2011年2月23日(水)
セガから2010年12月16日に発売されたPSP用RPG『シャイニング・ハーツ』。本作を彩るキャラクターたちに焦点を当てた企画、“しまパン便”の第12弾をお届けする。
『シャイニング・ハーツ』は、“ココロ”をテーマにしたスローライフRPG。平和な島・ウィンダリア島に流れ着いた主人公リックが、魔法のパン屋で働きながら島の住人たちと“ココロの交流”をする物語だ。その中でリックは感情を失った少女カグヤと出会い、彼女の感情を取り戻すためにパートナーの少女と奮闘することになる。
“しまパン便”では、本作に登場する個性的なキャラクターたちを、プロデューサー・澤田剛さんとキャラクターデザイン担当・Tonyさんのコメントを交えて紹介していく。第12回のキャラクターは、幻想世界からの使者・マキシマ、古代人が生み出した有機アンドロイド・クイーン、そしてローナと過去の因縁を持つ女忍者・ハヤネの3人をピックアップする。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
■ マキシマ・エンフィールド ■
「心の鍵と剣を託されし者たちよ……紅き月輝くとき、時空の門、世界の扉開かれん」
CV | 水樹 奈々 |
種族 | 人間 |
年齢 | 不明 |
性別 | 女性 |
身長 | 168cm |
幻想世界からの使者。主人公たちの前に幾度となくあらわれる神秘的な女性。カグヤの心の鍵のことに関する助言を与え、主人公たちを導く。しかし、カグヤが記憶と心を取り戻していくことは本当にカグヤにとって幸せなことなのか、と意味深な問いかけをする。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
■澤田プロデューサーのコメント マキシマはプレイヤーを導く、謎の女性として登場する神秘的なキャラクター。ゲームをクリアした方は、彼女の正体に驚いたと思います。もともとは『シャイニング・ウィンド』の流れをくむメディア展開の作品の主軸とするべく作り上げたキャラクターなのですが、なかなかインパクトのある素晴らしいキャラクターデザインになったので、温存して効果的な出番を待っていたという感じですね。 『シャイニング・ハーツ』ではメインとなる島の住人たちは世界観との融和を重視する方向性から、あまりデザイン的なインパクトを出し過ぎないように注意を払っています。マキシマのデザインは主要キャラクターとは明らかに別の作品の登場人物に見えるほど違和感があるので、存在も設定も別次元のキャラクターとして位置づけています。 声を担当していただいている水樹奈々さんは過去作品にも何度も出演していただいており、主題歌も歌っていただいたこともある、シリーズとしてはおなじみの声優さんの1人。シリーズとしても水樹さんのファン率が高いこともあり、水樹さんにシリーズを導くようなポジショニングのキャラクターをやっていただこうと考えたのが第1のコンセプトです。 マキシマは『シャイニング』シリーズの今後を担う基点となる重要なキャラクターと考えていますので、今後の作品にも登場する予定です。“マキシマ”という名前は彼女個人の名前ではなく、世界における役割の1つのようなもの。“剣の錬金術師”にして“時空を旅する魔女”である彼女の活躍は始まったばかりです。と、意味深なことをつぶやいておきましょう。とにかく次回作での彼女の大活躍を期待しておいてほしいですね。できるだけ早い段階で実現できるように現在奮闘中です。 |
■Tonyさんのコメント マキシマは、今回の世界観の特徴である牧歌的ファンタジーとはむしろ違和感のある、異質な存在というベクトルでデザインしたキャラクターです。ポニーテールの剣士という指定と、光と闇のバランスを見守るキャラクターという設定から生み出したキャラですが、自分でも驚くほど、かっこよさ、かわいさ、美しさ、セクシーさをバランスよく兼ね備えた完成度の高いキャラクターに仕上がったと思います。黒と白のシンプルな配色でありながら、インパクトの強いデザインになっている点に非常に満足しています。僕のキャラクターの中でも会心のデザインになりましたね。 |
→次のページでは、感情が欠落した戦闘マシン・クイーンを紹介!(2ページ目へ)
(C)SEGA