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2010年11月18日(木)

美少女クラリスvsプレイヤーの戦いが実現? 『DIVINA』次期アップデートレポ

文:電撃オンライン

 ガマニアデジタルエンターテインメントは、PC用MMORPG『DIVINA(ディビーナ)』の次期アップデート実装を12月中に予定している。本作の正式サービス開始から約1ヶ月経過というタイミングで、開発元の台湾Playcoo社からPresidentのJoyce Chang氏 、メインディレクターのJack Cheng氏の二人が来日。『DIVINA』日本運営ディレクターの稲川義章氏を交えて、次期アップデートの詳細や今後の展開について聞いてきた。

■次期アップデートでは中国風マップや新職業“モンク”が登場

 まずは、新要素満載のアップデートの内容を順次お伝えしよう。『DIVINA』は世界各国の神話をベースにしたシナリオやクエストが特徴で、本アップデートでは中国風のマップ4つとインスタンスダンジョン4つを追加。元になっているのは『封神演義(ほうしんえんぎ)』や『西遊記』などで建物やNPCの衣装はもちろん、出現するモンスターもどこか中国テイストだ。また、この新エリアは高レベルプレイヤーを対象としており、レベルキャップが81から110へと開放される。

『DIVINA』 『DIVINA』 『DIVINA』
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 次に中国風の新マップにもよく似合う、新職業“モンク”を紹介する。モンクは近接から遠距離まで、幅広くこなせる中衛クラス。既存クラスに比べて、短時間で複数の攻撃を発動するスキルを使用でき、コンボを繰り出すような爽快感を得られる他、攻撃範囲外にいる遠距離の敵に、一瞬で近寄り攻撃できるといったトリッキーなスキルも習得できるのが特徴だ。防御面も今までの『DIVINA』にはない、ユニークなスキルを持っている。例えばPTメンバーのうち1名を指定すると、そのキャラクターが受けるダメージを代わりに自分が吸収できるというものだ。

『DIVINA』 『DIVINA』
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■トロフィー&称号システム

 新機能としてはトロフィーシステムと称号システム(ともに仮名称)の2つが、同時に実装される予定だ。トロフィーシステムはある一定の条件を満たすと、ポイントがもらえるというもの。条件は、例えば“レベル●に到達する”、“特定のインスタンスダンジョンに●回行く”などだ。中には難易度の高い条件も設定されていて、クリアするとその全プレイヤー向けにシステムチャットで「おめでとうございます、●●さんが■■をクリアしました!」と名前が宣伝される。シャイなプレイヤーにはちょっと恥ずかしいかもしれないが、プレイのモチベーションにも繋がるだろう。今後のアップデートで新たな条件も順次追加されるそうだ。

『DIVINA』 『DIVINA』 『DIVINA』

 もう一つの称号システムだが、こちらは先のトロフィーシステムと連動している。条件を満たして溜めたポイントを使うと、特別なアイテムと交換が可能だ(※12月のアップデート時には未実装となっている)。また、クリアした条件によって特別な称号を得られることもある。

 もう一つの称号システムだが、こちらは先のトロフィーシステムと連動している。称号は一般と特殊の2種類があり、一般称号は“伝説の”“究極の”といった形容詞で、特殊称号は“浪人”“冒険者”“守護者”などの名詞になっている。プレイヤーがその組み合わせを自分で選べるだけでなく、特定の組み合わせにすることで様々なバフが発動する仕組みだ。どの組み合わせで何の効果が得られるのかは、プレイヤーが見つけ出してほしい。なお、称号はキャラクターの頭上に強制で表示され、他人から見えないようにする機能はついていない。

『DIVINA』 『DIVINA』 『DIVINA』

 どちらの新システムもレベル1から体験できるものが用意されている。また、高レベルプレイヤーでとっくに前提条件を満たしている場合は、アップデート実装と同時に達成済みで、トロフィーのポイントも称号も獲得できている状態になるそうだ。

■二人で育てる戦友エッグ

 続いては、こちらもまだ正式名称が決まっていない“戦友エッグ”。元々『DIVINA』にはLV28以上で、フレンドリストに登録されているプレイヤー同士がなれる“戦友システム”というものがある。一緒に戦えば“戦友ゲージ”がたまり、特別なクエストが受けられるのだが、戦友エッグはこのシステムをさらに拡張する機能だ。

