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2010年9月25日(土)

TV-CMに出演する白犬も参上! ドッグカフェで『大神伝』ブロガー体験会開催

文:電撃オンライン

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 イベント終了後、江城さんに気になる質問をぶつけてみた。ソフトの発売が待ちきれない人だけでなく、本作が気になっている人も、ぜひご覧いただきたい。

――発売まであと少しと迫っていますが、開発期間はどれくらいなのでしょうか?

 これまでにいろいろなところでも話してきたのですが、本作はディレクターが密かに作っていた試作品をプレゼンに来たところから、動きだしました。そこから数えると2年、本開発がスタートしてから1年半くらいですね。

――開発で苦労したところはどこでしょうか?

 まずはグラフィックの再現ですね。据え置きハードでリリースされた『大神』の世界を出すのに、苦労しています。ポリゴンの表示量も違うので、そこをどうやっていくか。あと、『大神』は音楽もすごく評価されているので、そこにも苦労しました。……正直、苦労していない箇所がないくらい、全体的に大変でした(苦笑)。

――相棒との絆がテーマになっているということですが、具体的にはどのようなところを見てもらいたいですか?

 1匹と1人という形になっている遊びの部分です。筆しらべであれば、相棒を導く“輝跡”がこれまでと違いますね。あとは、ボスもチビテラスだけでは倒すのが無理で、相棒との連係によって倒せるような仕組みを用意しています。

 相棒は、クニヌシ、人魚のナナミ、子役のカグラ、謎の少年・クロウとそれぞれ特性が異なります。全相棒にドラマを用意しているので、こちらにも期待してください。

――体験版を遊ばせていただいた範囲ですと、アイテムの出現率が高く、筆しらべをかなり使えるようなイメージだったのですが、これは意図したものでしょうか?

 『大神』シリーズは、筆しらべがおもしろいものだと思っています。なので、躊躇(ちゅうちょ)なく使ってほしいと思い、体験版ではそうしています。さらに製品版ですと、墨が自動で回復するモードもあるので、サクサク遊びたい人にはこちらがオススメです。

――シナリオは、小説家、ゲームシナリオライターの北島行徳(ゆきのり)さんが担当されていますが、どちら側から働きかけがあったのでしょうか?

 僕が北島さんの小説を読んで、お願いしました。実は北島さんも『大神』が好きということで受けていただいたのですが、いろいろな面で苦労しました。しかしその分、かなりガッチリ組んでやれたのでよかったですね。

 シナリオの完成度はすごくよく、ディレクターは全体を知っているにもかかわらず、クリアした際には感動して泣いていました。今回やる上で『大神』のよさである“感動”も残したかったので、そこは実現できていると思います。

――今回のイベントですが、犬カフェで行おうと思った経緯を教えてもらえますか?

 実は、ずっとやりたかったんです。この『大神伝』は、年齢や性別を選ばない、万人受けするソフトだと思っています。なので、犬好きな人やゲームをしない人にも知ってもらいたかったので、こういう空間でふれてほしいと考えていました。

 普段ゲームにふれることがない人でも、少し遊んでもらったら、チビテラスのかわいさや、パズルが解けた時の気持ちよさを感じてもらえたようで、リアクションがよかったですね。イベントをやってよかったと思います。

――イベントには女性の方が多く見られましたが、そこは狙っていたのでしょうか?

 女性のファンも多くいらっしゃいますし、今回のテーマが子どもの友情という女性にウケる内容だったからだと思います。しかしシナリオの面でも、ゲームの仕掛けややり応えの面でも、男性でももちろん楽しめる作品です。

――ボリューム的にはどれくらいになりますか?

 普通にプレイして25~30時間を想定しています。寄り道をしたら30時間は越えると思いますね。DSのソフトとしては、結構遊べると思いますよ。クリア後に、なんとなくキャラクターを操作しているだけでも、いい気分になれると思いますし(笑)。

――チビテラスは誰の子? というのが気になるのですが……。

 ふふふ(笑)。日本神話の世界はすごく広くて、たとえば顔を洗ったら子どもが出てくるくらい、いろいろなものがある。ディレクターの中には、設定としてあるようなんですが、それは出さないようにしようと思っています。遊んだ方に、自由に想像していただきたいと考えているので。

――制作するにあたって、日本神話などはかなり目を通したのですか?

 かなり資料を漁りましたね。日本神話もそうですし、『大神』も相当チェックしました。やはりスタッフが違うので、「神谷さん(神谷英樹さん、現プラチナゲームズ所属)が作った作品じゃない!」とネガティブに捕らえられてしまいがちですし。しかし、『大神』をかなり遊び、研究し、理解して制作しました。動きから仕掛けまで1つ1つチェックして、形にしています。最終的に「これは『大神』の流れを組む新作」と言える自信があります。ぜひ手に取ってもらい、プレイしていただきたいです!

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