パンを焼いて少女を救う!? スローライフRPG『シャイニング・ハーツ』の魅力を特集

■自由な生活の2大要素の1つ、ココロ＝ハート集め

　本作ならではの要素にして生活の中心となるのが、ココロ集めとそれを使ったパン焼きです。そのうちココロは、住人たちの感情を色の付いたハートで表すもので、喜びのレッドハート、安らぎのグリーンハート、悲しみのブルーハート、怒りのイエローハートなどがあり、配達クエストでパンを届けた時をはじめ、さまざまな場面で入手できます。

　具体的には、もっとも集まりやすいグリーンハートは、いい香りのパンを持った状態で住人の近くに行くだけで、モリモリ手に入ります。レッドハートも、住人に「あいさつ」をするだけで入手できる他、彼らから依頼されるクエストをクリアした時など、さまざまな喜ばれる場面で、かなりお手軽にゲット可能。逆に、ブルーハートやイエローハートは、悲しい感情などになってもらう必要があるため、住人から入手するのは難しい……というか、個人的にはゲットする気になれなかったり（怒らせたり悲しませたりするのは、申し訳ない気持ちでいっぱいになるのですっ！）。でも、集めるのが難しいわけではないのでご安心を。実はハートには基本の4色の他に、すべてのハートがアップするシルバーハート・ゴールドハート（祝福、幸福の感情を表す。★5のパンを配達した時などに出現）もあり、特に住人にイジワルすることなく、ブルー＆イエローハートを集めることは可能です！

　また、感情を持っているのは住人だけではありません。なんとモンスターも感情を持っており、倒した時にハートを出す他、仲間が倒されると怒ったり（当然、イエローハートが出現）します。そのためココロは、住人との交流やモンスターとの戦闘など、非常に多くの場面で入手することが可能。……思いっきり話が横道にそれますが、本作は受けたクエストの目的地や会うべき相手が表示される要素があり、各地にあるシルフ像を調べるだけで像から像へワープできるなど、ココロが意外に集めやすい点も含め、かなり親切設計になっているので、非常に遊びやすいです。

▲いい香りのパンを持って住人のそばに行くだけで、見る見るグリーンハートが出現する。こちらの気分は、もうウハウハ!?

▲逆に悪い香り、具体的には“刺激臭”や“くさい臭い”のパンを持っている場合、住人たちの反応はつれないものに……。

▲住人だけでなくモンスターからも、さまざまなハートをゲット可能！　住人と違って怒らせても問題ない点がうれしい。

■集めたココロの使い道、それはパン焼き！

　集めたココロを使って行うのが、生活のもう1つの重大要素、パン焼きです。これは、レシピをもとに使う材料（小麦・砂糖・塩など）を選んでスタートし、タイミングよく窯から取り出すだけでOK。しかもタイミング（青い波動で確認可能）次第で、“ふんわり”、“ふつう”、“こんがり”の3種類ある、焼き加減の調節も可能！　……と、こう書くと「ココロはいらないじゃん」と思われるかもしれません。ですが、超必要です。ココロは、タイミングに関係する『パン焼きのマーチ』といったメロディに必要（『パン焼きのマーチ』ならレッドハートが20、など）で、小麦や砂糖などの材料だけでなく各種ハートがなければ、パンを焼くことはできないのです。

　前述のとおり、各種ハートは意外に簡単に集まります。では小麦などの材料はどうなのかというと、ウィンダリア島では採れないレア（高級？）な材料は、当然他の島に行けるようなるまで手に入りませんが、特上小麦やゴールデン小麦といった一般的な材料は、島のあちこちにある畑から自由に収穫することが可能です！　ドロボウするみたいですが、畑の持ち主公認です（笑）。

　ただ、いつでも入手できるわけではありません。なんと植物は一度収穫すると、次に収穫できるのは一定の時間が経過して、再び成長した後（すぐに成長するので、長時間待つ必要はナシ）になります。時間が流れる本作らしい要素ですね。ちなみに、収穫できるものの中には草花もあるのですが、こちらは収穫する時期によって草・花・実の3種類の材料を入手可能！　もちろんパンを焼く時は、それぞれ別の材料として使用できます。

　さらに、モンスターを倒した際にも、戦利品としてさまざまな材料を入手可能。そのためパンは、トッピングパンやフランスパンなど多数のレシピを使い、豊富な材料を組み合わせて焼ける関係で、約200種類と文字どおり多数の種類が存在することに！　特定のレシピのうちの材料の1つを変更するなど、いろいろ試しているだけで余裕で1日（ゲーム内ではなくリアルで！）遊んでいられます!!　というか、実際にほぼリアル1日経過していました（笑）。

▲パン焼きは、レシピをもとに使う材料を選んでスタート。レシピのまま焼いてもいいし、全材料を変更してもいい。

▲パンを取り出すタイミング次第で、焼き加減が変化する。当然“ふんわり”向きのパンがあれば、“こんがり”向きのパンもあり。

▲焼けたパンのデキは、★で確認可能。材料の組み合わせや焼き加減がうまくいくと、高評価のパンのできあがりだ！