 まずNPCから購入した卵やクエスト報酬で得られる卵を、エッグ専用のインベントリにセット。戦友とパーティを組み、モンスターを倒すとプレイヤーの経験値とはべつに、卵の経験値バーが溜まっていく。成長した卵を割ると中からはレアなアイテム、フェアリーペットなどが獲得できるらしい。戦友エッグは二人で一個を共有して育てるわけではない。あくまで別々にセットした自分の卵を成長させるために、戦友と一緒に戦うのだ。

 卵は一度に4つまでセットできるが、経験値は均等に分配される。さらに1日に得られる卵専用経験値には上限がある。卵は種類によって成長速度が遅い場合もあるので、そんな時は1個か2個に絞って育てたほうがよいだろう。また、一度セットした卵をアイテム欄に戻すこともできるが、それまでに溜めた経験値はすべて失われるのでその点は注意してほしい。

 この他、アバターやソウルメイトなどでバッグも倉庫もギュウギュウだ、という人に朗報が。バッグに拡張機能として収納システムが実装される予定だ。収納システムはアイテムインベントリと違い、何でもしまっておけるわけではない。ソウルメイト専用、アバター専用といったように、スロットにしまえるものは固定されている。最大60枠が追加されるとの話だが、収納可能なアイテムのタイプは現時点ではすべて決まっていない。今後実装される課金アイテムなどに合わせて、対応スロットが開放されるようだ。さらに、この収納システムに物をいれておくと、特殊なバフ効果が得られる。もちろん物を取り出せばバフも消えてしまう。

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▲戦友エッグをセットしたウィンドウ。▲特定のアイテムをしまえる収納システム。

■新ボスはまさかの“クラリス&クラリア”コンビ

 新マップに出現するフィールドボスとは別に、メインクエストを進めると、『DIVINA』のヒロイン(?)である二人の女神“クラリス”と“クラリア”が新ボスモンスターとして登場する。二人の意識はぶっ飛んでいる上に融合しているということだが、その理由については実際にゲーム内で解き明かしてほしい。本クエストの推奨レベルは110と最強クラスのボスなので、アップデート実装後すぐに彼女達に会えるわけではなさそうだ。

 メインシナリオにも大胆な展開があるようで、実は単なる冒険者のはずのプレイヤー自身が、実は女神クラリスとこの世界に深く関係しているストーリーが明かされるらしい。

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 次期アップデートの紹介はこれにて終了。最後に開発元PlayCooと日本側運営元ガマニアからの、プレイヤー向けメッセージをお伝えする。

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▲左からガマニアデジタルエンターテインメント マーケティング部 島嵜 直樹氏、PlayCoo PresidentJoyce Chang氏 、メインディレクターのJack Cheng氏、『DIVINA』日本運営ディレクターの稲川義章氏。

Joyce Chang氏:とにかくプレイヤーの皆さんからの、あらゆるご意見ご要望をお待ちしています。ほしいペットや武器など、何でもかまいません。PlayCooはそれを実現できるように努力します。すでに多くのご意見をいただいているオートランの精度の悪さについては、我々も認識しています。AI周りから修正しなければならないのですが、優先度は高めで改善していくつもりです。

Jack Cheng氏:2011年に向けて『DIVINA』では、すでに実装済みのトレジャーハントのように、戦闘しなくても誰でも楽しめるシステム、例えばクイズなどを予定しています。また、次の次になる大型アップデートでは、複数のクラン同士が協力しあい最大60人前後が参加できるような、大規模戦闘を考えています。それも、通常のGvGとはかなり異なった“お祭りのような戦い”になります。この説明だけでは皆さんとても想像できないと思いますが、詳しい情報をお届けできる時期を楽しみにしていてください。

稲川氏:『ルーセントハート』に続く作品として、『DIVINA』も成功させるべく我々も頑張ります。特に『DIVINA』はプレイヤー同士の口コミで広がっていったこともあり、これからもプレイヤーの要望できるだけ汲み取り、コミュニケーションを取っていきたいと思います。

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データ

▼『DIVINA』
■運営:ガマニアデジタルエンターテインメント
■開発:PlayCoo
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP/Vista/7)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■サービス開始日:2010年9月24日
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

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