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2011年3月9日(水)

盛況だった“電撃 感謝祭”ウィザーズブースレポ&パックウォーズを解説!!

文:電撃オンライン

 3月6日に東京・秋葉原のベルサール秋葉原で開催されたイベント“ゲームの電撃 感謝祭 2011”。そのウィザーズ・オブ・ザ・コーストブースにおいて、『マジック:ザ・ギャザリング(以下、MTG)』特集ページ“マナの泉”スタッフとの対戦会&ティーチングが実施された。

ウィザーズブースをレポ! ウィザーズブースをレポ! ウィザーズブースをレポ!
▲こちらはイベント当日のブースの様子。各色の特徴をわかりやすく表した5つのハーフデッキを使ったティーチングから、最新セット『ミラディン包囲戦』を使ったパックウォーズ、さらにはスタンダードでの対戦が行われていた。またルールブックやコミック『マジック:ザ・ギャザリング 燃え尽きぬ炎』の単行本やその掲載誌『電撃マ王』のバックナンバーも置かれ、こちらも多くの人に手に取られていた。

 対戦会もティーチングも多くの来場者でにぎわっていたが、ここでは、イベントの模様をお届けしながら、今回の対戦会で用いられたパックウォーズという遊び方を紹介していく。

 パックウォーズは、ブースターパック1つで『MTG』のエッセンスを味わえる遊び方で、初心者がゲームに慣れるために遊んでも楽しいし、ベテランプレイヤーが限られたカードでいかに勝つかという限定戦のテクニックを磨くのにもピッタリと言える。準備もとても簡単なので、まだやったことがない人はぜひ試してみてもらいたい。

ウィザーズブースをレポ! ウィザーズブースをレポ!
▲まず用意するのは、プレイヤー1人につき、ブースターパック1つと5種類の基本地形が3枚ずつ。これだけでパックウォーズの準備はおしまい。
ウィザーズブースをレポ! ウィザーズブースをレポ!
▲プレイヤーはブースターパックを開封し、基本土地カードとトークンカードをわきにどける。この時、ブースターから出たカードは見ないことをオススメする。そのほうがエキサイティングなゲームを楽しむことにつながるからだ。▲続いて、残った14枚とカードに基本土地15枚を加える。これがパックウォーズにおけるデッキになる。そうしたら、あとは目の前の対戦相手と試合を始めよう。これがパックウォーズの遊び方だ。

■ パックウォーズで戦うコツ ■

 パックウォーズでは、普段あまり注目されないカードが意外な強さを発揮する。これがパックウォーズの魅力の1つであり、勝つためのコツとなってくる。たとえばライブラリーを破壊する《秘本掃き》がそんなカードだ。

ウィザーズブースをレポ!

 通常の60枚デッキであれば、強力なカードは4枚投入されている。そんな状況で数枚のカードをライブラリーから墓地に落としたところで、大きな効果は得にくい。しかしパックウォーズでは、フォイル・カードがない限りデッキに土地以外のカードはコモン10枚、アンコモン3枚、レア1枚しか入っていない。ライブラリーの枚数も29枚しかないので、ライブラリー破壊カードは、通常のゲームより高い効果を発揮すると考えていいだろう。

 続いて強力なのが土地を破壊するカード。パックウォーズでは、基本でない土地かマナを生み出す能力を持つクリーチャーなどを引き当てない限り、同じ色マナは3つまでしか得ることができない。デッキに3枚しかないカードを2枚以上引くことは難しいため、ダブルシンボル以上のカード――同じ色のマナが2つ以上必要になるコストのカード――を唱えられる可能性は相当低いのだ。

ウィザーズブースをレポ!

 そんな状況では、土地破壊カードが威力を発揮する。たった1枚破壊しただけで、相手のデッキが機能不全になってしまう可能性もあるのだ。また、とりあえず除去カードを多く抱える赤や黒を機能不全にするため、《山》や《沼》を破壊するというのもいいだろう。

 ただ、『ミラディン包囲戦』や『ミラディンの傷跡』には色マナを必要としないアーティファクトカードがたくさん収録されているので、相対的に土地破壊カードの価値は下がっている点は覚えておこう。

 このように、いろいろなカードに活躍の場があるのがパックウォーズだ。遊んでいる途中で、これまで見向きもしなかったカードの新しい可能性に気付けるかもしれないので、新しいカードセットが出た時、トーナメントで上位入賞してパックをもらった時、そんな時にはぜひ、パックを開けるついでに友だちとパックウォーズで楽しんでみてもらいたい。

ウィザーズブースをレポ! ウィザーズブースをレポ!
▲いろいろなフォーマットでいざ対戦! ハーフデッキにもそれぞれ戦略があって『MTG』の魅力をバッチリ味わえるようになっていた。パックウォーズでは意外なカードが活躍しておおいに盛り上がるシーンも。また、スタンダードでの対戦は、白単ライフゲインや赤緑感染など、さまざまなデッキが使われていた。パックウォーズにも10名を超えるプレイヤーが参加してくれた。来場してくれた皆さん、どうもありがとう!

■ パックウォーズをより楽しむためには? ■

 パックウォーズでは29枚デッキのうち、15枚が基本土地カードとなる。そのため、お互い基本土地ばかりを引いてゲームが長引いてしまい、お手軽さが失われてしまうこともある。それを回避するために、ゲームの開始時、1回だけ手札を7枚引き直せる基本土地カードは3マナ(何色のマナでも構わない)を支払って手札から捨てることで、カードを1枚引けるなどのルールを追加してみるといいだろう。

(C)1995-2011 Wizards of the Coast LLC, a subsidiary of Hasbro, Inc. All Rights Reserved.

■ゲームの電撃 感謝祭 2011 概要
【開催日時】2011年3月6日 10:00~17:00(※すでに終了)
【開催会場】ベルサール秋葉原 1F/B1F(東京・秋葉原)
【主催】アスキー・メディアワークス
【入場料】無料

■マナの泉スタッフ対戦会 概要
【開催日時】2011年3月6日 10:00~17:00(※すでに終了)
【開催会場】ゲームの電撃 感謝祭 2011内 ウィザーズ・オブ・ザ・コーストブース
【内容】
 ・パックウォーズ
 ・構築デッキを使用したフリー対戦(※フォーマットはスタンダード)
 ・初心者向けティーチング

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