2010年12月12日(日)
ヌル夫:でも、突っ込んでいったらやられない?
青毛:なんも考えずに突っ込んでいったら、そりゃやられるでしょうな。
ヌル夫:どんな風に動けばいいのかしらん? ダッシュしちゃダメ?
青毛:ダッシュはしてもいいよ。むしろ、スピーディに動くことはすごく大事だと思う。潜入もののACTみたいに慎重にゆっくり動くっていうのは、FPSの場合そんなに有効じゃないんだよね、経験上。とはいえ、曲がり角は敵と遭遇しやすいから要注意。それより手前でダッシュをやめないと、出会い頭で撃ち負けちゃうから。曲がり角では、常に敵が待ち伏せしていると思ったほうがいいよ。
ヌル夫:うーん、さすがにオレでも曲がり角ではダッシュしてないぞ。でもやられる。
青毛:曲がり角でやられる場合は、照準を合わせる腕もあると思うけど、ダッシュをやめるのが遅いってのもあるんじゃないかな。曲がり角に近づくほど危険度は高まるから、曲がり角のギリギリ手前じゃなく、余裕を持ってダッシュをやめること。あと、曲がり角を曲がる時は、敵がどこにいるかイメージして照準を向けておくといいね。道の先を見ようとすると、どうしても照準が下がりがちになるからね。まぁ最後の手段としては、敵がいそうだと感じたら、思い切って撃ちながら進入したらいいんじゃないかな。手榴弾を先に投げておくとかも効果的かも。
ヌル夫:曲がり角には敵がいると思えってことか。いかに先に攻撃するかが大切なのかな。
青毛:戦場は先手必勝だってばっちゃんが言ってた!
ヌル夫:だが、先手を取ってもなぜか撃ち負けるオレ……。
青毛:先手をとっても負けるのは、しっかり狙えてないからだと思う。慌てたら負けっすわ。
▲ダッシュ中はとっさに銃が撃てません。敵と出会ったときにダッシュしていたらかなり不利なのです。 |
▲曲がり角では、あらかじめ曲がる方向に向いてから進入していきましょう。角から離れていた方が、先の様子が見やすいです。 |
ヌル夫:当たり前といえば当たり前だね。あと、他になんかアドバイスないかい?
青毛:そうねえ。当たり前といえば、“敵に見つからない”ってことを意識したほうがいいと思うな。
ヌル夫:どういうこと?
青毛:敵に見つからないってことは撃たれないってことだから、つまりやられないってこと。うん、当たり前だな。
ヌル夫:当たり前だな! だけどまあ、言わんとすることはわかる。
青毛:撃ち合いって、出会ったときの状況で8割がた勝敗決まっちゃうところがあるからね。敵に気づかれていない状況で攻撃できたら、まず勝てる。だから、“この辺の敵はここが見えない”っていうところを通って、有利な位置に回り込んでいくことが重要だよねと。
ヌル夫:たとえば、どうすればいいの?
青毛:たとえば、当然だけど道の真ん中とか、見通しのいい場所は通らないことだよね。あとは、高低差を利用すべし! FPSって、高いところが有利って印象があると思うけど、高台は意外と目立つんだよね。逆に、低いところって結構目立たなかったりするから、そういうところを通って有利な位置に回り込んでいきたい。まっすぐ正面から突っ込んでいったら、うまい人には勝てないから。
ヌル夫:ここまでの話を総括すると、やっぱりマップを覚えろってことか。
青毛:そうだねえ。FPSに限らず、対戦ゲームは知識のある人が最後は勝つんだよね。
ヌル夫:FPSの上達に近道がないことがよくわかった。帰って修行するよ。
青毛:おう! 君が始めた『MoH』の対戦はすごくシンプルだから、FPSの基本を学ぶには結構最適だと思うんだよね。ガンガンプレイしてくれたまえ。今度一緒に遊ぼうぜ。
ヌル夫:だな!
▲青毛画伯による、高低差と視界の関係を表した図です。下にいる方も相手がいるかどうかはわからないので、油断は禁物です。 | ▲長い1本道のような場所は、遠距離からの狙撃を受けやすいです。まっすぐ前進しなくちゃいけない場所はなるべく通らないこと。 |
ってなわけで、2回にわたって座談会という名の雑談をお届けしました。初心者の皆さんのプレイに少しでも役立てば幸いです。ではでは、OVER。
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