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2011年2月8日(火)

【洋鯨亭 46回】時間を操り敵を倒す!? 『シンギュラリティ』のおもしろさに迫る

文:電撃オンライン

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 こんにちは。洋ゲー紹介所“洋鯨亭”のRONです。

 買ってはみたものの、忙しさにかまけて積んでしまっていたソフトをご紹介する“積みゲ崩し”シリーズ。今回は戦闘や謎解きをしながら物語を進めていくPS3/Xbox 360用サバイバルホラーシューティング『シンギュラリティ』です。このタイトルは、米Raven Softwareが開発し、スクウェア・エニックスの海外ゲームブランド“エクストリームエッジ”が発売した作品ですね。

 だいぶ前の記事で「『シンギュラリティ』が気になっています」というようなことを書いていたんですけど、ようやく紹介できる日がやって参りました。一応、以前にも増して“わんこゲーム”をやっているのですが、なかなか積みゲーの消化が追いつかないですね。ちなみに、わんこゲームっていっても犬のゲームじゃないですよ。わんこソバを食べるように“新ゲームのプレイ→原稿書き”というサイクルを繰り返している状態のことを言います(今命名したんですけど)。

 そんな状況でも『シンギュラリティ』はしっかりエンディングまでプレイしました。ではその感想は……? ということで、まずは本作の物語からご紹介しましょう。

【洋鯨亭 46回】時間を操り敵を倒す!? 『シンギュラリティ』のおもしろさに迫る
▲『シンギュラリティ』は、一見すると通常のFPSらしい画面ですよね。しかし、本作には時を操る“TMD”というデバイスが登場し、時間を使った攻撃や攻撃補助ができるという特徴があります。詳しくは後ほど説明します。

■孤島で発見された未知の鉱石がもたらす悲劇

 『シンギュラリティ』の物語は、ロシア領空内のとある島が舞台になっています。2010年の某日、アメリカ空軍偵察部隊に属する主人公の“ネイト・レンコ大尉”は、この島の上空をヘリコプターで偵察している最中に謎の大爆発に巻き込まれてしまいます。しかし、幸運にもヘリが墜落してしまうほどの爆発であったにもかかわらず、奇跡的に一命を取りとめた大尉は、爆発の原因を探るために島の調査を開始。

 手始めに付近の村を調べてみると、そこには住人が暮らしていた痕跡はあるものの、人影はまったくありませんでした。それもそのはず、なんとこの島は半世紀前にとある大災害に見舞われ、事実上ロシアの地図から消されてしまったカトルガ12(トゥエルブ)と呼ばれる場所だったのです。

 レンコ大尉は歴史と地図上から消されたこの島で、世紀の発明品とそれによって引き起こされた大災害の真実を知ることになるのです……。

【洋鯨亭 46回】時間を操り敵を倒す!? 『シンギュラリティ』のおもしろさに迫る
▲カトルガ12で“E99”という鉱石が発見されてから、この島には多くの研究者や労働者が住むようになりました。ところが半世紀前の大災害により、今はすっかりゴーストタウンと化しています。

 と、ゲームの概要はこんな感じです。“地図から消えた島”なんていうと、伝奇モノやミステリー小説のようでなかなか惹かれる設定だと思いませんか? まぁ、基本はFPSなのでさすがにAVGほど物語を読ませるといったシステムではなく、本格的なホラー作品と比べると怖さの面では若干弱い気もしますが、序盤で少しずつ異常な世界観を見せていく演出は結構怖く感じられます。

 たとえば住人の手記から明らかになる不気味な出来事、幽霊のように現れる人影、何もいないと思わせておいて突然現れるクリーチャーなどなど、冒頭からプレイヤーを不安にさせる展開は、同じFPSでも戦場を舞台にした作品とは違った趣(おもむき)があります。こういった不気味な演出の中でも“幽霊のように現れる人影”は、過去にそこで起こった出来事を断片的に見せてくれるのですが、最初は内容がわからないだけに余計不気味なんですよ。

【洋鯨亭 46回】時間を操り敵を倒す!? 『シンギュラリティ』のおもしろさに迫る
▲島のあちこちで幽霊のように現れる過去の映像。いきなり見せられるので、最初は驚く人が多いんじゃないでしょうか。

 なお、映像によってはその場所で次に何をすればいいのかが、少しわかったりすることもあります。ただ、制作側はこの演出を巧みに利用していて、映像の中の敵と実際にその場にいる敵の動きを重ねてカモフラージュし、主人公へ突然襲い掛からせたりするから油断できません。これは心臓に悪かったです(笑)。同時にうまい演出だなぁとも思いましたけど。

■2つの時代を行き来するタイムスリップ要素

 主人公はこの島で調査を続けるうちにデミチェフ、バリソフという2人のロシア人研究者に出会います。この2人は島にE99の研究施設ができた当初からの知り会いで、元同僚です。研究が始まった当時、冷戦下にあったソ連はアメリカが製造した原爆への対抗策として、この島でE99を利用した新兵器の開発実験を行っていたんです。その過程で、バリソフ博士はE99に秘められた特殊な性質を発見します。

 博士はコツコツと研究を進めた結果、E99の性質を利用して時間と物体を操作する技術の開発に成功。この研究の成果が腕に装着して使える時空操作装置“TMD(Time Manipulation Device)”です。

【洋鯨亭 46回】時間を操り敵を倒す!? 『シンギュラリティ』のおもしろさに迫る
▲これが、バリソフ博士が開発したTMD。左手の甲に取りつけて使用します。

 その後、この島で起こったある大事故を境に、デミチェフ博士は政治家に転向。2010年の世界ではロシアの大統領の座に収まるまでに出世しています。かつて同じ研究所にいた2人の博士がなぜ別の道を歩んだのか、そしてそのきっかけが何だったのかについては、これから遊ぶ人のためにあえて書かないようにしておきましょう。

【洋鯨亭 46回】時間を操り敵を倒す!? 『シンギュラリティ』のおもしろさに迫る
▲ロシア人科学者のバリソフ博士。かつての同僚デミチェフの野望を打ち砕くため、アメリカ人である主人公に世紀の発明品“TMD”を授けます。
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▲上陸した港町にあるビジターセンター内で発見したスターリン像(写真左)。しかし、あるイベントの後はデミチェフの像に変わっています(写真右)。

 ゲームの目的は、E99の研究を行っていた1955年と2010年の世界を行き来して、過去に起きたある大事故の発生とソ連による世界征服を企むデミチェフの野望を未然に食い止めることです。時代の異なる2つの世界を行き来するには、ミッションの途中に特定の場所に現れる特異点(シンギュラリティ)を通る必要があります。

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▲時空を移動するのに不可欠な特異点。ここでTMDを使って時空の穴を広げると、他の時代にタイムスリップできます。▲主人公を助けてくれるMIR-12(ミーア・トゥエルブ)という組織に属する女性“キャスリン”。なぜか主人公が世界を救うことを知っています。はたしてその理由とは?

→時間を操るデバイス“TMD”のアクションに注目!(2ページ目へ)

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