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2011年4月1日(金)

【PW養成講座27】『MTG』の重要なシステム“スタック”を動画でおさらい!!

文:電撃オンライン

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■ 優先権は呪文を唱える権利を表したもの! ■

さて、前ページまでの説明で『MTG』では1つの呪文が唱えられ、解決されるまでに他の呪文を使って対応できるということはわかっていただけたかと思います。
そうなると、次はじゃあ最初に呪文を唱えられるのは誰なのか?って話だよね。
そうね、その通り。『MTG』では、呪文を唱えたい人が好きなタイミングで好きなように唱えられるわけではなく、呪文や能力をスタックに積む権利を持つ人が決まっています。これが優先権と呼ばれるものです。こちらの動画をご覧ください。
現在進行中のターンを進めてるプレイヤー(※攻撃側プレイヤーのこと。アクティブ・プレイヤーとも言います)が最初に呪文や能力を使って、スタックに積む権利、つまり優先権を持ってるんだよね。
そうなの。まず優先権を持っているプレイヤーが、好きなだけ呪文や能力を唱えられるわ。それでもう唱える呪文がないと思ったら、相手に優先権をパスするのね。渡された相手はスタックに積まれた呪文を見て、自分の行動を決めていくわけよ。
でも、呪文や能力を使われてもスタックに積まれて、それから対応できるんだから、先手はとりあえず優先権をパスして、後手の動きを見ればいいんじゃないかなって思うけど、それが違うんだよねー。
ええ。スタックに何も積まれていない状態で、お互いが優先権をパスしたら次のフェイズなりステップなりに進んでしまうということを忘れないでね。ヘタしたらクリーチャーを出さないままターンが終わっちゃうなんてことにもなるので、注意してね。
それから、動画の中で特別な処理というのが出てきたけど、これは例えば“手札から土地をプレイする”などのスタックに積まれない行動を指します。
最近のカードにはないけれど、昔は“変異”というスタックに積まれない能力もありました。まぁ、ここでは土地を出すことはスタックに積まれないということだけ覚えておいてね。
よし、じゃあここで恒例のまとめコーナーだ! 今日やったことを一気にまとめていくよ!

(大前提)『MTG』では呪文を唱えたり、能力を使うことができるのは優先権を持つプレイヤーのみ

(1)優先権はまず、ターンを進めているプレイヤー(アクティブ・プレイヤー)に与えられる。
(2)優先権を持つプレイヤーは、呪文や能力を使えるが、それらはすぐには解決されず、まずスタックと呼ばれる目に見えない領域に置かれる。優先権を持つプレイヤーは、コストさえ支払えばいくらでも呪文や能力を唱えられる。望むだけ呪文を唱えたり能力を起動した後、優先権をパスする。この時、まだ呪文や能力は解決されない
(3)パスされた(=優先権を得た)プレイヤーは、同じく望むだけ呪文などを唱える。これまでに呪文や能力が積まれたスタックに、新たに呪文や能力をスタックが積まれていく。その後、優先権をパスする。ここでもまだ呪文や能力は解決されない
(4)双方のプレイヤーが呪文を唱えたりせず(スタックに何も積まれず)続けて優先権をパスした場合、スタックの一番上にある呪文や能力(=最後に積まれたもの)が解決され、効果を発揮する
(5)一番上の呪文や能力が解決された後、再びアクティブ・プレイヤーに優先権が与えられる。

(※)手札から土地を出す、土地からマナを出すなどの行動はスタックに積まれない(=対応して行動することができない)。

というわけで、今回はスタックと優先権についてお話ししました。
ゲームの進行、今回のスタック、そしてあと戦闘かな。この3つが『MTG』を遊ぶ上での大きなルールだよね。
ええ、なので次回は実際のゲームを参考にしながら、戦闘についてクローズアップして解説したいと思います。
それが終わったら、『MTG』の入門編は終わりだね!
そうね。というわけで今回はここまでです。スタックルールと優先権については複雑なので、わからなかったという方はこの記事や動画を見直して復習してみてください。それでは皆さん、さようなら。
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[Text by ねこひげ合同会社/ゆば]

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