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2010年10月27日(水)

【恋姫†夢想ミニ特集】ラストは『恋姫†夢想』初心者に向けたまとめ記事をお届け!

文:ごえモン

 どうも、“恋姫†夢想ミニ特集”担当のごえモンです。3カ月連続リリースとなるPSP用ソフト『真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~ 呉/魏/蜀編(以下、真・恋姫†夢想)』の概要紹介や、キャラクター紹介をお届けしてきた本連載企画。最終回となる第5回では、『真・恋姫†夢想』をまったく知らない人&前作のみ知っている人に向けたまとめ記事をお届けしていきます。これを読んで、購入の参考にしていただければと思います。

■『真・恋姫†夢想』って?

 本作はシリーズの2作目にあたり、前作の『恋姫†無双 ~ドキッ☆乙女だらけの三国志演義~』は、もともと2007年1月に美少女ゲームブランドBaseSonが発売したPC用の恋愛AVGです。PC版が発売された翌年の2008年11月には、イエティよりPS2移植版『恋姫†夢想 ~ドキッ☆乙女だらけの三国志演義~』も発売されました。

 原作発売当時、あの有名な三国志の武将たちが美少女化されたとあって、「日本始まったな!」なんて、かなりの話題を集めていたのを覚えています。でも、三国のうち蜀軍にしか所属できない、魅力的なキャラクターが多く存在するのに攻略できない武将がいるなど、惜しい部分が多かったのも正直な印象でした。

 しかし、同年12月にBaseSonが発売した2作目『真・恋姫†無双 ~乙女繚乱☆三国志演義~』は、現代日本で暮らしていた少年が、ひょんなことから三国志の武将たちが美少女化したパラレルワールドへと迷い込んでしまう、という大元の設定はそのままに、呉・魏のシナリオの追加や新キャラの追加など、前作で惜しいと思われていた部分が軒並み改善され、萌えゲーアワード2009年では金賞を獲得するほど好評を博しました。

 そんな人気作に新シナリオやCGなどを追加し、呉・魏・蜀と3つあったシナリオを、それぞれ『呉編』、『魏編』、『蜀編』と3本のPSP用ソフトとして移植したのが、今回特集している『真・恋姫†夢想』なのです。

『真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~ 呉/魏/蜀編』 『真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~ 呉/魏/蜀編』
▲あの猛将たちが美少女に!? というエキセントリックな設定が話題を呼んだ本作。設定の奇抜さだけで終わらず、しっかりゲームとしておもしろいものに仕上がっているからこそ、ここまで人気が出たのです。

■前作や三国志を知らないと楽しめないの? TVアニメとは関係あるの?

 “シリーズ”や“前作”なんて表現されているので、前作をプレイしていないと楽しめないのかな? なんて思う人もいるかもしれませんね。しかし本作では、前作にそもそも登場しなかった劉備や孫策などが追加されているので、当然ストーリーはまったくの別物になっています。

 序盤こそ、各勢力との出会い→黄巾党との戦い→反董卓連合の結成と流れは同じですが、中身は別物ですし、その先の展開はまったく違います。そして、しっかりと各勢力との出会いから描かれていますので、前作を知らなくて置いてけぼりになる心配もありません

 また、“三国志”を知らないと楽しめないんじゃないか? といった心配も不要です。僕は、かろうじて曹操の名前を知っている……という三国志のさの字も知らない状態で1作目をプレイしましたが、ネタがわからなくてつまらない、なんて状態に陥ることはありませんでした。今では、アニメや他の作品で男の姿をした武将を見ると「あれ? 三国志の武将って男だっけ?」なんて本気で思ってしまうぐらいのめり込んでしまい(笑)、50人以上の武将の名前や三国志の大まかな流れを覚えることができましたよ。

 その他、TVアニメ3作+OVAが製作されていますが、同じキャラを使った別物と考えてもらってOK。アニメ版には主人公・一刀が登場しませんし、展開もまったく違いコメディ色が強いのが特徴です。ゲーム版は三国統一を目的に進んでいきますので、コメディ要素もありつつアニメ版よりもかなりシリアスな展開になります。

『真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~ 呉/魏/蜀編』 『真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~ 呉/魏/蜀編』

■『呉編』、『魏編』、『蜀編』の3つがあるけど、どれを買えばいいの?

 さて、PSP版は『呉編』、『魏編』、『蜀編』とそれぞれのルートが3本のゲームに分かれているのは、以前お伝えした通り。きっと「どれを買っていいかわからない!」という人もいると思います。でも、僕から言えるのは“好みの女の子がいる編を買う”か“3本すべて買う”のどちらかです!

 ……さすがに「3本全部買え!」で終わらせてはいろいろと怒られそうなので、特集1日目にお伝えした“所属する陣営によって物語のテイストが変わる”について、ちょいと補足しておきます。

 他2ルートより若干シナリオが短めな『呉編』は、3つのシナリオの中で一番シリアスな展開が描かれます。『魏編』は、おそらく主人公がもっとも活躍するシナリオなので、熱いシナリオが好きな人にオススメ。『蜀編』は、覇道を歩む曹操と対照的に劉備が王道を突き進むため、そのシナリオはまさに王道です。3つのシナリオで『蜀編』が一番コメディ色が強いので、アニメ版のゆるふわっとした蜀軍の空気感に近いものを感じられるかもしれません。

 参考までに言うと、僕が原作プレイ時にもっとも血わき肉おどったのが『呉編』で、感動して涙が流れそうになったのが『魏編』。そして『蜀編』では、ラストの怒涛(どとう)の盛り上がりにめちゃくちゃ興奮しました。ルートによって“シナリオのよさ”が全然違うので、やっぱりすべて買うことをオススメしたい!

 ちなみに、PC版原作のディレクター兼シナリオを担当しているK.バッジョさんは、「曹操を書きたくて本作を作ったといっても過言ではない」と言っています。それだけに『魏編』はかなりおもしろく、曹操も非常に魅力的なキャラクターに仕上がっています。もし、どうしても1タイトルしか買えない場合は、『魏編』を買っておくといいかもしれないですね。

『真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~ 呉/魏/蜀編』 『真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~ 呉/魏/蜀編』 『真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~ 呉/魏/蜀編』
▲孫策とともに乱世を駆け抜けるのか? 曹操とともに覇道を歩むのか? 劉備とともに正義のために生きるのか? すべてはあなたの選択次第。

→次のページで、魅力的な女の子を各陣営から1人だけピックアップして解説!

(C)BaseSon
(C)イエティ/レインエンターテイメント

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