2011年1月25日(火)
――ゲーム部分についてお聞きしたいと思います。シューティング中に特徴的なギミックが用意されていますが、このアイデアはどこから?
伊東:他のゲームを参考にしたこともありますし、ふと思いついたものを使ったものもあります。あまりパッパッと浮かぶ方ではないので、苦労しました。これも当時企画が僕しかいなかったので、出すしかなかったという状況でした(苦笑)。
成田:8つ用意しなくてはいけなかったんですが、5つくらいで詰まってしまい、苦労していましたね。最初のアイデアは伊東が発案しているんですが、プログラマーの意見を吸い上げて、チューニングして(アイデアの数が)伸びました。
伊東:シナリオのプロットに内容を合わせる必要があったので、どんなものでもいいわけではない。葵のライブは特に苦労しましたね。
▲ヒロインのルートごとに、シチュエーションの異なる場面が登場。ステージやキャラに応じたギミックが用意されている。 |
――女の子が連鎖で昇天していく“ドキドキボム”というアイデアがおもしろいと思いました。
成田:“ドキドキモード”と“ドキドキボム”の仕様を決めた時のミーティングは、すごく思い入れがあります。“ドキドキモード”を決めたのが後半で、スケジュールが徐々にきつくなっていたんです。STG部分はできていたんですが「女の子を撃つだけで、このゲームおもしろいの?」という意見が上がっていました。
――“ドキドキモード”は実装されていない状態だったんですね。
成田:この時点で、伊東の中に“ドキドキモード”というアイデアはあったんですが、ゲームに組み込むまでには至っていなかった。スタッフには「ゴチャゴチャしちゃっておもしろいの?」という人もいれば、「ゲームとしてこういう要素がないと、作業になる」と反論する人もいる。僕は進行管理をしているので、おっかなびっくりの時期に決まったのが“ドキドキモード”なので、思い入れがあるシステムですね。
伊東:はじめは、複数の女の子が特定の空間に入って、「時間内に何人昇天させるか?」っていう内容だったんですが……きれいにアイデアがまとまらなかったんです。今思うとひねりすぎていて、何を目的としているのかわからなかったですね。
成田:皆で話し合った結果、かわいい女の子をアップで見たいと思っていることを確認しました。それが今年の序盤でした。このプロジェクトが企画書を書いてから、足掛け3年ということを考えると、後半の3分の1という段階でした。
▲女の子1人をみつめる“ドキドキモード”。左のゲージが上がっていくと、カメラを近くに寄せることができる。 |
――“ドキドキボム”も同時期に決まったんですか?
成田:“ドキドキモード”は空間に入って見つめるのは決まっていたんですが、「見つめて、それで?」という感じでした。プロフィールが収集できることは決まっていたんですが、STGパートに対してリターンがないと、ドキドキモードを使わなくてもゲームとして完結してしまう。ならば“ドキドキモード”に入った褒美(ほうび)として、大人数で攻められた時に“ドキドキボム”として使える、そして体力も回復するならゲームシステムとモードがリンクする……。そうして、STGパートにもリンクしたシステムとして完成しました。
▲“ドキドキモード”で昇天させると、画面中の女の子が連鎖的に昇天する。これが“ドキドキボム”だ! |
――敏感な場所という要素はおもしろいと思うのですが、どなたが考えたのでしょう?
伊東:これもボイスで収録する必要があったので、急ぎで考えました。体を見回すのであれば、「なぜ見回すのか!?」という理由が必要、ならば女の子の苦手な場所を見つけるのがいい、と思いました。男心をくすぐる感じになったと考えています。
成田:ただし、“敏感な場所”という要素は最初からありました。他のガンSTGでもよく見る要素ですね。
――ちなみに女性の体では、どこが好きですか?
伊東:胸もとよりもふともも周りに目が行ってしまいますね。
成田:僕は巨乳が好きなんで胸です。
中川:下乳と……耳の裏が好きです。
(一同笑)
成田:マニアックすぎますよ!
――女の子のパンツの種類は、70種類あるのでしょうか?
成田:ネタとしてやりたいというアイデアはあったんですが、テクスチャーの領域を確保できなかったので、残念ながら70種類はありません。
→マスターアップ2カ月前にデザインの変更!?
その真相に次ページで迫る!
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