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2010年11月8日(月)

第17回“電撃大賞”贈呈式が開催! 式の模様や受賞者たちのコメントをお届け!

文:電撃オンライン

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 本日式に参加した受賞者たちに、受賞の連絡をもらった時の気持ちや、贈呈式にやってきた今の気持ち、そして今後の抱負などについて語ってもらったので、あわせてお届けしていく。

■小説部門■

第17回電撃大賞贈呈式

●多宇部貞人先生
 連絡を受けた時、担当の方に「残念ですが……大賞です」とブラフを入れられて、すごく混乱しました(笑)。新しい作品を書いたら混乱も忘れられると思うので、今執筆意欲が上がっているところです。今日はこんな大きな会場で贈呈式をやってもらえて、しどろもどろになっています。抱負ですが、まず次回作を出したいという気持ちが強いです。読者の方に楽しんでいただけるのを一番に頑張っていきたいです。

●蝉川タカマル先生
 連絡を受けた時、家にいたのですが、担当さんにギャグじゃないことをまず2回ほど確認して、そのまま10キロぐらい走ってきて、ようやく現実だということを理解しました。その後友だちに電話をかけまくったんですが、「ウソつくんじゃねぇ」と言われ、信用されていないなと思いましたね。受賞者の皆さんはすごく優しい人たちで、こういう仲間ができたことがうれしいです。僕はあまり文章力があるとは思っていないので、最終的には吹き出してしまって電車で読めないような小説が書けたらいいなと考えています。

●広沢サカキ先生
 受賞の連絡がくる日は担当さんから聞いていたので、その日はずっと家にいたのですが、何も手に着かず、ケータイの前で仏像を拝むように待っていました。金賞をいただけてとてもうれしいです。今日は、こんなに大規模な式に圧倒されてばかりです。受賞作は、続きを意識して書いた作品なので、そこが選考の際のネックになるかと思っていたんですが、プラスに評価されたようで、ホっとしています。読者の方をあきさせないように順調なペースで書いて、電撃の看板になれるように頑張っていきたいです。

●和ヶ原聡司先生
 受賞の連絡がくる日は、無理矢理休みにして待っていました。万一ケータイの電池が切れたらまずいと思い、その日は充電器を3つ肌身離さず持って、ワンコールで取ってやろうと待ち構えていました。今日は、ちょっと遅刻しそうになり、落ち着き払っている演技をしながら、内心あわてているという状況です。表現の世界でスタートを切れたことがうれしく、スタートした後もできるだけ長い間走り続けられるよう頑張りたいです。あまりいいものを書こうと背伸びをせず、読者の心に何かが残るような文章を心掛けていきたいなと思います。

●兎月山羊先生
 受賞の連絡を受けた時、会社であまりうまく行っていない仕事の打ち合わせをしていたので、ピリピリしていました。1日の最後が受賞の連絡でよかったなと思います。今日は、何もかも圧倒されているという状況で、チャンスをいただけたんだなと、気持ちを改めました。今後は、とにかく新しいものをどんどん書いていきたいです。読者の皆さんによろこんでいただければと思っています。

●天羽伊吹清先生
 送った作品が、1次選考を初めて通過した作品で、まさに青天の霹靂(へきれき)を受けたような衝撃を体験しました。今日、ここにきて圧倒されてしまい、正直回れ右をして逃げ出したい気持ちです(笑)。短編作品で受賞しているので、早く文庫を出して、読者の皆さんにお届けしたいなと思っています。まずはそこからですね。

●朽葉屋先生
 受賞の時は、ずっとケータイの前に構えて、喜ぶ準備をして待っていました。実際よろこんだのは一瞬で、この後改稿もしないといけないし、新作も書かないといけないし、という気持ちに切り替わったのが自分でも意外でした。今日会場にきて、他の受賞者と会えたのがうれしいです。今後は、書きたいものがいっぱいあるので、どんどん新しいものを書いていきたいです。

●浅葉なつ先生
 夜に連絡がくると言われていたのですが、夕方ぐらいに電話がかかってきて、「落ちたのかな」と思ったのをよく覚えています。今日は贈呈式ということで、壇上に上がるぐらいなのかなと思っていたら、こういった取材を受けると聞いて緊張しています。今日は、同じ志を持った人たちに会えてうれしいです。受賞後、担当さんに今までの作品を持ってくるよう言われたのですが、今回受賞した作品は、今まで書いていたものとはまったく違ったテイストのものだったので、過去のものはすべてボツになってしまいました。今まっさらなところから、産みの苦しみを味わっているところです。2冊3冊と、読者の皆さんにお届けできればと思っています。

●仲町六絵先生
 受賞の連絡をいただいた時は、淀屋橋の近くをうろうろしていました。落選の連絡がくると思って心の準備をしていたので、うどん屋の前で連絡をいただいた時は「あらまぁ!」と大きな声を出してしまったのを覚えています。短編で受賞してしまったので、電話を切った後「続きはどうしよう」と真っ青になりました。今日は、本気で小説を書いている人たちと話せてうれしいです。時代物で受賞したので、歴史に記録を残した人たちへの敬意を忘れずに書いていこうと思います。世界にある光と闇の部分を書ききることが責任のような気がしています。

■イラスト部門■

第17回電撃大賞贈呈式

●村松加奈子先生
 電話を受けた時は、本当にこんな賞をいただいていいのか困惑しました。今日、贈呈式の会場がこんなに立派なのを見て、よりその気持ちが強くなっています(笑)。年齢が上がるにつれ、イラストを描く機会や時間が失われつつあるので、この賞で描くチャンスをいただいたような気持ちです。

●真早先生
 電話をもらった時は信じられませんでした。編集さんに、「受賞したことを誰にも言わないで」と言われたので、飼っていた猫にだけ言って、だまっていたんです。そしたら現実感がだんだんうすれていってしまい、今日贈呈式でトロフィをもらうまでは信じないぞと思っています。ライトノベルの挿し絵はあこがれなので、話の足を引っ張らないように、いいイラストを描ければと思っています。

●梨々子先生
 お電話をいただいた時は頭が真っ白になってしまい、こんな賞をいただいていいのかと不安でいっぱいになりました。今後はきちんといいイラストを描けるよう、頑張っていきたいと思っています。

●富岡二郎先生
 受賞前の、最終候補に残ったという連絡で満足してしまい、まさか賞に入っているとはと、思わず驚きました。今日は、パンフレットに選考委員の先生方の選評が載っていて、感激しています。どうにか絵を描き続けていきたいなと思っています。

●南波采江先生
 連絡をいただいた時はびっくりしました。今日きてみて、すごい豪華な贈呈式だなと驚いています。きてよかったなと思いました。今後も絵を描き続けていきたいです。

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