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2010年11月21日(日)

NCsoftは近未来の地球が舞台のA・RPG『Metal Black』を発表

文:電撃オンライン

 韓国NCsoftは11月16日~17日にかけて、国内外のメディアに同社作品の最新情報を公開する“2010 NCsoft G-Star Premire”を実施。会場では、A・RPGの新作『Metal Black Alternative(以下、メタルブラック)』を体験してきたので紹介しよう。

 『メタルブラック』は機械化された近未来の地球で、英雄達(=プレイヤー)が乏しい資源とエナジーを奪い合うというバックストーリーのA・RPGだ。従来のハック&スラッシュからさらに一歩進んだ、銃や爆弾で敵を一斉になぎ払う“シュート&ボム”がコンセプトらしい。

『メタルブラック』 『メタルブラック』

 今回体験したG-Star版ではMachinist、Inspector、Strikerという3つの職業を確認。来年までには全部で5つの職業が公開される予定だ。拠点となる街でミッションを受け、インスタンスダンジョンに3~4人のパーティで挑戦するMOスタイルでゲームが進行。クラス別に回復スキルやターレット(回転式銃座)の設置といった特化能力を持っているが、基本的に全員がアタッカー。中距離~遠距離攻撃がメインなので、次々ポップする敵をバリバリ倒す爽快感ある戦闘をどのjくらすでも楽しめる。

 操作も1~3で武器の切り替え、Q/EキーでHP/SP回復アイテム使用と、最小限のキー操作でプレイできるシンプルなインタフェースだ。

『メタルブラック』 『メタルブラック』 『メタルブラック』
『メタルブラック』 『メタルブラック』 『メタルブラック』

 プレスカンファレンスでは、開発プロデューサーのKim Hyung Jin氏と開発チームリーダーのJeong Seung Hyun氏が登壇。元々『メタルブラック』はアーケードゲームのような作品を目指していたが、現在は“シューティングをオンラインマルチプレイで楽しむ”がコンセプト。資源の乏しい地球で人類が生き残ろうとするストーリーを味わいつつ、将来的にはギルド対抗戦やPvPも楽しめるようにしたいとのこと。ややカジュアルな内容のため、ターゲット層は中学生以上の男子学生がメインであると解説した。

『メタルブラック』
▲左から『メタルブラック』チームリーダーのJeong Seung Hyun氏とプロデューサーのKim Hyung Jin氏。

 また、海外のメディアからは「MMORPG『Richard Garriott's Tabula Rasa』のような、SFを世界観に採用したオンラインゲームは成功した前例がない。多くの類似タイトルがサービス終了、あるいはCBTで終わってしまった。では、なぜSF系タイトルはヒットしないのか。そしてMBAはどのようにしていくつもりなのか」という厳しい質問も飛び出す。これに対してKim Hyung Jin氏は、「韓国ではNCsfotがSFというジャンルにもっとも挑戦したメーカーだと思います。『メタルブラック』がSFを舞台にしたのは、SFが好きだからではなく、弾幕系ゲームのように撃ちまくるものが作りたかったからです。銃を撃ちまくるという設定には、現代以降の時代背景が必要ですし、何百発・何千発という玉を撃ったり撃たれても違和感のない表現にするためには、SFに登場するような機械のモンスターの必要があります。このコンセプトをプレイヤーに伝えられれば、ジャンルの壁を越えることはできると考えています」と述べた。

 まだまだ開発途中ということで、ビジネスモデルなどの詳細は未定。日本でのサービス予定も特に決まってはいないそうだ。

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