9月19日は“人間パチン虎。”の日――『MGS PW』決勝大会で潜友力を見た!!

文：電撃オンライン

　東京ゲームショウ2010最終日となる本日9月19日、KONAMIブースで『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』の全国大会SUMMER CAMPの決勝大会が開催された。

　7月31日より実施された店頭大会に始まり、地区大会、メディア大会が開催されてきたSUMMER CAMP。会場には、それぞれの大会を勝ち上がった計計9チームが集い、“潜友”日本一を競った（ルールは公式サイト内ページに掲載されている）。1チームは4人で、参加チーム名は以下の通り。

▲ハイレベルな戦いが見られた決勝大会。小島プロダクションの広報・大石次郎さんと、“さーや”こと山本さやかさんが解説を務めた。

　決勝大会ではまず、8チームに絞るための第1回戦が行われ、EXTRA OPS：091“対戦闘ヘリ戦：AH56A-raider Custom”、EXTRA OPS：128“ギアレックス・カリブ大決戦”の合計タイムで生き残りが争われた。が、“ギアレックス・カリブ大決戦”で4人全員SWIM TRANKS（海水パンツ）を着て夏のアピールをしてくれたSeaChickenが、なんとミッション失敗。残念ながらここで敗退となってしまった。

　次いで行われた準決勝では、クジ引きによる組み合わせで、3対3のVERSUS OPSによる勝負。かなりの接戦が多く見られた中、ぎるそん、501、H.S.M、ぶらつくレーバテインの4チームが決勝へと進んだ。

　決勝は、EXTRA OPS：119“対ピースウォーカー改戦”でのタイムアタック。無限バンダナが使用不可な上、“人間パチン虎。を1回以上使わなければならない”というルールが採用されているのがポイントだ。ゴムを持ったプレイヤーと、支柱を持ったプレイヤーが協力し、CO-OPS時にしか使えない“人間パチン虎。”。使うまでが大変だが、このインパクトある武器をどのように使うか、会場の注目が集まった。

▲マルチプレイでなければ使用できないため、実際に使ったことのないプレイヤーも多いのではないかと思われる“人間パチン虎。”。タイムだけではない、“魅せる戦い”が展開する。

　結果は、3分9秒という非常に早いタイムでクリアした“ぶらつくレーバテイン”チームが優勝！　さらに2チームが、3分35秒（ぎるそん）、3分58秒（501）と4分を切る早いタイムを見せてくれた。

　残るH.S.Mチームにカメラが移ると、「俺たちはまだやれる！」と言霊が響いた。決勝にもかかわらず、なぜか1人、海水パンツ装備のプレイヤーが混じっていたH.S.Mチーム。ここからが彼らの戦いだった!!

▲ミッション開始時のデモで、海水パンツが混じっていたことに疑問の声を発していた様子のさーやさんだったが、その答えがここに！　ピースウォーカー改だけでなく、ポッドの破壊まで“人間パチン虎。”で挑む。漢（おとこ）たちの姿に、盛り上がる会場の面々。

　惜しくも、ピースウォーカー改の核発射によりミッション失敗となったH.S.Mチーム。しかし、彼らのあきらめない姿は、大石さんやさーやさん、さらには小島秀夫監督の心をも打ったようだ。

　戦いを終え、登場した小島監督は「今日、9月19日は“人間パチン虎。”デーに決まりました！」と興奮をあらわにし、H.S.Mへは「“人間パチン虎。”の称号をあげましょう！」と、彼らの健闘を称えた。

▲協力プレイがコンセプトの『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』。周囲に反対されながらも、CO-OPSの象徴となる武器“人間パチン虎。”のアイデアを出したのは、他ならぬ小島監督だという。H.S.Mの最後まであきらめない姿を見て、いたく感動した様子を見せていた。

▲1位　ぶらつくレーバテインチーム		▲2位　ぎるそんチーム		▲3位　501チーム

　なお大会の様子は、SUMMER CAMPのUstream配信サイトで見ることができる。決勝大会、あるいは各地区大会などの模様が気になった人は、アクセスしてみよう。

(C)2010 Konami Digital Entertainment

■東京ゲームショウ2010 開催概要（※終了）
【開催期間】
　ビジネスデイ……2010年9月16日～17日 各日10：00～17：00
　一般公開日……2010年9月18日～19日 各日10：00～17：00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般（中学生以上）1,200円（税込）/前売り1,000円（税込）　※小学生以下は無料

• 『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』公式サイト