバイスを受けて、預り所で準備を行った。これまで体験版では、片手剣と両手剣しかなかったが、TGS2010バージョンでは、両手斧、銃槍、片手棍でプレイできる。前情報がなかったので、見た目のカッコいい両手斧をかついでスタートした。
しばらくは、同行したメンバーとスケルトンを倒して、操作方法を確認。やはり斧だけあって、動きが重い印象を受けたが、その反面攻撃力は相当なもので、近づいて攻撃を叩き込んでしまえば、かなりのダメージをガンガン与えられ、爽快だった。また、△ボタンで使える“ため”は当てるのがやや難しい分、威力はさらにすさまじく、しばらくはそれしか使わなかったほどだ。
そしていよいよバハムートに挑戦。筆者は配信されている体験版をかなりプレイしており(記録時間12時間オーバー)、スタッフの方に「難しいですから、気をつけて」と言われた時も、「いやいや、そんなことないでしょ? アグニを何体倒したと思っているんですか?」と心の中でつぶやいてしまった。しかし、アドバイスをくれたスタッフの方、ごめんなさい!! バハムートは強かった!
動きがわからないため、ガードや回避をできずにダメージを食らうこともあったが、それ以上に攻撃力が高く、そして攻撃範囲も広い。長い尻尾が揺れていたので切りつけにいったが、逆にその尻尾を使った攻撃で返り討ちにあってしまった。尻尾が目の前にあれば切りつけたくなるが、少し遠慮しつつ、攻撃することに。
様子を見つつも尻尾を中心に攻撃していると、ついに尻尾が切れ、バハムートの叫ぶような咆哮(ほうこう)が聞こえたような気がした。自慢の尻尾を切られたことに腹を立てたのか、バハムートは怒りながら、上空からのメガフレアや低空の突進を仕掛けてきたため、ドンドン体力は削られ、あっという間に回復アイテムがエクスポーション2つになってしまった。これは、まずいかも!?
そう思っていたら、突然アグニがフィールドに現れ、バハムートに攻撃を加える。これは倒したマスターガーディアンを特定の条件を満たすことで召還可能となる技・アルティメットスペル。このTGSバージョンでは、アグニとバハムートをチョイスできる。そんな強力な技があるなら、自分も使おう……としたが、使えない。どうやら攻撃しているとたまる“マナゲージ”が足りないようだ。
攻撃を加えつつ(といいながら、若干逃げ腰)、マナゲージとにらめっこしていると、ついにゲージがMAXに! 発動した時に現れたバハムートは、それはそれは神々しく見えた。自分のアルティメットスペルのおかげ……ではなく、一緒に同行してくれたスタッフの腕もあり、見事にバハムートを倒す事に成功。ぎりぎりの勝利だったので、その喜びもひとしおで、小さくガッツポーズをしてしまった。
体験版をやっている人でも、新しい武器、強力な敵によって、新たな楽しみを体験できるTGSバージョンの『ロード オブ アルカナ』。会場に足を運ぶ人は体験してみては?
ブースでは体験版の配布も行っている。遊んで気になった人、まだ手に入れていなかった人は、利用してみては? |
プレイ後、柴プロデューサーにお話を伺うことができたので、その模様を掲載する。
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■東京ゲームショウ2010 開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……2010年9月16日~17日 各日10:00~17:00
一般公開日……2010年9月18日~19日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売り1,000円(税込) ※小学生以下は無料