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2011年1月13日(木)

人間らしいゾンビが満載! 『ぞんびだいすき』プロデューサーが魅力を説明

文:電撃オンライン

 1月20日にチュンソフトから発売されるDS用ACT『ぞんびだいすき』のタイトル発表会が、本日1月13日に同社にて行われた。

『ぞんびだいすき』

 本作は、大量のゾンビを操作して街を襲撃し、人間たちに奪われた“たいせつなもの”を取り返していくゲーム。プレイヤーは、DSの画面内にひしめく大量のゾンビをタッチペンで移動させ、敵を襲わせたり、アイテムボックスを回収させたりしてクエストを進めていくことになる。

 発表会では、本作のプロデューサー兼ディレクターである伊東幸一郎さんがプレゼンテーションを行った。以下にその模様をお届けする。

 まずは伊東さんは、ゲームの進行を解説。プレイヤーが操作するゾンビは、もともとは人間だった。しかし、ある人間に襲われた時にまん延したガスによって、ゾンビとしてよみがえるという。プレイヤーは、街や施設などを襲撃して物語を進めていき、牧場を修復していくことになる。

『ぞんびだいすき』
▲伊東さんは、画像をスクリーンに描写したり、実際に操作したりしながらゲームをプレゼンした。
『ぞんびだいすき』 『ぞんびだいすき』 『ぞんびだいすき』
▲ポップなイラストだが、物語は人間が人間を襲うというシリアスな幕開けとなっている。

 ゲームは大きく分けて、ゾンビを操作するアクションパートと、育成を行える牧場パートがある。アクションパートで倒した人間は、仲間になることがあり、メンバーが増えていく。また、アクションパートで手に入れた作物を牧場パートで育ててゾンビに与えることで、ゾンビをパワーアップさせることができる。

『ぞんびだいすき』 『ぞんびだいすき』
▲アクションパートでは、ゾンビを操作して目的を達成する必要がある。牧場パートでは、ゾンビに与える作物を育てたり、クエストを選択したりすることが可能。なおこの画像では、見やすくするために、ゾンビの数を減らしているという。

 操作は、いたってシンプル。下画面でタッチペンをスライドさせるとゾンビが移動し、3回すばやくスライドさせるとダッシュする。一度に大量のゾンビを操作したい時は、丸を描くとその中のゾンビにまとめて命令を出せる。同じ場所を長くタッチするとゾンビが集まり、3回連続でタッチすると散らせる。

 ゾンビは人間を見つけると、自分の意思で攻撃を始める。しかし、他にも気になるものがあると、そっちの方に向かっていくこともある。勝手に動き出したゾンビは、タッチペンを操作して、プレイヤーが誘導してあげよう。

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▲難しい操作は必要なく、誰でも大量のゾンビをワラワラと動かすことが可能だ。
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▲ステージにあるアイテムボックスを回収しておくと、ステージ終了後にアイテムをゲットできる。たとえステージをクリアできなくてもアイテムだけは手に入るので、ぜひ集めておこう。▲倒した市民がゾンビの仲間になることもある。ステージ上のボスを倒すことが目的でも、あえて市民を倒しておくと結果的に楽になるかもしれない。▲クエスト終了後、持ち帰った種を牧場を植えることが可能。育てたアイテムは、ゾンビを与えるとステータスが成長していく。
『ぞんびだいすき』 『ぞんびだいすき』 『ぞんびだいすき』
▲ゾンビはもともと人間だったということで、仲間になる70体のゾンビには名前とそれぞれの設定が用意されている。伊東さんは「このゲームのゾンビはすごくピュアな存在なのです」と説明した。
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▲ステージにはカメラマンがいることもある。彼が一定時間撮影を行うと、SWATが出動する。SWATは強力で、ゾンビたちは歯が立たないので、SWATが出てくる前にステージを終わらせたい。

 ゲームを進めていくと、スキルガーデンが開放される。スキルは、ゾンビの人数に応じて順次覚えていく。スキルには、自分で任意に発動できるものと、自動で発動するものがある。伊東さんによると、倒れたゾンビを復活される“ライズアップ”、体力を回復させる“ヒール”、敵を攻撃する“デスメテオ”といった、任意に発動できるスペシャルスキルを使うことで、プレイの幅が広がるということだ。

『ぞんびだいすき』 『ぞんびだいすき』 『ぞんびだいすき』
▲スキルガーデンでは、さまざまなスキルを覚えることができる。アクションパートを有利に進められるものばかりなので、ぜひ活用したい。
『ぞんびだいすき』 『ぞんびだいすき』
▲こちらがスペシャルスキルを発動したところ。左が“ライズアップ”で、右が“ヒール”。

 また、無数のゾンビを操作するのが難しいという人のために、“おまかせバトル”というシステムが用意されている。ゾンビたちが自動で動くので、ルートの研究をしたり、ぼんやり眺めていたりといった遊び方ができる。あくまでゾンビが自分で考えて動くので、過剰な期待はできないが、しっかり育てたゾンビたちなら、そのままクリアしてしまうこともあるようだ。

 なお、クリア後には“ストロングモード”と“サバイバルモード”が開放される。前者は、ゾンビのデータがそのままの状態で最初からやり直せるモード。後者は、通常はステージをクリアすると倒れたゾンビも復活するが、2度とよみがえらないモード。ゾンビの数がドンドン減っていくので、どこまでクリアできるかに挑戦しよう。

『ぞんびだいすき』 『ぞんびだいすき』
▲他にも通信プレイとして、ルール無用のサッカーゲーム“デッドサル”(画像左)と、4人で協力してボスを倒す“パーティハント”(画像右)がある。デッドサルは、ソフトが1本あれば最大4人までプレイできる。敵ゾンビを倒していくのか、無視してゴールを狙うのか、プレイヤーの腕と判断が問われる熱いゲームになっていた。

→次ページで伊東さんにインタビュー!

(C)2011 CHUNSOFT

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