2011年3月31日（木）
ゲームはプレイヤーの腕が大事!! 『OFP：RR』アフレコ現場に直撃
コードマスターズは、今夏発売予定のPS3/Xbox 360用ソフト『オペレーション フラッシュポイント：レッド リバー（以下、OFP：RR）』に出演するゲスト声優情報を公開した。
『OFP：RR』は、戦場の空気感を緻密に描いたミリタリーACT『オペレーション フラッシュポイント』の最新作。今作では、中国とアフガニスタンの国境に位置する国・タジキスタンが舞台となり、アメリカと中国が対立し、現地の抵抗勢力も巻き込んだ架空の現代紛争が描かれる。プレイヤーが操作することになるのは、この紛争に身を置くアメリカ海兵隊員。小隊を率いる隊長となり、味方に指示を出して効率的に仲間を動かしていくことも楽しめる。
ゲーム中では、ミッションごとにライフル兵、てき弾兵、偵察兵、自動小銃兵の4兵種から、操作する兵種を選択できる。まずは各兵種の特徴と、シングルミッションモードで活躍する4人のメインキャラクターたちを紹介する。
■4人の隊員と4つの兵種
シングルミッションモードのストーリーで中心となるのは、主人公のウィリアム・カービー三等軍曹をはじめとした4人のアメリカ海兵隊員たちだ。
ウィリアム・ カービー三等軍曹（William Kirby）
年齢：27歳 人種：白人 出身：カリフォルニア州ノーザン・カリフォルニア
本作の主人公。自分自身で何かを成し遂げたいという思いから、ニューヨークでの9.11テロ事件をきっかけに入隊した。強い意志と聡明さを兼ね備え、高い集中力も持ち合わせる。
ライアン・ バレット伍長（Ryan Balletto）
年齢：23歳 人種：白人 出身：テキサス州ヒューストン
野球観戦中、海兵隊の新兵採用担当者とケンカになり完敗。彼の強さに感心して、彼と同じように強くなりたいという思いから入隊した過去を持つ。体は小さいが、頑丈で気性が荒い。
ホセ ・ソート伍長（Jose Soto）
年齢：25歳 人種：ヒスパニック（キューバ系） 出身：？
海兵隊に実在した伝説のスナイパーに関する書籍に影響を受け、入隊した。忍耐力があり、模範的な行動を率先して示す。
ダニエル ・テイラー上等兵（Daniel Taylor）
年齢：20歳 人種：アフリカ系アメリカ人 出身：ユタ州ソルトレイクシティ
チームの新入り。元海兵隊員の叔父に影響を受けたのが、入隊のきっかけ。内向的な性格ではあるものの、責任感が強い。
| ライフル兵 | てき弾兵 | |
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|---|---|---|
| ▲何でも屋のような役割。一般的に知られている典型的な海兵隊員といえば、この兵種。 | ▲強じんな肉体を持つ、頼りがいのある役割。ショットガンの名手であり、接近戦を得意とする。 |
| 偵察兵 | 自動小銃兵 | |
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|---|---|---|
| ▲狙撃手の役割を備える。マークスマン・ライフルの名手で、遠距離戦に真価を発揮する。 | ▲最も大きな銃器を持ち、制圧時に力を発揮する。他がそれぞれの任務を遂行できるように援護し、制圧射撃へ加われるようにするのが仕事。 |
■ゲスト声優は元自衛官！
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| ▲福島和可菜さん | ▲松雪オラキオさん | ▲武田テキサスさん |
『OFP：RR』のゲスト声優として、元自衛官の福島和可菜さんと、お笑いコンビの弾丸ジャッキーも出演する。弾丸ジャッキーの武田テキサスさんは、陸上自衛隊のレンジャー部隊に所属していた経歴もあり、現役時代は部隊内の射撃練習で3位の実力者だったという。武田さんと相方の松雪オラキオさんが一緒にアフレコへ臨んだ際、収録についてのお話を伺うことができた。
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| ▲松雪さんも体操のインターハイで九州大会優勝者だった経歴を持ち、体力自慢の2人。体操服と迷彩服というおなじみの格好で撮影に応じてくれた。 |
