2011年4月9日(土)
仇は5人――魔都上海に再び剣鬼が舞い戻る! この物語、人呼んで『鬼哭街』!!
ニトロプラスは、PC用ソフト『鬼哭街』を5月27日に発売する。価格は4,620円(税込)。
本作は、2002年3月に発売されたPC用ソフト『The Cyber Slayer 鬼哭街』を一般対象作品としてリファインしたもの。企画・脚本を『Phantom PHANTOM OF INFERNO』『沙耶の唄』などのゲームや、TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』を手掛けた虚淵玄さんが、原画を中央東口さんがそれぞれ担当。選択肢が一切登場しない“ストーリーノベル”ながら、多くのプレイヤーから人気を博した。
5月27日に発売される新『鬼哭街』では、ドラマCD『鬼哭街 反魂剣鬼』でボイスを担当したキャストを中心に、井上和彦さん、田村ゆかりさん、速水奨さん、小杉十郎太さん、折笠愛さん、大塚芳忠さん、藤原啓治さんら豪華キャスト陣によるフルボイス化や、システム/グラフィックの一新、新規イメージソングなどが追加されている。また、初回生産分にはゲームディスクに加えて特典が封入予定。
この記事では、本作のストーリーやキャラクター、原作との変更点を紹介する。旧『鬼哭街』をプレイした人も、『魔法少女まどか☆マギカ』で虚淵さんを初めて知った人も、ぜひチェックしてほしい。
■世界観
舞台は近未来の上海。21世紀初頭におけるサイバネティクス技術の実用化により、肉体を機械化することで、いとも容易に超人的な体機能を身につけられるようになった。そのため、テクノロジーの爛熟(らんじゅく)によって退廃した犯罪都市では、凶悪無双なサイボーグたちが跋扈(ばっこ)していた。
■あらすじ
間違った未来、誰かが選択を誤った世界。犯罪結社“青雲幇(チンワンパン)”が牛耳る上海に、1人の男が舞い戻る。
彼の名は孔濤羅(コン・タオロー)。かつては幇会(パンフェ)の凶手(暗殺者)であり、生身のままにサイボーグとわたり合う“電磁発勁”の使い手である。
仲間の裏切りによって外地で死線をさまよった彼が、1年の時を経て上海に戻ってみれば、すでに裏切り者たちが幇会の権力を掌握(しょうあく)し、そればかりか濤羅の最愛の妹までもが辱められ殺されていた。
怒りに身も心も焼き尽くされた濤羅は、その手に復讐(ふくしゅう)の剣をとる。
いずれ劣らぬ凶悪無比のサイボーグ武芸者たちを、1人また1人と血祭りに上げながら、孤高の剣鬼は魔都上海の夜闇を駆け抜ける。
──我はこの一刀に賭ける修羅。
■登場人物
▲孔 濤羅(コン・タオロー) CV:井上 和彦……主人公。もとは犯罪結社“青雲幇”の殺し屋だったが、唯一の肉親である妹を幇幹部たちに惨殺され、復讐に立ち上がる。人呼んで“紫電掌(しでんしょう)”。 | ▲瑞麗(ルイリー) CV:田村 ゆかり……濤羅が連れ歩くサイバネティクス技術で生み出された愛玩人形“ガイノイド”の少女。 |
▲劉 豪軍(リュウ・ホージュン) CV:速水 奨……青雲幇副頭首。幇の権力さんだつをもくろむ男。脳以外の全身をサイボーグ化しているというが、その詳細は不明。人呼んで“鬼眼麗人(きがんれいじん)”。 | ▲樟 賈寶(ジャン・ジャボウ) CV:小杉 十郎太……青雲幇幹部。用心棒から成り上がった女衒(ぜげん)の元締め。人呼んで“金剛六臂(こんごうろっぴ)”。 |
▲朱 笑嫣(チュウ・シャオヤン) CV:折笠 愛……青雲幇幹部。サディストで知られる女サイボーグで鷹爪拳(ようそうけん)の達人。人呼んで“羅刹太后(らせつたいこう)”。 | ▲呉 榮成(ン・ウィンシン) CV:大塚 芳忠……青雲幇幹部。脳改造した凄腕のハッカー。人呼んで“網絡蠱毒(もうらくこどく)”。 |
▲斌 偉信(ビン・ワイソン) CV:藤原 啓治……青雲幇幹部。豪軍の副官で暗器を得意とする。人呼んで“百綜手(ひゃくそうしゅ)”。 |
■旧『鬼哭街』との変更点
以下で、2002年に発売された旧『鬼哭街』との変更点を紹介する。なお、新旧イベントCGもあわせて掲載するので、中央東口さん自らが手直ししたグラフィックを確認してほしい。
・一般対象へのレーティング変更
・フルボイス化
・最新システムに対応する演出の一新
・テキストの縦書き表示
・一部原画の修正
・グラフィックの大幅塗り直し
・解像度を1024×768へ拡張
・3Dモデル、背景、映像の作り直し
・新規イメージソングの追加
など
※画像左が旧『鬼哭街』で右が新『鬼哭街』
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