2011年2月1日(火)
冒頭で本作はTVのレース番組をモチーフにしているとお伝えしました。ゲームでは“シーズン”というモードがこの番組を舞台にしたレースになります。
シーズンは複数のエピソードに分かれていて、1つのエピソードがそのまま1回の番組内容になっているという設定です。そして各エピソードはルールの異なる6種のレースからいくつかを組み合わせて構成されています。それでは、各レースの内容をちょっと見てみましょう。
レース
パワープレイを駆使し、1位を目指して走るレース。本作の基本メニューです。
デトネーター
タイムラップを競うモード。いわゆるタイムアタックです。
サバイバル
トラックから落ちてくる可燃性物質が入ったドラム缶を避けるレースです。触れると爆発し、3回触れるとレース終了。トラックを1回追い抜くごとにポイントアップします。
エアーストライク
攻撃ヘリから発射されるミサイルを避けながらゴールを目指すレースです。3回破壊されるとレース終了。ミサイルを避けるたびにポイントアップします。
エアーリベンジ
攻撃ヘリのミサイルをパワーゲージを使って反転させ、ヘリを撃墜するレースです。このレースではミサイルをかわしてもパワーゲージが溜まります。3回破壊されるとレース終了。
エリミネーション
時間の経過とともに下位の車から強制的に脱落させられるレース。
▲こちらがエアーストライク。ヘリが車の少し先のコース上をロックオンして、ミサイルをガンガン撃ってきます。 | ▲こちらがサバイバル。ドラム缶の間をうまく走り抜けたり、他の車を盾にしてうまくドラム缶がかわせるかどうかがカギになります。 |
これらをざっと見ると、同じレースと言っても結構多彩であることがおわかりかと思います。ルールの違いはもちろんですが、同じルールのレースでもエピソードによってはコースレイアウトが違いますから、ずっと同じ車で走り抜けるのは厳しくなってきます。そのため、本作ではドリフトのしやすさ、加速性能、耐久力などに違いのある複数の車が用意されています(車はエピソードが進むごとにアンロックされていきます)。
車について少しおもしろいなと思ったのが、ステッカーの存在です。ゲームには、PS3のトロフィーとは別に、“敵の車を3台まとめて爆破する”などの様々な条件設定がされていて、クリアするとステッカーがもらえるようになっているんです。そのステッカーはそのまま車に貼り付けられていくので、獲得するごとに車の外装が賑やかになっていくというわけです。
▲条件をクリアするごとに、ステッカーがどんどん車に貼られていきます。 |
『スプリットセカンド』は、昨年の夏に紹介したXbox 360の『ハイドロ サンダー ハリケーン』以来久しぶりに遊んだRCGだったんですが、分かりやすい操作に加えてゲームの壮快感もあり、非常に満足のいくタイトルでした。
『ハイドロ サンダー ハリケーン』では波の動きが変わることで毎回違ったレース展開が楽しめたように、本作では色々な物を爆破させることで違うレース展開が楽しめます。なお、PS3版は最大8人までのオンライン対戦と画面分割を使ったオフライン対戦モードが収録されています。
シーズンモードを10時間ほどやり込んでからオンラインで対戦をやってみたんですけど、やはりコンピュータを相手にした場合とは違って爆破の駆け引きが熱かったですよ。この熱さはPSP版(アドホックによる最大4人対戦)でも楽しめますから、おもしろそうだなぁと思った方はPSP版とPS3版、お好きなハードで遊んでみてくださいね。
(C)Disney.