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2011年2月18日(金)

【世界の社窓から vol.6】『みんなの冒険カナン』で知られる台湾XPEC社

文:電撃オンライン

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■あの国産『バウンティハウンズ』がオンラインでよみがえる『BHO』

 ここからは、XPECが開発中のPC用MMORPG『Bounty Hounds Online(バウンティハウンズオンライン)』を紹介していきます。本タイトルは2006年9月にバンダイナムコゲームスが発売したPSP用A・RPG「Bounty Hounds(バウンティ・ハウンズ)」の世界観をベースに、オンライン化したタイトル。台湾では数回にわたるベータテストが実施されましたが、今の所日本サービスに関しては未定です。一体どんなゲームなのか、おハナが紹介しましょう。

『世界の社窓から vol.6』
▲ 『Bounty Hounds Online』プロデューサーの陳文凱氏

 陳文凱プロデューサーのお話によれば、本タイトルの時代設定はPSP版から30年後を描いています。PSP版をプレイした読者ならわかるかもしれませんが、ゲームはエンディングを迎えたものの、実は主人公のマクシミリアンにとっては完全に片付いていない問題が、いくつか存在していました。彼が宇宙を放浪していたこの30年間に問題は少しずつ表面化し、元々企業の傭兵として雇われていたマクシミリアンは、まだ若くて未熟な傭兵=プレイヤーを招集して、問題解決に動き出すというのがバックストーリー。

 プレイヤーは5つの職業、突撃兵(アサルトソルジャー)、重砲手(ヘビーガンナー)、化学兵(科学兵)、工程師(エンジニア)、特務(アサシン)から1つを選んでキャラを作成できます。職業ごとに、突撃兵は単体攻撃に優れ移動が速い、重砲手は重火器や爆弾の扱いが得意で、射程距離も長い代わりに防御は劣るといった特徴を備えています。また、この世界には4つの大企業が存在し、プレイヤーはいずれか1つにやとわれた傭兵という立場になります。

『世界の社窓から vol.6』 『世界の社窓から vol.6』
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 ゲームの進行とキャラの成長は一般的なMMORPGと変わらず、NPCからクエストをもらってクリアすれば、経験値やお金を稼げます。目的地まで勝手に移動してくれるオートランといった、便利な機能も実装しています。 

 画面を見てお分かりの通り、舞台設定の基本は宇宙なので装備品や建物、乗り物はメカメカしいのです。しかし、敵は宇宙人というより巨大なクモ風モンスターがいたり、西洋風RPGの香りも漂う絶妙なバランスでミックスされていました。

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 また『BHO』には、空と飛ぶグライダー風の乗り物、傭兵カードといった数々のユニークなシステムも実装されているそうです。陳文凱プロデューサーは本タイトルの魅力を「『BHO』はわかりやすい操作とインタフェースでプレイヤーに余計な負担を与えず、シンプルだけれども戦闘の爽快感、ダイナミックさは損なわないよう配慮したところです」と語ってくれました。台湾での正式サービス開始は2011年中を予定していますが、より具体的な日程については決まっていないそうです。元々が日本のゲームメーカーの作品をベースにしているので、日本でのサービス展開にも期待できそうですね!

『世界の社窓から vol.6』 『世界の社窓から vol.6』

(C)XPEC Entertainment Inc.

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