――初めての声のお仕事ということで、演じてみていかがでしたか。
武田：自分の声が皆さんに受け入れられるのかどうか、役にしっくり来る声なのかどうかというのは、正直、自分ではよくわからないんですよね（笑）。
――自衛官時代を思い出すことはありましたか？
武田：うーん、自衛隊にいたころは指示を出したことがなくて、いつも指示を出される側だったので（笑）。だから指示は出してみたかったですね。
松雪：ゲームでは、かなり上官の役でしたっけ？
武田：そうですね、本部から命令を出す側です。演じていて気持ちよかったですよ（笑）。
――松雪さんはどんな役柄だったのでしょう？
松雪：僕は通信兵をやりました。本部からの指示を中継するみたいな役です。けれど僕は、自衛隊にいたわけではないので、ゼロから演じましたよ。テキサスは、自衛隊時代とかぶるセリフはなかったの？ これ言ったことある！ みたいなの。
武田：ありましたよ、ええ。
松雪：じゃあ、そういう時だけのびのびできたけれども、アメリカ海兵隊の人の役だし、アメリカンチックな時はちょっとセリフが難しいと。
武田：いや、難しいセリフとしては、「脱出」が言えなかったかな……。
松雪：自衛隊に脱出はないからね。
武田：自衛隊はもともと攻めることもないけどね（笑）。
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――「脱出」を言うのに失敗することもあったんですか？
武田：そうですね。かみまくってしまって、何度も録り直してしまいました。逆に「ブラボー！」は気持ちよかったですけどね。僕ら自衛隊って、数字で言うんですよ。本部が○○（まるまる）とか、部隊が○一（まるひと）とか。でも「ブラボー」ってかっこいいし、気持ちいい。セリフの頭に毎回つくんですけれども。
松雪：「攻撃！」とか「ミサイル発射！」みたいのはなかったの？
武田：まあ、そういう感じのもあったよ。
松雪：実際に言うと気持ちいいでしょ。5年間、自衛隊で訓練だけしていたわけだし。ゲームではじめて本番を味わった、みたいなところもありますからね。
武田：お前が言うなよ（笑）。それと余談なんですけど、昨日の夜中に先輩からカラオケに誘われたんですけれど、今日の声優の仕事があるので2時間で帰りました！
松雪：テキサスが2時間は考えられないですよ。TUBEだけで2時間いきますから（笑）。
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――なるほど（笑）。のどを温存して臨んだ今日のアフレコ、自己採点は何点？
武田：それは自分で付けるものではございません！ ゲームが完成してから、プレイしてくださった方が、「この上官の声がいい声だな」と思ってくださればと思います。
――おお、すばらしい！
武田：まあ、100点ですね。
――自信満々じゃないですか（笑）。
武田：ここで低い評価だったら、ちゃんと仕事してないということになりますから！ 僕はちゃんと仕事したつもりです。
――そういえば『OFP：RR』の開発中の映像も、ご覧になったと伺っていますが。
武田：オープニングっぽい映像を見ました。僕も自衛隊にいた時、ヘリからロープで降りて戦地に入るという訓練をしたことがあるんですね。だから映像を見たら本当にリアルだと思いました。僕が言うのもおこがましいですけど、あの映像を作った人は本当にセンスがあるなと思いましたよ。SASを題材にしたリアルな映画を見たことがあるのですが、そういう映画を見ている感じでした。
松雪：僕は最初、実写だと勘違いしましたからね。
武田：銃の点検もリアルだし、かっこいいですね。ああいう感じで僕も戦地に行けたら、という思いも少しあります。どういう気持ちで戦地に向かうのか、本当のところはわからないままなので。たぶんすごく怖いんでしょうけれど。
→ぶつかり合うゲーム談義！
続くインタビューで2人のプレイスタイルの違いがあらわに（2ページ目へ）
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※画像は開発中のもの。
