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2010年12月29日(水)

【電撃G’sオンライン】第5回では2010年を電撃G’sオンライン的に振り返る

文:電撃オンライン

●2010年全4クールアニメプレイバック! 1月~3月編

それじゃあ、ここからはアニメ編!(美少女キャラクター系限定) 1クールずつ1月~3月、4月~6月、7月~9月、10月~12月に分け、それぞれのクールから放送が始まったアニメ作品を、のぐたんが独断と偏見でピックアップした“のぐたんアニメリスト”を見ながら振り返っていきたいと思います。

■のぐたんアニメリスト■

●1月~3月
『聖痕のクェイサー』
『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』
『おまもりひまり』
『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』
『バカとテストと召喚獣』
『ひだまりスケッチ×☆☆☆(ほしみっつ)』

●4月~6月
『Angel Beats!』
『けいおん!!』
『迷い猫オーバーラン!』
『WORKING!!』

●7月~9月
『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』
『ストライクウィッチーズ2』
『オオカミさんと七人の仲間たち』
『アマガミSS』
『世紀末オカルト学院』
●10月~12月
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』
『とある魔術の禁書目録(インデックス)II』
『侵略! イカ娘』
『探偵オペラ ミルキィホームズ』
『ヨスガノソラ』
『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』
『そらのおとしものf(フォルテ)』
『もっとTo LOVEる-とらぶる-』

●劇場版アニメ(美少女キャラクター系以外もピックアップ)
『Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』
『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』
『涼宮ハルヒの消失』
『イヴの時間 劇場版』
『映画プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』
『劇場版“文学少女”』
『いばらの王 -King of Thorn-』
『劇場版 ブレイク ブレイド』
『宇宙ショーへようこそ』
『借りぐらしのアリエッティ』
『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』
『映画ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか?』
『マルドゥック・スクランブル 圧縮』
『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』
まずは1月~3月。私は『聖痕のクェイサー』と『バカとテストと召喚獣』を観ました!
はっ……少ないな。俺はほとんど観たぞ。1タイトルだけ逃したが……。
僕はもちろん全部観ました。
そうだな、この1月~3月なら俺は『聖痕のクェイサー』を推す。TVでの表現でかなり話題になったアニメだが、最後まで観ると作りのしっかりした良作だった。ラストのスタッフロールで、前期オープニング曲『Errand』が流れているのを観ながら、「いいアニメだったな~」って思ったのをよく覚えているよ。
ですね。最初は表現に批判が多かったですけど、いいアニメだったなあ。表現面では、TV放送であえてやる必要があったのか、っていうほど過激だったけど。各局での規制がきつすぎて、どんな内容のアニメかまったくわからないくらいだったよね。画面に規制が入るだけじゃなくて、一部のセリフもまるまるカットされてたし。
放送時は家のリビングで見るのがずごく恥ずかしかった(笑)。
僕が天才だと思ってる高橋丈夫監督が途中から演出に参加していて、担当されていた回はもれなく高クオリティでおもしろかった! 高橋監督に一度インタビューしたことがあるんだけど、あの人は紛れもない天才。
アニメノチカラ枠だった『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』もなかなかおもしろかったな。
うんうん、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』はラスト2話が素晴らしかった! 前半10話はそこまでの前置きでもいいよ! もう、アレが動いたっていうのが一番の衝撃だよね!
私は断然『バカテス』! 全部観たけどすっごいおもしろかった! 霧島翔子ちゃんがかわいかったなあ。そういえば、木下秀吉ちゃんがすごい話題になりましたけど、このころ“男の娘”ブームでしたっけ?
うん。その流れはきてたけど、アニメの中にしっかり取り込んできたのはここが最初かな。でも木下秀吉は、男女の双子の男の方、っていう“男の娘(正確には性別“秀吉”)”としては変化球なんだよね。男女の双子の場合、女の子に引っ張られて男の子は必然的にかわいくなるからね。二次元ではね! 二次元では!!
やたら実感こもってるな。
そんな秀吉が、並み居る女の子を抑えて一番かわいいと言われてたもんね。『G’s』の記事でも、イラストは秀吉センターで版権イラストを発注させていただいたなあ。あと翔子、この子のクーデレはすごかった。他の娘もポイントはよかったんだけど、見事に翔子がかっさらっていったよね。
第1話のクラス対抗戦はすごくおもしろかった!
そうだね。さすがはシャフトスタッフというべきか、1話のつかみがすごくよかった。1話にガン、とたくさんの要素をグッと詰め込んで、観た人にこの作品はすごい! って思わせてしまう技量はすごいよね。
うんうん。
同じシャフトの『ひだまりスケッチ×☆☆☆(ほしみっつ)』はもうこれで3期目。安定のひと言だよね。新キャラの2人、なずなとのりが異常にかわいかったなあ。『ひだまり』はシャフトスタッフが大好きだから作ってる、愛にあふれてるイメージがあるよね。エンディングの曲もこのクールで一番よかったと思う。
原作者の蒼樹うめさん関連だと、今年は気になる新作『魔法少女まどか★マギカ』がひかえてますよね。楽しみ!
まとめてみると、このクールのベストは『聖痕のクェイサー』と『バカテス』かな?

●4月~6月編 2010年を象徴する作品が大集合!

お次は4月~6月。ここは要注目のアニメが勢ぞろい!
2010年を象徴するアニメがこのクールに固まってしまってるね。No.1は何かと聞かれたら、もう『けいおん!!』しかない。あとは……自社ものでアレだけど、『Angel Beats!』かな(笑)。
フッ……違うな。
おっ、番長の反論キタ!
『WORKING!!』が1位で『迷い猫オーバーラン!』が次点だな。『迷い猫』はオープニング曲『はっぴぃ にゅう にゃあ』から始まった、あの不思議な感覚がすごく好きだった。
たしかに『迷い猫』はすごいアニメだったね。毎回脚本と監督が変わりながら、各話にいろいろなネタを仕込んでいくっていうすごい荒業を見せてくれた。そんなムチャをやっていたのに、最後にちゃんと本筋のストーリーへ戻って、キレイにまとめあげたのはお見事。
いつも最終回みたいな感じで、観ていて楽しかった。それゆえに、この作品はハマる人を選ぶと思うが。
たしかに『迷い猫』は曲のインパクトがすごかったなぁ……。
某サイトでは『はっぴぃ にゅう にゃあ』が2010年のNo.1アニソンに輝いたくらいだからな。
ごえモン1位の『WORKING!!』ですけど、僕は観始めた当初は正直ちょっと微妙かな、と思ってたの。でも途中から、伊波さん一点突破のお話になって、他のキャラがどうでもよくなっちゃうくらい彼女が輝いた。それが功を奏して、全体的にもぐっとおもしろくなった気がする。男性恐怖症の伊波さんが、マジックハンドで手をつなぐっていうシチュエーションは、ドキッとしたなあ……。
伊波ちゃんはあの一途さがいいですよね。主人公にほめられたのがうれしくて、毎回ちゃんと髪留めのピンを変えてるなんてかわいい!
やたらと伊波さんが主人公をボコボコにするから、“ジャンル:ボコデレ”なんて言われてたね。このパターンはあとに、『えむえむっ!』にも引き継がれてる。
そして、『Angel Beats!』と『けいおん!!』は……もはや語ることはないな。ネット・リアル問わず、いろいろな場所でさんざん語り尽くされてるだろ。
同意。もう語る必要がないほどの話題作だね。
このクールの上記4作品は、1年間でも上位の作品じゃないかな。当たり作品が多かったクールだと思います!

イラスト:夏宮ゆず

データ

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