2010年10月19日(火)
さまざまな新作ゲームの発表や試遊台の出展が行われ、大いに盛り上がった東京ゲームショウ2010。無数にアップされる記事の中に、ひっそりとこんな記事が紛れ込んでいたのを、電撃オンラインの読者はご存じだろうか……。
この企画が一体なんなのか説明……するのももう疲れてきたので、対戦アクションゲームコーナーの右側に特設コーナーを作ってしまった。気になる人は、下から順に記事を追ってもらえれば、この悪ノリ……ではなく、企画についてわかってもらえるはずだ。
さて、そんなわけで概要はすっ飛ばさせてもらうが、今回はかつてiPhone/iPod touch版『ストリートファイターIV』で、電撃オンラインと死闘を繰り広げたビッグマスクMIZUに呼ばれ、カプコンへ赴くことになった。
もはやお約束の展開だが、応接室に通された電撃オンラインのスタッフであるkbjとカネキングを待っていたのは――。
サガットステージの大仏のようなポーズで静かに眠る、ビッグマスクMIZUだった……。
MIZU「やぁ、よくきたね」
いまいち状況をのみ込めていない2人の気配を察知するなり、すっと立ち上がるMIZU。
kbj「あの……何をしていたんですか?」
MIZU「何って……瞑想だよ。大切な戦いの前には、こうして心を穏やかにし、感覚を研ぎ澄ませなければいけない。一流の格闘家なら当然のことじゃないか」
kbj「なんとなくわかっていましたけど、やっぱり対戦する気なんですね」
MIZU「? 僕が君たちを呼ぶ理由が他にあるのかい?」
kbj「ないと思います! そういえば、前回負けてマスクを置いていったのに、また別のマスクを被ってるんですね」
kbjがツッコミを入れるが、MIZUはぽかんとしている。
MIZU「? なんのことだい?」
kbj「え、いや、前回はトラのマスクを被っていたじゃないですか」
MIZU「……あぁ、それは弟だよ」
MIZU「僕には双子の弟がいるんだよ。彼はカネキング君に敗北した後、アメリカへ武者修行の旅に出てしまったんだ」
kbj「いや……どう見てもご本人ですよね」
MIZU「違う違う。僕は双子の兄の、エレガントマスクMIZUというんだ。君たちに負けて無様な姿をさらしてしまった、ビッグマスクMIZUとは違うんだ」
kbj「いや、本人……」
MIZU「エレガントマスクMIZUだ」
kbj「わかりました」
ゴリ押しに負けるkbj。
MIZU「さて、それでは弟の仇を取らせてもらうとするよ。この――」
MIZU「『ストリートファイターIV』でね!」
いちいちファイティングポーズを取る意味がわからないが、無駄に写真映えするのが悔しい。
おもしろいのでもう一度。
カネキング「また『ストリートファイターIV』ですか」
MIZU「ちっちっち。『ストIV』もアップデートを繰り返し、以前とは比べ物にならないほどパワーアップしたんだよ。まるで今の僕のようにね。そこで今回は、新たに追加キャラクターを使って対戦しようと思うんだ」
こうして、『ストリートファイターIV』の対決が静かに幕を開け……るはずだった。
MIZU「まぁその前に、読者の中にはiPhone/iPod touch版『ストリートファイターIV』が一体どういったアプリなのか、わからない人もいるだろう。だから今回は特別に、忙しい合間を縫って僕が質問に答えることにするよ。知りたいことがあったらなんでも聞いてくれたまえ」
カネキング「いや、対戦を……」
MIZU「聞いてくれたまえ」
MIZUに押し切られ、またも強引にインタビューをすることになったカネキングの運命は?
→エレガントマスクMIZUのエレガントなインタビューを
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→でも例によって、対戦するのは3ページ目です。(3ページ目へ)
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