News

2010年11月16日(火)

【洋鯨亭 第35回】なんで洋ゲーやらないの? アンケート集計結果発表!(前編)

文:電撃オンライン

前へ 1 2

■知名度がある洋ゲータイトルは?

 最後の質問は“【Q4】プレイしたことはないけど、名前だけは知っている! という洋ゲーがあったらタイトル名を教えてください”でした。

 洋ゲーをプレイされたことがない方でもご存知のタイトルであれば、それは日本でもメジャーな洋ゲーと言ってもいいでしょう。集計で一番多く挙がったタイトル名は『Halo』シリーズで、次いで『グランド・セフト・オート』シリーズ、『コール オブ デューティ』シリーズと続きました。

 最近の国内での販売本数などから考えると『コール オブ デューティ』シリーズがもっと上位にくるのかなと思っていたのですが、やはり世界中でシリーズ累計販売本数3,400万本を記録した『Halo』シリーズが強かったですね。ちなみに、『Halo』シリーズよりもタイトル数が多いので単純比較は出来ませんが、参考までに『コール オブ デューティ』シリーズは累計で6,000万本売れています。また、『グランド・セフト・オート』はCERO Z指定作品ながら、さすがの知名度です。開発会社のロックスターゲームスのタイトルつながりで言うと、知っているタイトルにPS3/Xbox 360『レッド・デッド・リデンプション』だけを挙げている方もいらっしゃいました。

 こちらはいくつかの雑誌の表紙にもなりましたし、渋谷に看板が掲げられていたりしましたから、洋ゲーをあまりプレイされない方の目にもとまる機会も多かった、ということなのでしょう。

 赤と黒を基調にしたかっこいいデザインは、あまりゲームをプレイされない方からも注目されたのではないかと思います。

 私はこのソフトの発売前に、ふらりと入ったゲームショップで、孫と思われる子供を連れた60歳ぐらいの方がこのゲームのデモ映像を食い入るように見てらっしゃる場面に遭遇したことがあります。その時はゲームの操作に慣れれば、こういった年齢の方でもプレイしていただける可能性があるんじゃないだろうかとちょっと考えちゃいました。もしかしたらその方は西部劇を昔よく見てらっしゃって、こういった世界に何かしらの興味があるのかもしれないわけですから。

 このゲームをやった人が西部劇を見たくなったりするように、その逆もあるのではないかと思うんです。まぁそんなに多くはないかも知れないですけどね。

 この他、『レッド・デッド・リデンプション』以外では、PS3/Xbox 360『Fallout 3』の人気を受け、続編となる『Fallout: New Vegas(フォールアウト:ニューベガス)』もかなり回答にあげられていましたね。この作品に関しましては、近々ローカライズプロデューサーさんへのインタビュー記事を掲載予定ですので、お楽しみに。

■前半をまとめてみましょう

 アンケートの前編は、これで終了です。洋ゲーをプレイしたことがない方の回答ということで、大変貴重な内容になりました。あらためて、お礼を申し上げます。

 回答を全部拝見したうえでの感想としては、見た目とゲームのジャンル、内容面でどうしても感心が持てないという方が多いのだなぁと。キャラクターの好みが合わないとやはり受け入れにくい部分はあるでしょうし、血がドバドバ出るようなのもちょっと……という方もいることでしょう。

 洋鯨亭では、洋ゲー好きな方はもちろん、洋ゲーにあまりなじみのない方にも、私なりの視点でそのゲームの魅力をゴリゴリほじくり返しながらお伝えしようと思っています。洋ゲーはたしかにキャラクターが濃く、血もドバドバ出るものもありますが(苦笑)、注目してほしいのはそういったところだけではないんですヨ。

 どちらかというと“日本人とは違った文化や視点を背景に生み出された、ゲームならではの違い(異文化を知る楽しみ)”にも注目してほしいんです。たとえばわかりやすいところだと、前述の『レッド・デッド・リデンプション』ならアメリカの西部開拓時代の雰囲気が味わえますよね。また、この前ご紹介した『Fable III』ならイギリスらしいブラックジョークが聞けますし、日本ではなかなかやれない(やらない)ような際どいネタなどが多めなことにも驚かされると思います。

 ゲームのシステム面でいうなら、RPGの場合、主人公の行動に対する選択肢が広く、問題に対する解決手段が多い作品が好まれていることがわかります(全部の作品がそうではないですけど)。そういうシステムを軸に、“自分ならこうする”という本来のロールプレイング(役を演じること)が行なわれているというわけですね。必ずしも立ちはだかる敵を武力をもって倒さなくても、会話で解決してもいいわけです。

 こういう違いは、やってみると結構新鮮に映ると思うんですね。先ほども書きましたが、洋ゲーに触れたことがない方でも、キッカケがあれば何かの拍子にプレイするようになることも十分ありえると考えています。たとえば、近くに洋ゲーが好きな友人がいたら、なぜプレイするのか、その魅力を聞いてみるのもいいかも知れないですね。もしその方に「キャラが濃いから」とか「血がドバドバ出るから」とか言われたら、言われたら……えー、別の方にも聞いてみてください(笑)。

 さて、来週はアンケートの後編をお届けします。こちらは洋ゲーをプレイしたことがある方向けの質問に対する回答になります。いい意味で皆さんの回答内容が濃すぎだったため(ほめております)、3倍ぐらいに薄めて(!?)、お口に合うよう料理したいと思います。

 最後に。いただいた回答は全部目を通しておりますのでご安心ください。また、お約束しましたとおり、ご協力いただいた方の中から抽選で2名の方にお好きなソフトをプレゼントさせていただきます。後日編集部から連絡がいくかと思いますので、今しばらくお待ちください。

(C) 2008-2009, Epic Games, Inc. All Rights Reserved. Epic, Epic Games, the Epic Games logo, Gears of War, Gears of War 2, Marcus Fenix and Crimson Omen Logo are trademarks or registered trademarks of Epic Games, Inc. in the United States of America and elsewhere. Microsoft, the Microsoft Game Studios logo, Xbox, Xbox 360, Xbox LIVE, and the Xbox logos are trademarks of the Microsoft group of companies.

(C)2009 Gearbox Software, LLC. All rights reserved. Published and distributed by 2K Games under license from Gearbox Software, LLC. Borderlands is a trademark of Gearbox Software and used under license. (C)2002-2009. Take-Two Interactive Software and its subsidiaries. 2K Games, the 2K Games logo and Take-Two Interactive Software are all trademarks and/or registered trademarks of Take-Two Interactive Software, Inc. Gearbox Software and the Gearbox logo are registered trademarks of Gearbox Software, LLC in the U.S. and/or other countries.

(C)2009 Microsoft Corporation. All Rights Reserved.

(C)2010 Microsoft Corporation. All Rights Reserved.

データ

前へ 1 2